赤系アオリイカが釣りたい!赤系アオリイカを狙いに和歌山県串本地磯でヤエン釣りしてきた!
釣り当日の黒潮流路状況
今シーズン始まってから赤系アオリイカも白系アオリイカも未だキロアップに恵まれずにいたんで今回は人気ポイントである串本地磯まで大きく南下しヤエン釣りしてきました。
赤系アオリイカどころか数日前からの情報ではアオリイカ釣り自体がシブいと聞いていたんで釣りエリアを決める前に海流や水温を確認した。
黒潮本流は潮岬沿岸から遥か彼方に流れており沿岸部への暖水流入は見込めない状況で内海系(大阪湾)の潮が紀伊半島西岸よりを南下していました。
冷たい潮が南下していましたが釣行前日に黒潮流路確認すると一時的にストップしています
それほど強くは無かった様ですが室戸岬沖から紀伊水道へ時計回りに暖水流入が一時的にあった為です。
下の黒潮流路図を見て貰えれば白浜半島辺りに顕著に潮目が形成されてるのが分かると思います。
徳島県沿岸は厳しそうですね。
一方、釣り当日朝に確認したところ遠州灘からは黒潮分流の22℃台の暖水が串本東へ差しており昇温しています。
下の画像は人工衛星NOAAの画像です。
ひまわりの画像でも確認出来ました。
以前にも書いた記憶が有りますがアオリイカは水温上下に凄く敏感なので釣行当日に水温が20℃あっても前日が22℃なら厳しい釣りになると思います。
なので紀伊半島西岸よりに冷水が南下しているポイントを避けて一気に串本まで自分が南下しました(遠い~~w)
冷水南下してるエリアは表面水温は高い傾向ですが底潮は冷たいのでその時期なりの大型を釣り上げるのは難しくなりそう……
一時間アタリないのか、一時間余計に走つてソコソコ当たるのを選ぶのかはアングラー次第ですね。
これからの季節、釣行する際は黒潮データチェックし海況解析する事が重要になりそう。
黒潮データはこちら・・・。
リアルタイム水温情報はこちら・・・
(11月23日現在データ)
さてと、エリアを決めてポイント選択しましたが今回は少しアタリは少なくなるかもしれませんがサイズ狙いのポイントに決定です。
とは言っても今回選んだ地磯は年明けからが本番になるポイントなんで正直どうなる事やら分かりませんが少しでも大きい南紀サイズに出会える事を夢見て頑張ってみます。
釣り場はワンドではなく潮通し抜群の岬ポイントで水深はアジを投げる箇所で大体、7~10m位、地形的には溝が通っている感じです。
私は釣り場のおおよその地形はGoogleマップやYahooマップの航空写真で少しなら分かりますので参考にしています。
同じ様に見る人は地区によってGoogleマップとYahooマップで見え方が変わるので両方を使い分けてみると良いですよ。
赤系アオリイカの聖地 串本地磯入口にようやく着いたぜ
赤系アオリイカのポイントまであと少し!
このトトロが出てきそうな森に向かってテクテクひたすら歩きます。
たまにエギングは見かけるけどさすがに活きアジ運ぶヤエン師は有った事ないな~
殆どがフカセやイガミ狙い、ショアジギかな
と言っても今日で2回目やけどなw
その分パラダイスかもw
しばらく森を歩いて抜けた先に浜に出ます。
下写真の右奥くらいから出てきますがここまでは何とか来れます(でも死にそうw)
ここからがアップダウンの地磯歩きです。
白系が釣れそうなワンドは無視して先端目指してひたすら歩きますw
釣りし易いのは手前のワンドでしょうが冬季にスーパーサイズをキャッチできる確率は低くなりますね
赤系アオリイカのデカいのが欲しいなら潮通しの良いポイント狙いですな
マメはアタってきにくくなるぶん来たらデカいよ!
ポイントは足元にハエ根が出ててやり難いですが大物が潜んでる匂いがムンムンします。
かなり良いムードですが、この地磯はハエ根が出ているせいも有り波が立ちやすいんで波の有る日なんかは注意しないといけません。
落ちて流されたらどこ行くんやろってくらい潮がぶっ飛んでますし過去に事故も起きてます。
普通なら底物やフカセやるとこやけど、これくらいの潮流がないとレッドモンスター(赤)は出ないやろな~
ここに来るのは2回目で以前来た時は2キロ位の赤系アオリイカを釣っているんで赤系アオリイカが出るポイントで間違いなさそうです
(以前このポイントで釣った赤系アオリイカ)
釣り場はこんな感じです。
なかなか雰囲気ある磯です。
(レッドモンスター狙いの釣り座)
右手のワンド ⇒ ここは無視w
磯に着いたら汗だくなんで取り敢えず乾杯し休憩です。
あ~~しみわたる旨さw
自分以外に釣りしてる人はフカセ師のみでしたがさっき帰ったので自分ひとり・・・
海見てると吸い込まれそうな感じがする今日この頃です。
あ〰こわ〰〰
和歌山県串本地磯アオリイカ釣り釣果
赤系アオリイカ狙いでは良く有る事ですがアタリは少なかったです。
こんだけ潮飛んでたらチビはいないな~
特に前半は殆どとゆうか夕マズメに1ハイ釣ってそこからアタリ無し・・・
それも遊泳力のある赤系アオリイカでした!
