H30司法試験まであと4日、H30予備短答まであと8日ですね!

 

本試験が近づいてきて、不安等のために勉強が(あまり)手につかない人もいらっしゃるでしょう。

 

そもそも我々は、なぜ不安になったりするのでしょうか?

これはまあ、人それぞれという面が大きいとは思います(だからこそ、自分が不安になったりする理由・局面等を把握できれば武器になります)…主観面は、主観≒人によって異なりますからね。

 

ただ、これまでたくさんの受験生から、直前期の不安等について個別相談を受けてきた中で、共通すると思うのが、

自分の不安等を見える化・客観化・言語等で明確化していない

という点です。

 

例えば、

「あれもやらなきゃ、でもこれもやらなきゃ、あ~もう時間がない中で何をすればいいのかよく分からない!」

「これをやっても合格できるのか…?」

「これよりもあれをやった方がいいんじゃないか…?」

といった不安・迷いが生じた場合。

“やるべきこと”等の客観的な基準はとりあえず脇に置いといて、純粋に主観的な、

“やっておきたいこと”

“やらないままだと不安なこと・後ろめたいこと”

といったランキングを作って、自分の心の状態を見える化してみてはいかがでしょうか?主観的なメンタル対策である以上、主観を基準にするのが最適なのです。

(予備短答ではなく)司法試験の超直前期なら、例えば、

第1位:選択科目の論文過去問の答案を1日1通書く

第2位:短答過去問憲民刑を総ざらい

第3位:司法論文過去問を総ざらい

第4位…

といった感じ。

これは、できる限り具体的かつ詳細に作った方がいいのですが、とりあえずざっくり作った上で、このランキングの上から潰していく中で具体化・詳細化するのでもいいでしょう。例えば、

第2位:短答過去問憲民刑を総ざらい

第3位:司法論文過去問を総ざらい

をやるときに、「どの科目からやればいいのか分からない!」となったら、いったん時間をとって、自分の心に問いかけてください。

“どの科目からやりたいの?”“どの科目が一番不安?”等と。これによって、科目ごとの主観的な優先順位を具体化しましょう。

また、“総ざらい”といっても「問題を解くとか、答案読みとか、規範の暗記とか、何からやればいいのか分からない!」となったりしたら、やはりいったん時間をとって、自分の心に問いかけてください。

“あなたは何をやりたいの?”“何をやっておかないと一番後ろめたい?”等と。これによって、自分がやっておきたい具体策の主観的な優先順位も具体化しましょう。

 

自分の心を自分から切り離し、客観化する感じですね。

自分の心は、戦う相手でもありますが、不安・迷いに震えている状態でもありますから、無理に押し殺してはかわいそうです。その声に、しっかりと耳を傾けてあげてください。そうすると、だんだん自分の心が落ち着いてくると思います。

 

あと、試験に限らず“本番”のメンタル対策としてよく言われるのが、“本番”のイメージトレーニングです。

これも、“本番”という不安を見える化する対策といえる。

ただ、頭の中で想像するだけだとモヤ~ッとしていてあまり効果がないなあ…と思った私は、旧司受験生時代、短答本試験についてはできる限り言語化・明文化していました。

→記事「H17択一本試験3時間半の行動マニュアル

→記事「H16択一本試験問題処理手順マニュアル

 

以上、よかったら参考にしてください!