今日はちょっとだけ技術的な事を。
当方が使用しているちょっと高級な
マウス!
MX Anywhere 2S!
ホンマにびっくりする位お安く入手出来たのですよねぇ。
ただ、使用していくとどうしても部品は劣化し不具合も起こしてしまうモンですよ。
マウスの不具合でありがちなホイールのチャタリングが出るようになっております、
チャタリング?となるかと思いますがホイールでスクロールさせたときに意図と反対に動いてしまう現象ですね。
もっとかみ砕いて言うとスクロールした画面が最後の方にうねうねと動く現象です。
では原因を探ってみましょうか。
何にせよマウスを殻割りせなアカンのです。
大体の場合は
シールの下にネジが隠されておりますのでそれらを外すと
殻割り成功です。
何となく回転を検出しているのってセンサーでやってるのではというのは分かりますかね?
では、マウスのホイールがどのような構造になっているかを見ていきましょうか。
その多くの場合が
赤外線センサーを利用し回転を検出しております。
その方法がこのマウスでは
スリット板を利用したパルスエンコーダー式ですね。
パルスエンコーダーの仕組みは穴の開いた円盤を挟み込むように赤外線センサーを設置し光信号のON・OFFで回転を検出しております。
内容は2種類あり一つが
パルスの幅を測定する事で回転速度を検出しております。
もう一つが2つの信号から正方向の回転か逆方向の回転かを判断しているのですよ。
もっと詳しく書きますと
A相とB相のタイミングがA相の方が早ければ正回転。
A相とB相のタイミングがB相の方が早ければ逆回転というような判断方式ですね。
では何故チャタリングが起きるのか?
多くの場合は’センサー部にゴミなどで信号が安定しなくなっていたり赤外線自体の出力が弱まっていたりという事ですかね。
まあ、一番多いのは前者でセンサー受光部やスリット板を清掃すれば直ったりもするんですよ。
実際に今回の不具合はセンサー部の清掃で症状が改善出来ました。
そんなモンで回転に関するチャタリングは意外と直せるもんなんですよ。
ちなみにこれがクリックに関してのチャタリングになりますとマイクロスイッチの接触不良が疑われますので難しくなるかもしれません。
まあ、それでもどないかなるモンなんで一旦バラす事は有効!ですやね~。