2021年1月の大学入学共通テスト 地理B 第2問 問4(解答番号11) の感想
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乳製品の工場の立地についての問題です。
要するに、「乳製品の工場は、原料産地と市場、どっちの近くが得か?」
という話です。
輸送費の比較
サ: 原料>製品 原料のほうがかかる
シ: 原料≒製品 同じくらい
ス: 原料<製品 製品のほうがかかる
工場の所在地
J: 北海道・東北・関東にまんべんなく
K: 北海道(原料産地)に多い
L: 関東(市場)に多い
サ
製品化してから輸送するほうが得
つまり、工場は原料産地のほうがいい
したがって、北海道に多い(K)はず
シ
原料産地(北海道)~市場(関東)の間なら、
どこに工場があってもいい
したがって、まんべんなくある(J)はず
ス
原料のまま輸送するほうが得
つまり、工場は市場のほうがいい
したがって、関東に多い(L)はず
以上より、総合的・俯瞰的に、
肢3(サK、シJ、スL)が正しいと判断しました。
結果は、肢3が正しく、正解できました。
ところで、
サ・シ・スは、飲用牛乳・バター・アイスクリームのいずれかです。
では、どれがどれかというと、
ス(原料<製品)は、おそらく、アイスクリームでしょう。
冷却費用が(他の2つより多く)かかるということだと思います。
しかし、サとシは、どっちが飲用牛乳で、どっちがバターなのか、微妙です。
私の勝手な感覚では、飲用牛乳もバターも、
製品のほうが輸送しやすいような気がしますが・・・?
新聞には解説は掲載されていないので、わかりません。
まあ、あえて深入りはしないことにします。
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