あなたはイタリアンをアラカルトでいただく際、パスタも注文する派ですか?それとも炭水化物を避けるため、パスタは避けてアペタイザーとメインのお肉料理を多めに注文する派ですか?それとも、別のこだわりをお持ちですか? 

 

わたしは、アペタイザーとメインのあいだに、パスタを「ちょびっと」注文する派(笑)本当は大好きな小麦製品だけど、イタリアンでたっぷりのワインとオイリーなアペタイザーに合わせて貪欲にパスタを頬張る勇気は、無い。だから、気休めに、ちょっぴりのパスタを、連れ合いとシェア。 

セレクションは、失敗しないようかなり慎重に。相手と相談しながら、その日のパスタを選ぶ。この夜お願いしたのは、ポルチーニ茸のラザニエッテ。ほうれん草とリコッタチーズのラビオリと悩んだのだけれど、その時飲んでいた軽め白ワインに合いそうなほうを選んだ。レストランでいただくお料理、普段家で調理しない食材のものを選ぶのは、主婦ならではじゃないだろうか。 

 

このラザニエッテ、素材の味を生かすため材料は極めてシンプル。硬めに茹でられた薄く平たいパスタと、大きくカットされたポルチーニ茸が、サラッとしたクリームソースであえてある。その上に、香り良い黒胡椒とゴーダチーズ、そしてイタリアンパセリがぱらり。盛りつけられたお皿も、どこか朴訥とした白いお皿で、それがまたこの料理の素朴さを引き立てている。 

 

大判のパスタを、そっと剥がして上に茸をのせ、ナイフで切って頂きます。口の中に広がる味わいは、どこか懐かしさを感じさせる優しいお味。色々な食材が混ざったパスタも楽しいけれど、シンプルなものはやはり落ち着く。うっかりパスタを食べ過ぎて、お腹いっぱいになってしまう心配もなさそうだ。おつまみ的なアペタイザーから、ずっしりとしたお肉のメイン料理への丁度良い橋渡しになっている感じ。 

 

ボトル、もう一本お願いしようか、と言い合った時、ソムリエと目が合った。

ほろ酔いになってきた身体が、美味しいお料理と一緒に今宵も夜に溶けていく。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

End.