カウンセラーは一切否定をせずに私の話をきいてくれた。
（ズームor電話対応でした）
ただ、今思えば夫婦仲対立を煽るような言い方をしていた気がする。
その男性カウンセラーは、
私の話すこと全てを肯定したし、
私が怒って話せば、
私の倍のテンションで怒り出した。
「るみるみさんは間違ってないよ！！」
「全部旦那さんが悪いよ！！」
「夫婦って普通はそうじゃないよ！」
やっぱり夫は間違ってるんだ！
やっぱり私が正しいんだ！
やっぱり夫は普通じゃないんだ！
あっちが100%悪いんだ！！！
私はそのカウンセラーと話をするたびに
夫への憎悪が増していった。
自分の自我が、ビヨ～ンって一直線に変な方向に向っていってる気がしたけど…
（さすがの私も、何もかも100%自分が正しいとは思えないので）
ただ、ものすごい強い味方を得たような気がした。
（今思えば、かりそめの味方です）
自分の援護射撃が居ると強くなるのだろう。
私は夫にかなり強気な態度を取る。
浮気されたんだから当たり前なんだけど。
普通なら離婚後の仕事や生活、色々考えなきゃならないのに
何も考えず、でもかりそめの味方がいるから強気でいれた。
（本当の味方なら、必ず起こってくる離婚後の仕事や生活の話もすると思う）
こういうのって不倫の図式に似てるのかなと、
ふと思った。
依存させ、操る？
そのカウンセラー、私を煽りながら
今後はタダ同然の金額でいいですよ！いつでも連絡ください！
などと言い出し
（理由は俺もカウンセリングの練習をしたいから…とのこと。）
昼夜問わずいつでも電話していいと言う。
心がもう折れていた私はその言葉に甘えて
電話をかけた。
話すことは夫や仕事の不満、愚痴、悩みなど。
相手はあまり自分の話はしたがらなかったけど
向こうの事も多少なりとも少しは聞いたりして、
いろんな事を話した。
私が話すこと、全てに100%賛同されスッキリする私。
でも少したつと、またモヤモヤして電話するようになる。
依存。
依存ってこうやって始まっていくのかもしれない。
そのカウンセラーは
そのうちに、本性をあらわしはじめた。
なんだかオトコを出してくるというか…。
私が話した事に関して
「俺ならそんな事しませんよ！」とかね。
「俺ならこうしますよ！」とかね。
あなたの事は聞いてないんだけどなぁーなんて思ったり。
なんでそういう俺アピールみたいな事を言うんだろう…
私の頭の中にハテナが浮かんでくる。
そのカウンセラーは私よりずいぶん年上で、
独身だと言っていた。
正直モテなさそう…
本職は不明ですが、生活も豊かではなさそうだった…。
「うちは誰もいないから来なよ！（笑）」
「うちに来な！食うものくらいは有るから（笑）」
冗談ぽく笑いながら何度も言われた。
…いやいや…。大丈夫です。
という本音はあれど、
気を使い笑ったふりをして受け流す私。
これってカウンセラーなのだろうか…？ほんとに？
（その後、あまりにしつこ過ぎるので
「食うものくらいは、この家にもありますから大丈夫です！」と伝えた
）
そのカウンセラーは私のタイプではない。
見た目も年齢も、何もかも。
それでも実は
一瞬、
「そっちに行ったほうが気がラクかもしれないなぁ」
「そっちに行ったほうが楽しいのかなぁ」
と思ってしまった気持ちはあったのだ。
しかし、踏みとどまったのは
その人の時々に、ある種の気持ち悪さというか、
下心を感じたからだった。
その日は当時の仕事の悩みを話していた。
「ところで、旦那さんのほうはどう？」
と問われ
「今日は特に何もないです」と言ったら
「そうですか〜…
」
と、まるで残念…、みたいなテンションになったこと。
え、夫の文句言わなきゃダメなん…？
「女性ってみんな浮気してますよ」
「俺のフォロワーの〇〇さんも、〇〇さんも
既婚女性ですけど皆浮気してますよ」
「るみるみさんって本当に真面目ですよねー。
何でそんなに真面目なんですか？」
と言われたこととか…。
するか！ボケ！
「ほんとに離婚、しようかな、どうしよう」
そう漏らしたときには
明らかに喜びを隠せない声で
「俺、離婚しろだなんて一度も言ってないでしょ！」
「俺はるみるみさんの話をただ、聞いてただけだから。」
「るみるみさんが自分で結論を導いたんだよ！」
確かに、その人から「離婚しろ」と言われたことは一度もない。
ただ、散々煽っといてよくいうよ…。
なんかこの人、カウンセラーというミノをかぶって
実は弱ってる女性を食い物にする男なんじゃないかと。
実際、話を聞いていると
今のところ引っかかった女性はいないみたいだけど
そういう女性を狙いにいってるのもわかってきて。
だから引いたし
目がバッチリ覚めて連絡は絶った。
女性のみなさま、
心の弱ってるときには
そういう男もいるから
どうぞ、お気をつけください。
という、注意喚起でした。
チャンチャン♪
ということではなく…
いや、それもあるのですけど
私が思ったのが
依存させる手口というか、
そういうのが不倫の手口に似てるんじゃないかということ。
思いの外、長くなってしまった。
すみません。
続きます。