令和元年度 宅建試験 問19・20(法令上の制限) の感想
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問19(宅地造成等規制法 / ◯正はどれか?)
肢1
工事着手の「14日前までに知事に届出」は、擁壁除却工事の話だったはず。
それに、そもそも、宅地造成工事規制区域外だから、規制対象外だろう。
肢2
この場合、再度許可が必要なはず。
(この知識は、テキストではなく、問題作成の際の確認作業で覚えたようです。)
肢3
工事開始後に指定された(工事のほうが指定よりも先)のケース。
指定から「21日以内に知事に届出」だったはず。
逆にいえば、許可は不要だから、これが◯正かな・・・
肢4
もしかしてだけど、これって、宅地造成工事規制区域の説明なんじゃないの?
造成宅地防災区域は、文字どおり、「造成宅地」が対象のはず。
つまり、すでに宅地になっているはず。
少なくとも、これから「なろうとする」というのは、不自然。
やはり、肢3が正解(◯正)でした。
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問20(土地区画整理法 / ×誤はどれか?)
肢1と肢2と肢4は、テキストで読んだと思う。 たぶん◯正だろう。
肢3(換地計画を縦覧)だけ、テキストに載っていなかった。
「2週間」という数字もあやしいし、きっと、これ(肢3)が×誤で正解だ。
・・・と思ったのですが、肢1が正解(×誤)でした。
肢1を、×誤だと見破れませんでした。
肢1の内容(登記の制限)をテキストで読んだので、◯正だと思ってしまったのです。
肢1は、どうやら、「換地処分の公告」とのヒッカケのようです。
あやふやな知識だと、肢1のような巧妙な肢には、
「違うだろー!」と、ツッコむことができません。
「生半可な知識があると、かえって術中にはまってしまうこともある」という、
悪い見本でした。
なお、肢2(換地計画の認可)の類題(語群作文)を、近日投稿予定です。
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