宅建試験(2020年12月27日)の合格発表 / 私の平成23年度宅建本試験の感想
___________________________
2021年2月17日に、
昨年2回目の宅建試験(2020年12月27日)の合格発表がありました。
↓不動産適正取引推進機構
1回目(2020年10月18日)と比べると、合格率が低かったようです。
ひねくれたとらえ方をすれば(勝手な想像ですが)、
1回目の合格率がやや高くなってしまったから、その帳尻合わせでしょうか?
ちなみに、1回目(10月18日)も2回目(12月27日)も、
合格率は、女性のほうが高かったようです。
まあ、いずれにせよ、合格された方は、おめでとうございます。
以下は、ついでですが、私の宅建本試験の感想(平成23年)です。
私が宅建本試験を受験したのは、その1回だけです。
当時は、「宅地建物取引主任者」という言い方でしたが。
講座(ユーキャン)の受講期間は、平成24年秋まであったので、
平成23年の受験は、やや迷っていました。
しかし、講座の教材に含まれていた過去問直近3年分(平成20~22)に、
模試のつもりで挑戦したところ、
いずれも40点以上とれたので、受験することに決めました。
したがって、受験の申込みは、
時期的には、かなりギリギリのタイミングになりました。
また、試験案内の配布場所を勘違いしそうになったり、
チラシの間にはさまっていた受付票(受験票とは別物)を捨てそうになったり、
悪いクセが発動しましたが、なんとか、無事に試験当日を迎えました。
なお、他に挑戦した模試は、
講座の添削課題(全8回)に含まれていた模試(2回)のみです。
2回とも、直前期に挑戦して、45点でした。
それら以外の(任意に受けられる有料の)模試もありましたが、
けっこう高かったので、申し込みませんでした。
試験会場は、行政書士試験と同じ大学(建物や教室は異なりました)でした。
上記のとおり、迷っていて、かなりギリギリで受験を申し込んだせいか、
キャンパスの敷地の端っこのほうの建物の3階の教室でした。
私の席の、前の席と左の席は、空席でした。 お二人とも欠席だったようです。
まず、私がマークシートを見たときの第一印象は、
「マーク、でかいな」でした。
講座の添削課題や行政書士試験のマークシートのマークは、米粒ほどでしたが、
宅建本試験のマークシートのマークは、アズキほどあったのです。
ちなみに、私の単なる気のせいかもしれませんが、マークシートのうち、
ピンクになっている列(段)は、そうでない列(段)に比べて、
マークを塗りつぶすのに、やや時間がかかるような気がしました。
まあ、気にするほどのことではありませんが。
試験が開始して、私は最後(問50)のほうから解き始めたのですが、
問46(機構)が難問で、悪いクセが出て、数分考え込んでしまいました。
すると、いきなり、机の右側から、ハエトリグモが現れたのです。
そして、そのまま問題冊子の上を横断し、左へ歩いていきました。
そのおかげで、なんとなく気分がリセットされたので、
気を取り直して、最初の問1から解き始めました。
私は、ほとんどの虫は平気です。
ハエトリグモは、高校のころ、何匹も飼っていました。
それゆえ、悪影響はありませんでした(むしろ助かりました)が、
虫が苦手な人だったら、逆に、集中できなくなったかもしれません。
もし、左の席の方が、欠席せず受験していたら、どうなったのか・・・?
ある程度のハプニングは、想定しておいたほうがよいのかもしれません。
ハエトリグモについては、他にもエピソードがありますが、
それは、長くなるうえ、試験とは直接には無関係なので、別の機会にします。
それはさておき、問題のレベルは、
過去3年間(平成20~22)の本試験や、講座の2回の模試と、
だいたい同じくらいだったと思います。
つまり、「45点くらい取れてるだろう」という手ごたえはありました。
実際、講座の採点サービスを利用すると、47点でした。
しかし、問46でのタイムロスが響いて、見直す時間がなかったので、
マークミスの不安は、合格証書が届くまで、消えませんでした。
(当時は、ネット環境ではありませんでした。)
行政書士試験とは異なり、点数や内訳は通知されませんでしたが、
仮に、講座の採点サービスのとおり、47点だったとすると、
不正解だった3問は、
問15(国土利用計画法)・問24(固定資産税)・問46(機構) です。
結局、問46は、考え込み損(ムダ)だったわけです。
あのまま考え込んでドツボにはまっていたら、違う結果だったかもしれません。
ちなみに、問15は、悪いクセ(ポカ)が出て、贈与をうっかりしました。
1回目の受験で47点(推定)で合格できた決め手は、
とくに「これが決め手です!」と、明快に断言できるものはありません。
そもそも私は、後付けの結果論や抽象的な精神論を、好きになれません。
(それらは、もう、聞きたくもありません。)
まあ、総合的・俯瞰的にいえば、
行政書士試験の学習が予習になった(権利関係の民法が楽になった)ことと、
講座の教材が良かった(市販の教材を買い足すまでもなかった)ことが、
勝因だと思います。
______________________________