こんにちは、三上みひろです。
前回、「60代の母親がパートを休職して海外留学するよー!」という記事を書きました。
LINEメッセージやDMで反響大きかったので、本日はその続きを書きたいとおもいます。
今日のはなしは、『NOを言うのが苦手で、都合よく扱われたり、搾取されたりしがち』という方の参考になるかもしれません!
さて、あと1ヶ月ちょっとで留学に向かう母ですが、”退職して留学”ではなく、”休職して留学”します。
留学準備に半年以上かけていた母、会社とは次のようなやり取りがあったみたいです。
母『留学します。仕事辞めます。』
会社『会社の規則変えるからやめないで!帰国したら戻ってきて欲しい!』
母『え、ラッキー✌️』
もうね、この話を聞いた時、私は驚きすぎて腰が抜けそうでした
大袈裟かもしれませんが、それくらいに驚いたんです。
会社が規則を変えてくれたことに対してではありません。
母がその申し出を受け取ったことに対してです。
母『私、相変わらずNOをいうのは苦手だから、都合よく使われてるところもあるんだけどさ。でも、それで貴重がってくれるなら、それをちゃんと活用しようと思って。』
一体あなたは誰なの
数年前の母と別人すぎるんですよ。笑
他人に振り回され、搾取され疲弊していた母はもういない。
母は今、新しいステージに突入しています。
母はもともとNOを言えない人でした。
職場でも、父に対しても、自分の母親(祖母)に対しても。
【自分さえ我慢すればいい】
そうやってずーーーーーっと生きてきて、私たち子供に対しては愚痴ばかり。
いつも不機嫌そう。笑っている時もあるけど、いつも疲れていて、いつもストレス溜めていて、「お母さん可哀想」という気持ちにさせられていました。
母のヤバすぎる自己犠牲エピソードを紹介させていただくと、
母は仕事中の事故が原因で、体の一部に麻痺があるんですね。
事故の後遺症が残ってしまったんです。
最近知ったことなんですが、
なんとーーー!!!
母、労災申請していなかったんです!!!
わお\(^o^)/
母『だって…職場の人に“どうせ申請しても通らないよ?握りつぶされるよ?“って言われて、面倒なことになるくらいなら黙っていようと思って…』
そんなことある????????????
職務中の事故で救急車で運ばれて、手術しているんだよ?ありえる?
ないでしょ\(^o^)/
どうなってんだ!笑
当時、私はまだ子供だったのでわかりませんでしたが、大人になった今になると、母の自己肯定感は地の底だったことがわかります。(それと無知すぎることも)
ちなみに、このはなしを聞いた時の私、こんな感じですよ
驚きと呆れと怒りと悲しみと…いろんな感情が湧き上がってきたけど、
20年以上前のことだし、職場も変わってしまっているしでどうしようもないことなので、グッと言葉を飲み込みました。
まあ、麻痺はあっても楽しそうに生きてるし。
で、このケースからもわかるように
自分を大切にできない人間は、自分の肉体や人生よりも、周りを優先してしまうんです。
自分が自分自身を大切にしていないから、他人から雑に扱われても違和感を感じられないんです。
変ことを変だと気がつけない。
どんな人にも“不運”は降り注ぎますが、その後の対応は人それぞれ。
で、結果、自分を大切にできない人は過剰に損することになるんです。
…と、まあ、ここまでが過去の母の話で
そんな母が今回、会社からの好意を
「ラッキー✌️」
と受け取れたこと、それがやっぱりすごい。
以前の母なら
・でも、職場の人に迷惑かけちゃうし…
・なんだかんだ文句言われるのも面倒臭いし…
・嫌味とかも言われるかもしれないし…
そういう未来が怖くて、好意を受け取れず、おそらく断っていたはずですから。
でも、そんな未来も丸っと受け止め、好意を受け取った母。
母「色んな面倒ごと、引き受けてきてよかったわ。笑」
この瞬間から母は
NOが言えず、都合よく搾取されている人
から
NOを言わずに働いたことで信頼を獲得。生きやすい世界を構築している人
に変化したということです。
・NOをいうのが苦手な人
・NOの理由がなく、ついつい引き受けちゃう人
いらっしゃると思うし、変われない自分に悩んでいるかもしれません。
NOをいえないと確かにデメリットもあるし、搾取されやすい現実もありますが、もう逆に!逆にですよ、その性質をフル活用してみるのもありかもしれません。
NOを言わない人間として突き抜けるってことです。
・自分で自分を認める
自分の功績をまずは自分で認める。
・自分を大切に、自分の『こうしたい』を尊重する
やりたいことがとくになければ、信用貯金の使い所がありませんので!
・他人と自分の境界線を作る
雑音に耳を貸さない。他人の問題まで抱え込まない。
その上でNOを言わない人間になるのであれば、いまよりかなり生きやすくなるんじゃないでしょうか。
今回はこんなかんじで。
今日も応援しています!
三上みひろでした。