をリリースしました!→こちら
これは、平成29年度の予備試験・司法試験短答本試験の全問題につき、私が等身大の受験生の視点に立って、どのように問題文を読み、どの肢等から、どのような思考を経て、どのようなテクニックを使って解いていくべきか、そのプロセスを実況中継しつつ、徹底的に分析する講義です。
・短答が苦手な受験生
はもちろん、
・初受験等で短答に不安がある受験生
・司法短答で高得点をとっておきたい受験生
等にも、ぜひ受けてほしいと思っています。
例えば、H29予備短答民法(昨年の記事ではH28憲法を題材としたので…)の過去問出題分析をした結果、この記事ラストのようになりました。
まず“≒”は、(新)司・予備短答過去問とほぼ同じであることを意味しているので、これについては、(新)司・予備短答過去問をくり返し解いてその知識を身体に叩き込むという対策(短答過去問をくり返し解く中で鍛えられる法的な能力・感覚は度外視)だけで正解できます。
これと消去法によって“正解に達する”問題は第1・3・4・5・6・7・8・9・12・13・15問の11問分なので、22点/30点はこれによって確保できます。
次に“(cf)”は、(新)司・予備短答過去問とほぼ同じとはいえないが、それらを解く際に得た知識を応用すれば解けることを意味しています。
短答過去問知識を応用する方法は、『H29短答本試験実況分析講義』の目玉の1つなので、ぜひ同講義を受講して学んでいただきたいです(これを学ぶことで、普段の短答過去問の潰し方も変わってくると思います)。
これが正解に至るプロセスで不可避の問題が第2・10・14問です。
このうち第2・10問については、短答過去問知識をそのまま使うだけで他の記述との比較(2択)にまで持ち込めるので、50%以上の確率で正答できます。
他方、第14問は、今のところは3択にまでしか絞れないと思う(そこから、短答過去問をくり返し解く中で鍛えられる法的な能力・感覚を駆使した現場思考で解く)ので、1/3以上の確率で正答できるくらいにとどまります。
となると、これらの3問については、
2点×2問×正答率50%+2点×1問×正答率1/3≒2.6666…点は期待できるといえます。
そして、第11問は、短答過去問知識だけでは正解不能といわざるを得ませんが、5択なので、2点×1問×正答率20%=0.4点は期待できるといえます。
以上から、H29予備短答民法は、(新)司・予備短答過去問をくり返し解いてその知識を身体に叩き込むという対策(短答過去問をくり返し解く中で鍛えられる法的な能力・感覚は度外視)だけで、
22点+2.6666…点+0.4点≒25点(>>平均点16.3点)/30点
くらいはとれる可能性が高いといえます。
しかし、(新)司・予備短答過去問をくり返し解いてその知識を身体に叩き込むという最小限の対策だけでも、可処分時間の少ない方には大変なこと(特に民法は短答過去問が大量!)ですし、ある時期に(新)司・予備短答過去問を「完璧」にできたとしても、本試験当日にはその「完璧」度が大なり小なり低下することは避けられません。
そこで、『H29短答本試験実況分析講義』では、上記のような分析データを提供した上で、皆さんが、短答過去問を「完璧」にできていないことによる失点を補い、さらには合格ラインをはるかに超えた高得点を目指すことができるように、
・“(cf)”問題で短答過去問知識をどのように応用するか
・短答過去問知識と関連しない問題で、現場思考をどのように展開して解くか
・『短答過去問解法分析講義』で紹介した解法テクニックを、実戦ではどのように使うのか
等につき、私が受験生になったつもりで、H29予備・司法短答本試験のほぼ全問題を1問1問解くプロセスを実況中継しながら、徹底分析した結果をお伝えしています(※予備短答の一般教養科目のうち、問題文の題材の著作権者に使用許諾をいただけなかった問題は、著作権を侵害しない範囲で説明しています)。
なお、『H29短答本試験実況分析講義』のサンプルとして、動画「司法試験は“国語”の応用で解ける!」の私が話している部分を参考にしてください。
この動画は、『H29短答本試験実況分析講義』ではありませんが、だいたい同じような内容を『H29短答本試験実況分析講義』でもお話しているので。
※2択に絞れるまでは、短い記述から読む・解く前提。
第1問
ウ≒司・平20-32-ウ
→ア(≒司・平21-1-2)とイ(cf.司・平22-1-ア)の比較で正解に達する。
(cf)動画「司法試験は“国語”の応用で解ける!」の28分5秒あたり~
第2問
エ≒司・プレー20-ウ
→イ(過去問未出)とウ(A視点で“常識”的に考えれば解ける)の比較で正解可能。
第3問
エ(cf)司・平18-21-1
→ウ(過去問未出)とオ(≒司・平18-21-4)の比較で正解可能。
※エで迷って保留にしても、過去問そのままのオとア(≒司・平25-6-ウ)を消去できれば正解に達する。
第4問
エ(過去問未出)
ア≒司・平27-9-オ
イ(過去問未出)
ウ≒司・平20-11-4
で正解に達する。
第5問
ア(cf)司・平26-26-5
イ≒司・平28-12-オ
→エ(
≒司・プレ-30-ア)とオの比較で正解に達する。第6問
ア(cf)司・平25-16-1
→エ(≒司・平24-23-2or論文過去問)とウ(cf.司・平26-11-ウ)の比較で正解可能。
※アで迷って保留にしても、過去問そのままのエとイ(≒司・平19-14-4)を消去できれば正解に達する。
第7問
オ≒司・平22-17-1
→イ(cf.司・平27-11-オ)とエ(≒司・平24-26(予10)-イ)の比較で正解に達する。
第8問
イ≒司・平24-21-2
ア(過去問未出)
オ≒司・平25-19(予8)-エ
→アとウ(≒司・平21-20-5)の比較で正解に達する。
第9問
ア≒司・平22-5-イ
オ≒司・平20-20-ア
で正解に達する。
第10問
ア(過去問未出)
オ≒司・平18-27-イ
→アとエ(cf.弁済の提供についての司・平22-21-3)の比較で正解可能。
第11問
ア~ウ・オ(過去問未出)
イ≒司・平20-13-ア(見解論理問題)
→短答過去問知識だけでは正解不能。
⇒解法テクニック“グルーピング”でアとオの比較までは持ち込めるが、あとは現場思考。
第12問
イ≒司・平21-30-オ
ア≒司・平21-30-イ
で正解に達する。
第13問
ウ≒司・平19-31-ウ
→イ(≒司・平19-31-イ)とオ(cf.予・平27-14-オ)の比較で正解に達する。
第14問
5≒司・平19-35-4
1(cf)司・平22-34-2
4≒司・平19-35-2
2(cf)司・平23-17-3
3(cf)司・平26-35-ウ
で一応正解可能。
第15問
オ≒司・平27-25-イ
→エ(過去問未出)とイ(≒司・平21-20-4)の比較で正解に達する。