あなたはウナギ釣りに興味がありますか?


ウナギが釣れる場所やエサがある程度正確に知れたら自信を持って釣りに行けますよね


私は一回にできるだけたくさんのウナギが釣りたい

🙀ツリタイノゥ


【永久保存版】と書いたのは未来的に私がウナギ釣りに今回みたいに行き詰まったら見返してウナギが釣れるようになる為の備忘録的な意味合いが強いです

もちろんみなさんのお役に立てれば何より

😺ナニヨリ

※今回の記事はいろんなところから情報を集めていますのでクレーム等きたら記事自体削除の可能性があります 🙀コワイネ


今年はウナギに振られてばかり

私のウナギ釣りは知識が古いか大事な事を見落としているか視野が狭くなっているのかも知れません


ウナギの生態を専門に研究している方や川漁師、釣りの本などの情報から


生態について

ポイント選定について

エサについて

加えて私見も書きまくっていきます


たぶん長い記事になりますがこんな時代、いつ死ぬかもわからないのでウナギ釣りの同好の志へ親愛の気持ちを込めて     

🐱カンショウテキカイ



  生態について


まずはこちらをご覧下さい


ウナギの幼魚溜まりやウナギの垂直壁登りの動画あり

沿岸に流れ着いたシラスウナギは、上流まで川をさかのぼります。川の岩陰で約10年生き、おとなのウナギに成長します。成熟期を迎えたウナギは、川を下り海に出ます。目指すのは2000km先の産卵場所。ウナギは海流の力を借り、太平洋を回遊しながら一生を過ごすのです。この幼魚たちは、小魚、カニなどを食べて成長します。生まれ故郷までたどり着けるウナギは、わずかです
(以上NHK for school様より)
※こちらの説は従来通り
(記事元不明)

 こちらは新しい知見があります


さらに、最近やっと明らかになった産卵場付近で調査船に採集された貴重な13尾の親ウナギの耳石を調べると、海ウナギが6尾、汽水ウナギが5尾、川ウナギが2尾であったという。ここでも川ウナギは2割以下しかいないのだ。まだわずかなサンプルでしかないが、この結果から判断すると、ニホンウナギの資源を支えているのは川ウナギではなく、海で一生を送る海ウナギではないかということになる。
波濤万里うなぎは持たぬ航海図(正比古)
(葛西臨海水族園園長 西 源二郎)
(以上NIKKEY STYLE様より)

【私見】
>海ウナギが40%、汽水ウナギが43%、川ウナギが17%だった。
つまり80%以上のウナギは海か河口付近にいることになります

「海から遡ってきた小さなウナギが河口で体力を蓄えて川を遡り、成熟すると秋の台風の大雨と共に川を一気に下り、河口で体調を整えてから海に出る」
というのはもう古い知識で80%のウナギは川に上りさえしない 

ラクニエサガクエレバガンバラナイヨ  
 =  ゜  、)))))(((()))))(((())))))彡

ちょっと待ってください
上記は海で捕獲したウナギのデータであることに注意すべきです

もしかしたら川から一生下らないウナギもいるし河口にずっといるウナギの可能性、山上の湖や沼にいるウナギは海に下りようもありません

ちなみに産卵しないウナギは軽く10年以上生きるというし栄養状態で成長速度や太り具合が極端に変わります

YouTube等を見ると川の上流域での釣果もかなりのものです

ただ、ある程度水温がないと日本ウナギは食欲が出ないようですね(ヨーロッパウナギは低水温でも元気らしい)

冬でも塚を作って中に筒を入れておけばウナギは捕れるようです

湖に関して言えば富士五湖等では毎年ウナギの放流をしているそうです(遊漁券が必要な湖もあるので注意)

河口湖、西湖、山中湖ではウナギの放流をしているようですが本栖湖でも大型ウナギが撮影されています
河川での釣りも良いですが目先を変えて湖や沼の流れ込みや巣穴近くでキャンプがてらウナギ釣りというのもありだし
例えば河口湖などは川がいくつも流入しているので放流され成長したウナギが遡った川を辿れば自分だけのポイントが見つかるかも知れません
もし湖や沼に流れ込む川で釣れたら教えて下さい

河口湖にある時期にのみ放水する西湖からの水路があります
放水時に付近に仕掛けを投入すれば効率的にエサの匂いを流せるかも知れません


富士五湖では本栖湖-精進湖-西湖は地下でつながっているらしいので漁業権のない湖で一人ウナギを捕りまくるのが可能かも
余談ですが西湖ではウナギ稚魚放流に混じって放流された低水温に強いヨーロッパウナギが希少なクニマスの卵を食べるので敵視されているそうです
(ヨーロッパ)ウナギ釣りが西湖で推奨されている!?
→ウナギはイクラでも寄せられる?

