先日、“合格可能性”という概念を『上位合格を狙う≠合格可能性を上げる 』で提示した。
ついでに、短答本試験における“正答可能性”という概念を提示したい。
短答本試験でも、誰もが知識だけでは解けず現場思考が必要になる問題や、自分の知識があやふやでよく分からない問題に直面することは、周知のとおり。
少なくともそういう問題について、本試験現場で“正答”を目指すのは、ずれていると思う。
現場思考や、あやふやな知識で解くときに、100%“正答”できる自信は…ないよね?
その自信もないのに100%“正答”するのは、まず無理だ。
そして、短答本試験は、論文本試験等と同様、満点なんて全く目指す必要はない。
だから、少なくともそのような問題では、100%“正答”という戦線から潔く撤退すべきなのだ。
そうしないと、疲れ等で他の戦線(問題)の判断が狂うといった悪影響が出かねない。
少なくともそのような問題では、結局、“正答可能性”が比較的高いものを選択するという発想をするのが、現実に即していると思う。
これを、制限時間内に、できる限り続けられれば、まさに“ベスト”を尽くしたことになる。
その結果、もし合格点に届かなくても、仕方ないじゃん!?
だって、“ベスト”=最高=これより上は無理なんだから、現時点で合格はどうせ無理だったんだよ…という開き直りは、なかなか難しい?
でも、私が旧司H17で短答式の点数(順位の方が分かりやすいか)が一気に伸びた(http://profile.ameba.jp/4-algo-rhythm/ の自己紹介欄)原因としては、この発想の転換が一番大きいと思うんだ~うまく伝わるといいなあ。
ちなみに、私は、現場思考問題等に限らず全問題について、“正答可能性”の最も高いルートを辿るというコンセプトでやっていた。
(cf)当ブログ内を“正答可能性”で検索した結果→http://search.ameba.jp/search.html?q=%E6%AD%A3%E7%AD%94%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7&aid=4-algo-rhythm
あ、もちろん、普段の勉強では、全短答式過去問をくり返しくり返しくり返し解いて、できる限り「完璧」に近づけようとすることが前提だけどね~あくまで本試験現場での戦略・戦術の話でした。