建物賃貸借(解除・終了・転借人への対抗)正誤判別2問・空欄補足3問  主に平21・23教材で作成 | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

 期間の定めのない建物賃貸借  空欄補足2問   平成20・23教材で作成
 
生徒S:期間の定めのない建物の賃貸借は、いつでも解約申入れができるんですよね。
先生T:ただし、賃貸人から申し入れる場合は、正当事由が必要よ(借地借家法28条)。
生徒S:解約を申し入れてから、どれくらいで、契約が終了しますか?
先生T:<ア 40字程度で>するわよ(民法617条・借地借家法27条)。
生徒S:もし、賃借人が、契約終了後もそのまま居座ってたら、どうなりますか?
先生T:それに対して賃貸人が遅滞なく異議を述べなかったときは、
     <イ 40字程度で>わよ(借地借家法26条・27条)。
 
 ア ヒント
賃●人から申し入れた場合は●●●後、賃●人から申し入れた場合は●●●後に終了
 ア 解答例  38
人から申し入れた場合はカ月後、賃人から申し入れた場合はカ月後に終了
 
  ヒント
●●の●●と●●の●●(●●の●●は●●)で●●を●●したものと●●される
 イ 解答例  37
従前の契約と同一の条件(期間の定めはなし)で契約を更新したものとみなされる
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 賃貸借の解除と転借人(対抗できるか)正誤判別2問  平8~26教材で作成
   
「Aが自己所有の甲建物を B に賃貸し、BはAの承諾を得てC に転貸」
という事例で (平成8・20・21・23・26教材で作成)
 参考判例
昭36.12.21 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=52977
昭37.3.29 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=56231
昭62.3.24 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=70470
平9.2.25 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=52544
 類題:平成18行 問33 ・ 平成24行 問33 ・ 平成16宅 問13
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 <◯×例題1>
AB間の賃貸借が AとBの合意により解除された場合、
Aは C に解除を対抗でき、C は直ちに甲建物を明け渡さなければならない。

 

 ヒント 
賃●人と賃●人が●●●を●●●●しても、これを●●人に●●できず、妥当で●●。
●●不信な行為があるなどの●●の●●がない限り、●に●●しを●●でき[   ]。
●と●が●●になればすぐ●●●追い出せるのでは●●●であり、●が●●され、●。

 

 解答例  39字
賃貸人と賃借人が賃貸借を合意解除しても、これを転借人に対抗できず、妥当でない。
C に不信な行為があるなどの特段の事情がない限り、C に明渡しを請求できず、誤り。
AとB がグルになればすぐに C を追い出せるのでは不公正であり、C が保護され、×。

 

 備考
令和2年ごろ、民法613条3項 として明文化されそうです。

 

 覚え方
豪快!(合意解除)  手にタコが(転借人に対抗)できない
51階建てでも号外の凧でも(合解)天には届かない(転借人に対抗できない)
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 <◯×例題2>
AB間の賃貸借が Bの債務不履行(賃料不払い)により解除された場合、
Aは、あらかじめ C に催告や通知をしなくても、C に対し解除を対抗できる。

 

 ヒント 
Aは C に対し●●●●いの●●を●●る必要●●●(●への●●で足りる)、妥当で●●。
●●不●●の●●者●が保護され、●は、●●●●法34条の●●を受けられず、[   ]。
Aが●●の●●を●●した時に、●●人Bの義務の●●●●により、転貸借が●●し、●。

 

 解答例  41字
Aは C に対し賃料支払いの機会を与える必要はなく(Bへの催告で足りる)、妥当である。
債務不履行の被害者Aが保護され、C は、借地借家法34条の保護を受けられず、正しい。
Aが建物の返還を請求した時に、転貸人Bの義務の履行不能により、転貸借が終了し、◯。

 

 備考
借地借家法34条の保護は、期間満了や解約申入れでの終了が対象(建物)。
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 期間満了と転借人  空欄補足1問   平成21・23教材で作成

 

生徒S:「Aが自己所有の甲建物をBに賃貸し、B はAの承諾を得てC に転貸」という場合で、     

     AB間の賃貸借が期間満了によって終了したときは、
     賃貸人Aは、賃貸借の終了を転借人C に対抗できますか?
先生T:当然には対抗できないわね。 <40字程度で>よ(借地借家法34条)。

 

 ヒント
●●●●に対して●●●の●●をしなければ●●できず、●●●の●●はその●●●後

 

 解答例   39字
転借人C に対してその旨の通知をしなければ対抗できず、転貸借の終了はその6カ月後
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