第0の型「複合その他」のQ&A(過去の記事をリニューアル) | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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40字程度の記述式問題(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足・クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正・正誤判別・説明作成・設問逆行)や、
文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

第0の型「複合その他」のQ&A

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Q1:第0の型「複合その他」とは、要するに?
基本の九つの型(第1~第9の型)のうちのいずれにも該当しないか、
または複数に該当するものです。
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Q2:誕生の経緯は?
「九つの型」だけでも不十分ではなかったのですが、
9種類のうちのどの型なのか判断が微妙なケースもないわけではないので、
分類困難なケースに備えて、一応「複合その他」という型を用意しました。
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Q3:なぜ、事実上「幻の型」になった?
該当する問題がほとんどない以上、存在する意味もほとんどないからです。
あったとしても、たいてい、強引に九つの型のいずれかとみなしています。
したがって、執行罰と同様に、「原則として廃止」になりました。
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Q4:契約や抗告訴訟でいえば?
非典型契約や無名抗告訴訟のようなものです。
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Q5:なぜ、「第10の型」ではなく「第0の型」なの?
Q3のとおり、ないも同然だからです。
そもそも「複合その他」ですから、厳密には「型」ですらありませんし。
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Q6:たとえば、どんなケースが、この型に該当しうるか?
第7の型「正誤判別」で作ろうとしたものの、
解説(理由)が長くなって、解答例が45字を超えてしまうことがあります。
そういうときは、第3の型「空欄補足」に転向します。
具体的には、
◯×例題自体はそのまま(正誤判別での問題文と同じ問題文のままでOK)で、

生徒S:×誤ですね(◇◇法△△条▽項)。
先生T:なぜなら、< 40字程度で >からね。

というふうに、生徒Sと先生Tの会話を追加して、
先生Tの(理由や解説の)セリフを、空欄にします。
これで、正誤判別が空欄補足に変わります。
解答(正誤)は生徒Sが述べており、空欄には解説(理由)のみが入るので、
そのぶん記述すべき文字数を減らせるわけです。
(セコい手ですし、型の分類では「空欄補足」とみなしていますが。)
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Q7:正誤判別と空欄補足の合体は?
第7の型「正誤判別」の前身は、「複合問題」といい、
「◯×例題について、解説(理由)のみを記述する」という形式でした。
つまり、正誤判別と空欄補足の合体は、
ある意味では、原点回帰といえるかもしれません。
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Q8:他の複合パターンは、たとえば?
第1の型「会話特定」と第3の型「空欄補足」は複合の余地がありそうです。
つまり、会話特定のキャラクターのセリフの一部を、空欄にするわけです。
第5の型「語群作文」と第8の型「説明作成」も複合の余地がありそうです。
説明作成に、「次の語句を使用してください」というふうな条件をつければ、
説明作成と語群作文の複合といえるかもしれません。
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Q9:ボツの決め手は?
意図したわけではありませんが、第8の型「説明作成」が、
事実上、必然的に、「その他」を兼ねてくれることになったので、
「複合その他」の存在意義は、ほとんどなくなりました。
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Q10:複合その他の運命は、要するに?
「日の目を見ることなく、幻のまま無意味に散って、闇に葬り去られる」
というのが、「複合その他」が背負わされた運命だったのでしょう。
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Q11:なぜそんなむなしい運命に?
そもそも幻であり、強みもない以上、しかたないです。
しょせん、強みのない弱者がたどる道なんて、そんなものでしょう。
第4の型「クロスワード穴埋め」は、強みがあったからこそ、
他の型と差別化でき、いったんボツにされながらも、
自力で復活して、一本立ちできたわけです。
「複合その他」には、その強みがなかった、というだけの話です。
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