こんにちは。
ナリ心理学認定講師 三上みひろです
ちょっと前のことですが
「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」
を観るために、聖地・尼崎まで行ってきた。
兵庫県尼崎市にあるMOVIX あまがさき(⇦映画館)!
どこもかしこも忍たま乱太郎!!
忍たま乱太郎専用のスクリーン。
すごい…!!!!
とにかく尼崎は忍たま熱がすごい…!!!
バス停にも忍たま。
わたくし、三上、消費に消費を積み重ねる“消費豚”、もしくは“無産オタク”と呼ばれるタイプのオタク。
消費から消費へ。
消費をひたすら続けるタイプのオタ。
そんな生粋のエリート消費豚な私ですが、意外にも
「グッズ買いすぎてしまう…」
といった悩みを持ったことはない。
グッズはそれなりに買っているけども、悩んだことがない。
ネットを検索すれば
「グッズ 買いすぎ やめたい」
「グッズ 買わない方法」
なんていう悩み、
そして、それに答えるネット記事が散見されるけれど、私自身は悩んだことがない。

と思われるかもだが、それなりに購入しているんだってば!笑
さらに意外や意外、この手の悩みは10代、20代の若者だけではなく、
30〜60代、本人だけでなくパートナーや子供が悩み相談している例もある。
それくらいにメジャーな悩み。
私自身が悩んでいないのは、
美術館の館長になったつもりで、
自分のお気に入りの作品だけを集める
と決めているから。
「後悔しそうだから買っておこう」という基準でコレクションしたくない
それだけ。
が、この私のはなし、
「グッズ 買いすぎ やめたい」
「グッズ 買わない方法」
で解決策を探している人に伝えても、90%効果ない。
一瞬、『あ、それいいかも!』と思って採用してくれたとしても、新しいグッズ発表があれば即買ちゃうと思う。
同じように…
・使う金額を決めましょう
・本当に欲しいと思ったものだけを買いましょう
・場所を決めて、そこに入らないものは買うのをやめましょう
・同じ絵柄のものは買わないようにしましょう
・新規ビジュアルのみ買いましょう
・SNSを見ないようにしましょう
・新商品の情報を見ないようにしましょう
・消費ばかりではなく生産してみましょう
・つくる側になれば消費減りますよ
といったアドバイスも同じ。
っていうか、こんなアドバイスでやめられるなら悩んでないと思う。
どう?無理じゃない?
だって「予算を決める」を知らない人なんていないでしょ。笑
上記の正論パンチ、なぜどれも解決に至らないかというと、
どれも「何をするか」の話ばかりなのよ。
それを“してしまう背景“を無視して、“すること”の話ばかりなの。
原因を知らずに立てる対策など、まったく効果ないのに。
原因はなんなのかを無視して、対策の話ばかりする。
原因がわからなければ(本人が自覚していなければ)、アドバイスなど無意味。
なので、現時点でわたしからのアドバイスはありません。
まずは、自分の行動の理由を自覚してもらわないと意味がないから。
結局、『ノートしよう!』という話になってしまう。
・自分の行動から感情を。
・感情から思考を。
・思考から前提を。
それらを深堀して、
「自分がなぜそれをしてしまうのかをまずは知ろうよ!』
と。
知るためにノートしようよ!
と。
で、さすがにプロな私ですから、このあとの展開もわかってます。

“あとで後悔したくないから。買う後悔よりも買わない後悔!”
って出てきちゃって、
このあとどうしたらいいですか?」
ってやつ。
わかるわかるわかる。
二重の意味でわかるよ。
最近は特に、冷静に買い物できる状況ではないのはオタク当事者の私も知ってますよ。