  ポイント選定について

「仁淀川漁師秘伝」という本があります

高知県 仁淀川で誰よりも漁獲高を誇った川漁師さんのかたり話です


この方と同じ視点でウナギの住み家を探せるようになりたい

【ウナギの住み家】
まず大きな石の下、石組みの護岸、テトラ、沈んだ木、木の葉が積もっているところ

【ウナギのエサ場】
ウナギ筒を仕掛けるのはエサが流れて溜まる場所
水の巻き具合→深くなって壁に当たってよれているような所が絶好の場所

岸の際も見逃せない
大水の時は次の日になったら干上がるような浅場にも出てきてどんどんエサを漁る(水をかぶる畑や田んぼも)
(仁淀川漁師秘伝より)

止水域はどんなにいい隠れ家があっても入らない
(低酸素に弱く、流れのない場所を嫌う)
匂いさえ効率よく流れれば、意外な場所でもウナギは入る
(仁淀川漁師秘伝より)
(なるほど私は大河川のほぼ止水域ばかりで釣っていました、どおりで釣れなかった訳です)
(仁淀川漁師秘伝より)
仁淀川では5月末から河口で捕れ、梅雨明けには上流域で捕れるようになり11月位までウナギ漁をするようです
時期ごとにウナギが捕れるポイントが変わるという従来の説通りの漁の仕方ですので経験と知識が必要に思います

 全てのウナギ釣り師にオススメ(文庫版もあるよ)

その辺の木の枝などをモグラみたいに動かしてミミズを取る方法やミミズファームの作り方も載っています


エサ・・・ドバミミズ、小アユ、ゴカイ、魚腸(!)
【ポイント・習性】河川、湖沼、池。護岸の穴、捨て石、砂泥底の障害物まわり。昼は穴に入り、夜にエサをあさる。貪食で生きエサはもちろん死魚も食べる
(アイデアで釣れ「広済堂出版」1971年より)
なんと20年ほど前に神保町の古本屋で買ったこの本、ネットで検索できませんでした
今から50年ほど前にすでにウナギの釣り方が確立されていた、という事実にびっくり


ここからはネットや雑誌等で公開されている都内の代表的なウナギポイントを紹介します

Googleマップや書籍等で確認頂き、似ているポイントを見つけられたらマイポイントを発見できるかも


このポイントは夏に釣果が集中しています

●荒川戸田橋  周辺

●荒川江北橋  周辺

●江戸川金町  周辺

●中川平井大橋  周辺

季節に応じて下流や上流へとポイントが変わるはず


 詳細はやっぱりプロの記事が参考になります

というかこの本自体が教科書になりえます


他県のバージョンもありますのでよかったら探してみてはいかがでしょうか




つり人 2020年9月号

関東圏でウナギ釣りをする人には大変役立つ情報満載の号でした

場所の詳細や釣り方が具体的過ぎて、全く同じようにしたら釣れる確信みたいなものまで芽生えます

釣り方も投げ釣りだけでない実践的な方法がいくつも載っています


去年の今時期に発売されたのを買って忘れていましたが

釣れるポイントでも釣れる釣り方をしないと全然釣れない、という事実をわからせてくれました

●狩野川

●江戸川・中川

●荒川

●多摩川

●相模川

等のポイント詳細や釣り方等が分かりやすく載っているのでこの号は特にオススメします


【私の聞いた話】
・ウェーダーで立ちこみ夜にシーバス狙いをしていた人が足元でメートル級ウナギを見た(相模川河口:夏)
・河口近くの堤防(堤防まで何本も突き出た杭の上を移動する)の杭のすき間に巨大なウナギがいた(相模川河口:夏)


【前編の更新履歴】



後半へ続く 



スズメ団 稲城本部 スズメのmy Pick