ついに今日から、『4S基礎講座』のインプット講義=4S条解講義の全回無料公開を始めていきます!
これまでは、TAC『4A基礎講座』の受講生だけを対象としていた講義なのですが、これを無料公開することで、様々な方に、チラッとでもご視聴いただけることを期待しています。
だからこそ、4S条解講義について、
1.どのようなコンセプトに基づいているのか
2.どのような方法で利用すれば効果を最大化できるのか
といったことを、視聴され(てい)る皆様に、お伝えしたいのです。
この記事ではまず、上記1について説明していきます。
1.インプット講義は、受けずに済ませられたら最も効率的
…いきなりの自己否定的主張ですが、これこそが、インプット講義(4S条解講義)を全回無料公開する理由の1つです。
だって、司法試験系の本試験では、本試験問題を解くことが求められますよね?
だから、本試験問題≒過去問を解くことが、司法試験系合格に最も直接的かつ効率的だ…というシンプルすぎる論理です。
それ以外の対策は、過去問を解くことよりも、間接的で非効率的といわざるを得ません。
「…じゃあ、どうしろと?」
→まずはいきなり、短答過去問を解こうとしてみてください!
4S条解講義は憲法から始まるので、今なら憲法の短答過去問(ex.予備試験H30ならこちらのpdfファイルby法務省)を、1問ずつでもいいので、ストップウォッチ等で時間を計りつつ、解こうとしてみてください。
外国語ではなく日本語で書かれていますから、読めないということはあまりないはずです。
司法試験系対策の出発点・原点は、ここからです!!
…で、
・問題を読もうとした・読んだ・解こうとした段階で「あ~無理…」と思った方
・答え合わせ(cf.予備試験H30ならこちらのpdfファイルby法務省)をしてみて、正答率が2割以下(初学者なら普通)で、心が折れたか折れそうな方
・いきなり問題を解くのはさすがにきつい・続けられないと思った方
は、
①4S条解講義(憲法)第1回(約30分)を受講してみてください!
4S条解講義は、短答過去問に出てくる知識を「見た・聞いたことがある」状態にすることを、目的の1つとしています。これにより、短答過去問を解くハードルが下がると思うのです。
そしたら、
②その講義内容で解けそうな短答過去問(これを探しやすい体系順≒条文順の短答過去問集は現状、辰巳パーフェクトか早稲田経営出版の2択です)を、もう一度だけでいいので、ダマされたと思って、解こうとしてみてください!
…ちょっと楽になった感じがしませんでしたか?
初学者なら、最初から正解なんてできないのが当たり前ですよ~いきなり正解できるなら、明日にでも短答式試験に合格できます。
私だって、初めて短答過去問を解いたときは、5択の問題の正答率が2割くらいでした(確率的に正解できていただけ)。
司法試験系の短答対策は、この正答率を、2割くらいからいかに伸ばしていくか?の勝負なんです。
そして、絶~~~~っ対、確実に、問題文の日本語さえ読めたら誰でも、正答率を伸ばせる方法があります!
③上記②で間違った短答過去問だけをまた解く。
④上記③で間違った短答過去問だけをまた解く。
⑤上記④で間違った短答過去問だけをまた解く。
(以下同様)
です!!
「なんだよ当たり前じゃ…」←そのとおり!
「当たり前」だと思うなら、早くやってよ~ほらほら!(←ウザい?)
「当たり前」だからこそ、絶~~~~っ対、確実に、問題文の日本語さえ読めたら誰でも、正答率を伸ばせるんです。
「こんなんで正解したって、本試験で同じ問題が…」←出てます!
年度・科目によって変動しますが、最近の年度では、半分くらいがそれまでの過去問知識を問う問題なんですよ~(cf.記事「H29短答本試験実況分析講義」、「H28短答本試験実況分析講義」)。
また、司法試験系の短答式試験は、知識の記憶だけを問うものではありません。
残り半分くらいは、ほとんどの受験生にとって“未知”の問題です。
合格点は6~7割です(ex.H30予備短答は、160/270点≒59.3%)から、“未知”の問題も少しは解けないと、合格できません。
しかし、“未知”の問題ですから、もちろん知識では解けません…現場思考で解くのです。
この現場思考力を鍛えるために最適なのが、やっぱり短答過去問なのです…毎年、同様の現場思考を求める問題が、くり返し出題されているから。
だからこそ、短答過去問をくり返し解いて、正答率をできる限り伸ばす必要があるんです。
なので、
⑥上記③~⑤(以下同様)で、間違った短答過去問がなくなったら、4S条解講義(憲法)第2回を受講する
(以下同様)
というのが理想的です。
まあ、いきなり短答過去問を解こうとした段階で、
・割と解き続けられそう
なら、講義など受けずに、いきなり短答過去問を解き続けるのが最も効率いいですよ?
さすがに解説が欲しい?なら、やはり体系順≒条文順の短答過去問集(辰巳パーフェクトか早稲田経営出版かLEC(憲民刑のみ)かの3択)をオススメしておきます。
その調子で、がんばってください!
…このように、目的はあくまで、本試験問題≒過去問を解くこと。
そのための手段として必要なければ、講義だって、短答過去問集だっていらないのです。
あなたが、
目的を達するのに必要な限りで、
講義・教材等を“利用”してください!