↑これができない状況なのよね。
・期間限定の商品ばかり
・商品展開クソ早い
・そもそも事前予約しないと手に入らない
・実物を見て、じっくり考えてから買おうは無理
・転売ヤーが瞬殺するから、即決しないと手に入らない
・ランダム商品が爆増で、大量購入が前提になっている
・人気メンバーやキャラクターだと2次流通しないことさえある
・もし2次流通があったとしても、販売価格よりも数倍高い
(最近見つけたものだと、2000円程度のアクスタが7万円超える価格になっていた)
・イベントに参加するためにはそもそもグッズ購入が前提
・グッズ購入した人のみが抽選で参加できる
・倍率がすごいから買うしかない
冷静でいる時間をガンガンに奪われる仕組みになってるんだよね。笑
もうさ、非ダイヤモンドさんはひとたまりもないよ。
で!!!!
あとあと自分を責めるのが怖い
↓
買ってしまえば「買っちゃったし、後悔しても仕方ない」と割り切りやすい
↓
買わないよりも買う後悔(伝家の宝刀)
↓
買ってしまえば、「どうやって支払うか」に悩みをシフトできる
↓
支払うことができれば、「大丈夫だったんだから考えなくてもいい」ってできる
だから、「モヤモヤは残るけど、とりあえず買う」を選び続けちゃう。
いや、モヤモヤしているということは「後悔している」んだから無視すんなー!!!
とはいえ、買わなければ買わないでモヤモヤする。
どっちみちモヤモヤする。
それだったら、モヤモヤが一瞬解決する気がする「とりあえず買う」を選んじゃう。
買ってしまえば「買ってしまったんだから、これ以上考えても仕方ない!以上!」で終わらせられるし、
無理やり納得させることもできるから買わないよりも買う後悔を選んじゃう。
なわけですよね。
ですよね?
話戻すと…

“あとで後悔したくないから。買う後悔よりも買わない後悔!”
って出てきちゃって、このあとどうしたらいいですか?」
はい、その場合はこう続けます

「買わない」を選んだと仮定して…
・買うという行為をしない自分
・それを持っていない自分
↑ここを深堀する。
その時の自分をみる。
どんなザワザワがあるかをみる。
どんな不安があるかをみる。
そうすると…
「買う」という行為で
・優越感
・所属感
を感じていたり、
「所有する」という状態に
・優越感
・所属感
を感じていたりする自分に気がつくはず。
もっとわかりやすくいえば、
・他の人が持っていないものを持っていたい
・名物ファンになりたい
・認知されたい
・他のファンに負けたくない
・オタク仲間と繋がっていたい
・同じ熱量じゃないと仲間から外される
・飽きている自分を認めるのが怖い
・購買=応援、誰かを支えている自分でいたい
みたいな理由(本人は自覚していなかったとしても)がある。
さらに!
ここで終わりじゃない!
「なぜ、“購入すること”や“所有すること”で得られる結果が必要なのか」
をみる。
するとするとすると…!
「だって私はクソだから」
「だってクソな私のことなんて、誰も愛してくれないから」
「だって誰もクソな私に興味なんてないから」
「だってクソな私の話なんて誰も聞いてくれないから」
「買う」ことや「所有する」ことで、自分の不足さが埋まる気がする。
だから買うのをやめられない!
…やめたら何もなくなってしまうもの

っていうのが出てくる。
言葉は違うかもしれないけど、似たようなものが出てくる。
こういった自分の存在を否定する前提が必ず隠されている。
その前提が辛くて辛くて辛くてしんどいから、なんとか誤魔化そうとしちゃう。
誤魔化そうとしちゃうから、買うだとか、所有することだとかで埋めようとしちゃう。
その前提が死ぬほど辛くて、逃げたくて、穴を埋めようとしているんだから、「欲しいものだけ買いましょう」で解決されるわけない。
だって、「私はクソ」という前提が死ぬほど辛いから。
死ぬほど辛いから埋めようとしてしまうのは普通。
で、大事なのはここからで。
「だって私はクソだから」
↑これが勘違い。
そもそもここが間違えている。
でも、「間違えてますよ!」といっても信じられるわけない。
本人は本気で信じている。
だから、買うのやめられないんだから。
存在の前提を自覚して、「そもそもの前提が間違いだった」と気がつかない限り、“埋める行為”をやめられるわけない。
だから、自覚していない人にアドバイスしても無意味なんですよ。
正論パンチはなんの意味もない!という話になっちゃう。
なのでまずはノートしようね。
今日はこれでおわり。
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ほんじつはここまで。
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