予備短答と司法試験最終日のイヴですが、本試験に向けてのメッセージは、

・「TAC予備試験短答模試(第1回)について

・「TAC予備試験短答模試(第2回)について

・「平成26年度司法試験・予備試験の受験生の皆さんへ

・「あなたは何と戦っているのか?

等で言い尽くした感があるので、見たい方はそちらへどうぞ。



ここでは、予備試験の短答本試験後、各予備校が出す解答速報に照らして、自己採点をすべきかどうか?について書きたい。


たぶん、理論的には、自己採点をすべきではないのだと思う。

短答本試験を解いた感触がどれだけ最悪でも(万が一落ちていたとしても)、合格したという前提のもと、7月の論文本試験に間に合わせるために必死に論文対策をするのが、論文の実力が最も伸びる受験生が多いと思うからだ。


ただ、実際には、自己採点をしないという選択をすることは、非常に難しい。

皆さんは、私のブログを見ているくらいだから、ネット上の様々な場所から情報を仕入れていることだろう。このブログのコメントにも、様々な情報が寄せられると思われる。

だから、短答本試験についての情報に、嫌でもさらされてしまうのだ。

そのような状況で、ストイックに、効果的な論文対策を続けられるだろうか?

やはり、自分が短答本試験に合格しているのかどうかが気になって、論文対策が手につかなくなる受験生が多いと思うのだ。

それでも頑なに上記理論に殉じると、結果的に短答本試験に合格していたとしても、中途半端な論文対策しかできない期間が生じてしまう。


というわけで、個々人の状況やメンタルによる、という結論になる。

やや具体的にまとめると、

1.とりあえず、自己採点はしないようにしてみる。

2-1.自己採点をしないことで、論文対策が効果的にできていると思うなら、そのまま。

2-2.自己採点をしないことで、論文対策が効果的にできていないと思うなら、自己採点する。

という規範はいかがだろうか。


ちなみに私はというと、毎年、即刻自己採点しましたよ(cf.記事「択一本試験 」)…σ(^_^;)