黒潮離岸してるし赤系アオリイカ釣りは難しい?
今回選定した地磯は白系含め平均キロサイズ位が釣れだす年明けからのポイントだったかと思いますが現状では黒潮離岸している影響もあり平均サイズが小さいので潮流が速いポイントは年内は難しいのかもしれませんね。
年明けからはアオリイカもサイズアップしてくるでしょうから年明けにまた来てみたいと思います。
実釣の方はと言うと、24時頃まで頑張ってはみたものの生命反応もなくアタリ無し。
精魂尽き果て夜中は仮眠することにして翌朝4時頃より再スタートする事にしました。
また磯で寝るんかいな~w
4時に目が覚めたけど殺気を消す為にアジ投げ込んでロッドから離れるほったらかし釣法を試すが当たらず
たまに初心者の頃を思い出してやってみるが殺気釣方はアウト~。
でもほったらかし釣方続行してふて寝してると物凄いアタリがきた!(;・∀・)
ロッドが吹っ飛んでいきそうなくらいにハンドルが逆回転してます ひぇ~~
もしかしたらマグロか!?
寝ぼけながら飛び起きて海に落ちそうになりながらも何とかロッドまで行ってロッド持った瞬間にPEラインから切れました う~ぅ~
どこかの動画で誰かが言ったと同じぐらい「ヤバ、ヤバイ~」 (知ってる人はかなりの通)
ボウズでは無いけどアタリ無いしドレススカリの中には昨日の夕マズメに釣った700g位のアオリイカのみ![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/042.png)
1ハイのアオリイカの為にスカリ塩抜きするのメンドイな~
と思いつつ何故か腹が減ったんでおにぎりをほおばる
30分もしないうちにアタリが!!
…………。
………………。
自分のお腹に来ました! ピ~ポー ピ~ポー
メチャクチャ痛くてどうしようかと悩んで一瞬サスペンダーに手が行くが少し考える人になる
考えてる間にも痛みはDANDAN下の方へ
頭には先ほどの動画の人の言葉が・・・「ヤバ、ヤバイ~」
漏れないようにドラグを目一杯締め直します
このまま静まる気配はなく時折モーレツなアタリが襲ってくる
アタリの間隔もJOJOに短く・・・・
不幸の影がヒタヒタと・・・
明るくなってから釣り人が来た時にはリリース不可 (-"-)
この夜中に本州最南端の岩の上には自分一人・・・
どうしよう~
この夜中に誰かに連絡して聞くこともままならないが、自然の摂理に身をゆだねても・・・
もし誰か来たらと思うと気が気ではない
来た道の方向を確認するがライトらしき明かりは見えない・・・
どうしたらいいんじゃ~~
そうや! ここは幼き頃に憧れた毛バリ山人になるしかない!
木化け 石化けじゃ~
もし誰かが来ても見えるまい!
石にな~れ~ 石にな~れ~
JOJOに磯に同化するのじゃ~
磯から誰かの叫び声の様な音だけが響き渡る〰〰w w
木化け、石化け奥儀極めたり~~
冗談はさておいて早めに決断して良かったです。
ほんま、あのままガマンしてたら磯の上で死んでたかも・・・・
明け方には予想どうり釣り人がちょこちょこ来ました…
あそこの場所は俺のリリースポイント・・・・グフ
そこで釣り人が真剣に釣りしてたので何も言えなかったが心でつぶやいといたった
撒き餌はしといたぜ!
でも釣れないのかスグに帰っていった・・・・ゴメン
さぁアタリも治まったしアオリイカのアタリが来ないかと思っていると明け方からポツポツアタリが来て小さい赤系1ハイ含んで全部でアオリイカ6ハイで打ち止め
アジも余りましたので本当の意味でのリリースをおこない今回の釣行は終了しました。
あ! でも何とかキロアップは釣れたし新型ストレートローラーヤエンのテーマであった釣り方もキロアップで試せて大成功だったんで良かったと思います。
シンプルで初心者でも良く掛かるヤエンへの道は続きます(^-^;
今回のキロアップで試した釣り方は他のアオリイカにも動作的には問題なかったのですがキロアップでは試せていなかったのが課題の一つでしたが今回良い感じで掛かってくれました。
上級者になればヤエンがアオリイカに到達すれば到達が分かるヤエンです。
今まで私の自作跳ね上げローラーヤエンではアオリイカに到達したのが明確に分からなかったのが今回の新型ストレートローラーヤエンでは分かるようになりました!
とは言えども自分以外の人に説明しても分かっては貰えるのか?
分かって貰えても出来るのと分かるのとは別なんで少々不安ですがヤエンの理論付けは出来そうです。
けどまだまだ支柱の高さや支柱間距離等、煮詰めないといけませんけど
自作ストレートローラーヤエンの開発は続きます。。。
【過去記事】
良ければ覗いてみて下さい。
写真は解体した後で撮ってしまいました
道具をかたずけて周辺のゴミをチャチャと拾って終了しましたがアオリイカの重さと上り坂で帰り道は地獄でしたけど今回も充実出来た釣行となりました。
地磯最高ですね!
お付き合い頂きありがとうございます。
ご参考になれば幸いです。