我ながら、パターン薄っ(全68ページ)!でも、これで全出題パターンを網羅しています(初年度(2014年合格目標)から、司法試験系の問題全てがこの範囲内)。条解は、改正行政不服審査法を盛り込んだため、やや厚くなってしまいましたが…(cf.下記2)。

行政法は伝統的に黄緑なんだけど、“和”テイストの黄緑になったので、同じ公法系に属す憲法とリンクする感じに見えるかな…?

 

2016年合格目標の同テキストからアップデートした点

1.

まず、4A論文解法パターンテキストの講師作成答案例に、最低ライン・合格ライン(目安)・加点事由等を明示したというのは、他科目の同テキストと同じです。

この作業の中で、憲民刑よりも下4法の方が、最低ラインと合格ライン(目安)が近いことをまたまた実感しました。

“下4はレベルが低い”(からこそ、最低ラインの処理をするだけで合格ライン付近まで達しうる)ことを、視覚的に捉えられると思います。
 

2.

2016年合格目標の『4A基礎講座』(行政法)では、行政不服審査法の中規模改正が、平成28年4月1日に施行されて平成28年の司法試験系の試験範囲に入ることが分かった時点で、テキストの締め切りに間に合わなかったので、補助レジュメと補講という形でフォローしました。

が、2017年合格目標では、上記改正をテキストに盛り込みました。

その結果、4A条解テキストのページ数は125ページから143ページに増えてしまいましたが、行政不服審査法の出題可能性自体が低い(短答では1年に1問出るかどうか、論文では0%に近い)のと、改正法が初めて出題されるときには細かい知識は出題されない傾向があること(cf.予備H28短答[憲法・行政法]第16問ア)から、少なくとも平成29年度の司法試験系の対策としては、おさえるべき知識が改正前より実質的に減ったといえます。

 

3.

刑法・商法・民訴法・刑訴法では、H27予備論文33位・口述1位H28司法試験187位funky403さんこと塩見典大先生(合格者講義を担当なさっています!)が

ローの中間・期末試験前の追い込み期間に、ローの授業内容のうち、4Aで学んだことに応用できそうなこと、司法試験・予備試験過去問を解くなかでうまく使えそうなもののみ4A論文解法パターンテキストに書き込んだ

4A論文解法パターンテキストの解説・解答を、ローでの説明の方が納得いくもの等に自分で書き換えた

ものを提供していただいていたのですが、行政法では上記の書き込み・書き換えは特になかったとのことです。

もちろん、私が自分でテキストの記述・講義での説明の仕方を改善したところはありますが。

ただ、4A論文解法パターン講義・テキスト全体と比べたら小規模な変更にとどまるといえるので、これまでに4A論文解法パターン講義(行政法)を受講したことのある方が、改めて2017年合格目標の4A論文解法パターン講義(行政法)を受講する価値があるかどうかは疑問です。

処理手順といった4A論文解法パターン講義の核心部分は全くといっていいほど変わっていないからです。

 

4.

そして、上三法までは、4A論文解法パターンテキストの【巻末参考資料】として各問の学習目標一覧だけを載せていたのですが、各問に、その特徴がすぐに想起できるようなタイトルも付けてみました!

4A受講生出身のスタッフから、「論パタの問題を話題にする・想起するときに、“2-2-1”といったパターンコードでは分かりにくいので、何か識別できるようなものがほしい」という要望があり、なるほど~と思ったからです。

 

TAC渋谷校梅田校横浜校での無料体験講義

※梅田校・横浜校では、渋谷校の教室講義をLIVE中継!
 「4A論文解法パターン講義 行政法第1回」
1/13(金)18:30~21:30

で、4A論文解法パターンテキスト(行政法)と4A条解講義(行政法)の抜粋版あげるよ~2018年合格目標の『4A基礎講座』の受講を考えている人も大歓迎!(^O^)/