sky portrait -13ページ目

sky portrait

瞬く光、懸ける想い、優しい心

たった一言


間違えた、のかすら分からないような


それだけでこんな気持ちになってしまうんだな


ならばその一言は


やっぱり間違いだったのだろう




でも


たったそれだけで


そう思ってしまうときもある


たったそれだけで


そう思ってしまう段階ですでに


やっぱり間違いだったのだろう





何をしたらきちんと送れるのか


分からないけど


ローソクに火をつけ


手を合わせて


気持ちを込めて




想いとは裏腹


毎日の、何気ない暮らしの中で


間違いなく


日々を過ごしていけるなんて




とあるレジェンドが言う


迷惑をかけないで過ごしていけるなんて無理だと


迷惑をかけて生きていくしかできない


その折り合いを


バランスをとりながら進むしかないと




口をつぐんで生きろ、というわけじゃない


我慢と忍耐、なんて言ってるわけじゃない


それすらも超えていける


そんな関係になれるように


毎日の、何気ない暮らしの中で


間違いながらも


せいいっぱい


日々を過ごしていこうと思う



ちょっと良い缶ビールで

ひとり乾杯


テレビはつけておくのもどうかって感じで

本当はゆっくり食を愉しみながら

霧島をお湯割りで、なんて


劣っている様を受け入れられずに

比較じゃないって頭では分かってても

未来に希望を見出せずにまた

深くため息をつく




そうしている間に

至福であるべき時間は去り

いつもの良くないルーティンに進む


思いとどまれたのは予期せぬ来訪




開けようとしたワイン

インスタントのコーヒーに置き換えて

ほんの少しだけ健康的に


そんな夜




今年まではまるで駄目らしい


ほんまか?


悪い方は信じない(信じたくない)


まあ当たってなくもない




この試練が


避けては通れないものなら


受け止めるしかない




心の有り様


謙虚に、願わくばあるがまま


こんなのが自分にだけ、ならば


良かった、他の大切なすべてにいかなくて


そう思えるなら




そう思えるなら


それでいい





力なく


反応しない様に


膝をついて


頬を寄せた


少しずつ失くなっていく温み




いやだよ


だめだよ


届かない声掛け




数時間が過ぎてそれは


ありがとう


よく頑張ったと


その背を摩る手と共に


感謝の想いに変わっていった




この想いを


感情を


無駄にしてはならない




これが


生きるということ






何にもしてあげられてない


いや何にもしなかった


わかってるのに


わかってるはずなのに


大丈夫じゃない


それだってわかっているはずなのに


そういう一つ一つが


己が現実を招いたんだ




香りを感じることは殆ど出来なかった


気付けば色は消えていて


花殻が僅かに残った金木犀




失ったものは取り戻せない


時間も巻き戻らない




せめて


せめて今から出来ること


しっかり考えて


しっかりするしかない