【正面衝突6】交通事故で右足を切断するとは思っていなかった

俺は、23歳の時

10㌧トラックと正面衝突した。

谷口正典『【事故1】深夜、警察官が自宅にやってきた』

事故から6日目の母の日記

きょうから

眠る薬は中止している。



話しかけると・・・

目を開けようとする。

涙を流す。

手を動かす。




先生に聞いてみると

意識があってのことではないという。

俺は

このことを覚えていない。

ただ、

このとき

母に心配かけたことは

間違いない。

いま右足は切断をして

サイボーグになっている。

(ＡＩ搭載の義足を装着)

事故から6日目

右足は、

まだ存在していた。

開放骨折と言って

外傷がある骨折だった。

この時

右足を切断するなんて

誰も思っていなかった。

今の自分を想像することすらできない

意識不明の状態だった。

谷口正典プロフィール

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