をアップします!

これも、記事「今日(明けて昨日)は」で書いてみたものです。

上記記事の追記で、『4A基礎講座』の4A論文解法パターン講義で扱っているオリジナル問題が“ズバ的”だったと書いたけど、それは本問の設問1の(1)と、(2)のラスト以外のこと。

特に(1)は、『4A基礎講座』出身の受験生に、「あの薄い4A論文解法パターンテキストの、答案例で唯一判例批判(←ここを上記記事ではネタバレ防止のため伏せていました)をしていたオリジナル問題が“ズバ的”なんて信じられない!」みたいに言われた(*^▽^*)

 

商法は、手書力ピークだったと思われる旧司H17論文本試験時には、2時間で第1問(会社法)88行+第2問(商法総則・商行為法+手形法)35行くらい=合計123行(現在の1ページ23行の答案用紙では5ページちょい)書けていたけど、今回は合計4ページくらいしか書けなかったので、全くと言っていいほど手書き答案を作成していなかった約10年間で、手書力が3/4くらいにまで衰えた計算となります。

この制約の下、

※6/14の7時ころ訂正

今回は合計5ページ弱書けているね…数え間違えた(^▽^;)

やはり、上記“ズバ的”問題を自動筆記的に書けたのが大きかったか。

 

制限時間内で得点効率を最大化することを目指して、得点効率が悪いと判断したことはガンガン無視して書いた答案です。

合計”の意味は、答案の各所に大きく“×”してあることからお分かりいただけるだろうか…得点効率を最大化するため、民事系では特に、このような“答案用紙浪費テク”を多用しました。

ページ数無制限の司法研修所起案では常套手段(結局書かなかったスペースに“×”をつける必要もない)なのですが、8ページ制限があるとはいえ到底そこまで書けない受験生にとっては司法試験でも有用どころか必須であることを改めて実感しました。

 

特に未受験の方には、私のもがき苦しむ様を是非読み取っていただきたいと思います。

ちなみに後日、そのもがき苦しむプロセスを収録・編集した動画もアップする予定です(cf.記事「司法H29論文書き終わった~」)。

お楽しみに!ヾ(@^▽^@)ノ

 

 

 

問題文に、シャーペンで書いたところ(薄い黒)は問題文読み~答案構成段階で加工したもの、ボールペンで書いたところ(濃い黒)はボールペンで答案を書きながら加工したもの。

 

答案構成用紙は全く使わなかった。会社法の論文式問題では、上記のように、問題文をそのまま答案構成化しているので必要ない。

 

設問1は、この記事冒頭に書いたとおりほぼ“ズバ的”だったので、ここでしっかり書いて点数を確保しようと考えていた。

 

↑このページの19~23行目は、時間に余裕があれば、4A論文解法パターンテキストの答案例でも書いている判例批判(ex.会社法では、従来ほど会社成立段階での財産的基礎の確保は重視されていない)をさらに書き加えたいと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので終了直前に×した。

あと、終了直前にナンバリングもしたかったが、余裕がなかった。

 

↑このページの12~23行目は、時間に余裕があれば、設問1(2)後段についての現場思考をしっかり展開したい(ってことは加点事由にすぎず、合格には不要)と思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので終了直前に×した。

ちなみにここでは、

①設立中の会社の実質的権利能力の範囲を開業準備行為まで広げて追認可能とすることが求められている?いや、それだけが正解なはずはない!

②じゃあ信義則処理?いや、信義則に反するような事情は見当たらない。

③直前の民事系第1問で賃貸人たる地位の移転を書いたことから契約上の地位の移転を連想したが、問題文にそれっぽい事情が見当たらない。

④設問文でも“Fの要求に応ずることもやむを得ない”と書いてあるから、まあそれで“やむを得ない”か。

…というような思考プロセスを辿った記憶。できれば②~④のプロセスを答案に書きたかったが、そんな余裕はなかった。

 

 

 

↑このページは、冒頭で消去したナンバリング・小見出しからも読み取れるように、時間に余裕があれば、設問2における他の株主総会決議取消事由(有力なのはあと2つ?)について書き加えたいと思っていたので空けておいたが、やはり余裕がなかったので、設問2の結論(831条1項柱書の原告適格と出訴期間へのあてはめをサラリと書いて、最後まで1点でも稼ぎ続ける!!!φ(.. ) )終了直前に×した。

なお、株主総会決議取消事由は4つ気づいたが、司法・予備論文過去問既出だったりして受験生の多数派が書いてきそうだと思った2つに絞った。残り2つは、考え方次第で必ずしも取消事由にならなそうだし、論述に時間と手間もかかりそうだしで後回しにした。

 

↑このページの最後の×は必要なかったが、勢い余ってつけてしまった…約2秒ロスしたが、まあ最後の約2秒間では1点も稼げなかっただろう。

 

上記画像のうち答案をpdf化したものは、こちら(google drive)にアップしました。