既にWEB-SCHOOLにもアップされているとおり、平均点は124.7点でした。
第1回と比べて10点近くも下がったので、第1回より難しかったのかもしれません(第1・2回を受講された方、実感としてどうでしたか?)。
ただ、我々出題者側は、第1回より難しくする意図はありませんでした。
現在、TACの担当者等に、原因の分析をしてもらっているところです。
たとえば、
(第2回の受験者数)ー(第1回の受験者数)
が、
(第2回の総合計100点以下の人数)ー(第1回の総合計100点以下の人数)
に近いという事実(☆)があったりします。
※なお、第1・2回両方を受けた方の第2回模試平均点が126.8点、第2回のみを受けた方の第2回模試平均点は120.9点でした。
そのため、今回は、予備試験短答本試験が近いことから、とりあえず暫定的な合格ライン設定です(上記原因分析が一段落したら、少し変動する可能性があります)が…第2回の模試で152点とれれば、明日が短答本試験でも合格できるレベルといえるかもしれません。
※第2回のみを受けた方が第2回模試平均点を押し下げた面があったとはいえるのですが、それほど大きな押し下げでもなかったので、下記“予備校補正”のマイナス5点分が半減する程度と考えます。
※なお、4A系の講座の受講生はあまり受けていないことも判明…まあ、あれだけ過去問過去問連呼してたらそうなるかorz
その考え方は、「TAC予備試験短答模試(第1回)について 」と同様です。
つまり、まず、予備試験の短答本試験の平均点・合格点は、
平成25年度:平均点139.5点、合格点170点
平成24年度:平均点134.7点、合格点165点
平成23年度:平均点130.7点、合格点165点
となっています。
平成23年度から平成24年度で平均点が上がっているのに、合格点が上がっていないのは、合格者数が増えたこと(平成23年度1339人→平成24年度1711人)が主因だと思われますが、平成24年度から平成25年度では平均点も増えましたが合格者数も増えた(平成24年度1711人→平成25年度2017人)のに、合格点も上がったことからして、平成24年度の平均点データが比較的バランスのとれた信頼できる基準だと考えています。
とすると、TAC予備試験短答模試(第2回)の平均点は124.7点だったので、予備試験平成24年度の平均点と比べて10点低くなっていますから、合格点も165点-10点=155点と考えるのも一説です。
しかし、さらに“予備校補正”を考慮しなければなりません。
つまり、予備試験の“記念受験”生が、わざわざ金を払って予備校模試を受けることはほとんどないだろう(無料か安価で受けられる模試では別ですが)という経験則です。少なくとも旧司短答受験経験のある方なら、誰もがうなずける経験則だと思います。
この経験則から、「TAC予備試験短答模試(第1回)について 」では、さらに5点マイナスした合格ラインを設定しました(もっとマイナスしてもいいのかもしれませんが…)。
ただ、今回は、前記☆等の事実があるため、5点のマイナス幅が変動する可能性があると思っています。
というわけで、上記のとおり、暫定的に150点“ちょい”という合格ラインにしたのです。
※上記のとおり、“予備校補正”はマイナス3点程度と考えました。
いずれにせよ、模試の最重要目的は既に達成してくれましたよね?
初見の本試験レベルの問題に直面したときの思考や挙動を自己観察して、対策を立てることです。
これをやらないと、どんな模試でも(TACの模試の内容は、本試験で求められるのと同じ“能力”を問うている自信がありますが、それでも)、所詮は本試験を模したにすぎませんから、あまり意味がありません。
長くて1日くらいでチャッチャと終わらせてください。
あとは、「TAC予備試験短答模試(第1回)について 」で書いたとおり、短答本試験で
比較的、正答可能性の高そうな細道を、
これまでに鍛えた能力と感覚を総動員して、
爪先立ちで歩き続ける
ために、短答過去問をくり返しくり返しくり返し解いて、短答本試験で求められる能力・感覚を磨き続けるのが、一般論としてはベストだと思います。
もちろん、個人差はあるので、短答過去問演習や模試の反省から、合格するために自分自身に足りないと思われることを補うのが最も効率的です。
たとえば、「TAC予備試験短答模試で低い点数しかとれず、もうメンタル的にきつくてしょうがない…」という方は、他校の平均点が高い模試の問題を解いてみることも考えられます。まあでも、過去問の正答率は充分高まっているでしょうから、年度別過去問の自主模試で高得点をとってメンタル回復できるなら、その方がオススメですが。少なくとも、模試の問題を解くとどうしても本試験とは感覚がズレますから、必ず本試験感覚を取り戻すために、過去問演習(もう直前1週間なので、年度別で解いてみてもいいのでは?)を相当程度積んでから本試験に臨んでください。
あるいは、条解テキストを見ながら知識集中完成講義(4A条解講義)を聞き流して、最後のまとめをすることも考えられます。
よかったら、コメント等で遠慮なく相談してくださいね。