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自考能力開発講座

自分で考え、自分で行動するには、何が重要か?”考える”ということはどうすれば出来るのか?過去にとらわれ、今に悩み、未来を憂う人に贈る『自考能力開発講座』

「清濁併呑」

せいだくへいどん・・・

良きことも、悪きこともおしなべて
受け入れ、度量が大きい様をいう。

東洋哲学において次の2つを考える。
孟子の説く”性善説”と荀子の説く”性悪説”。

人間という生き物をどの角度から
見るかによって、アプローチが変わってくる。

しかし、この両説も道徳的な自己修養という
点を目的としていることから
人は、どっちにしろ学ぶことが大切で
あることでは一致しているのである。

世の中には、綺麗なことだけで
成り立っていない。

嫉妬や恨み、妬み・・・
人間の醜い部分も世に渦巻いている。

綺麗な姿ばかりではつまずく・・・
醜い姿ばかりではすさむ・・・

共に人間の性として受け入れ
対処していかなければならない。

そのためには、目の前に展開されることを
受け入れていかなければならない。

そんなはずじゃ・・・
ありえない出来事・・・
信じられない・・・

全て自分の感性である。
自分の感性が全てに通ずるのなら
こんな楽なことはない。
それは神の領域でしかない。

人間はいつも不完全なのだ。
ビジネス界の格言を思い出す。
”経営者は必ず間違う”と。

何も経営者に限らない。
人は間違いながら生きていく。
そう、失敗しながら生きていくのだ。

逆説的に言うと、失敗しないのは
生きていないことになる。
動けば結果が出る。
失敗は多い。
しかし、その失敗の多い人が何故か・・・
優しくて、魅力的で、面白い。

清濁併せ呑む・・・
この言葉は魅力作りには欠かせないのだ。

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「内憂外患」

ないゆうがいかん・・・

内側にも、外側にも心配事が
山積している様を言う。

孔子が編纂した歴史解釈書「春秋左氏伝」が
出典と言われる。

翻って、今の日本はまさにこの状態と言える。
経済、国防、憲法、少子化、福祉・・・。
様々な手を打っているようだが
今の段階では、成果を評価がし難い。

また、中国や韓国近隣諸国との歴史認識を
めぐる史実問題や領土問題。
対岸の火事と見過ごせないイスラム国の件。

内も、外もと憂いが表出している時代は
江戸幕末にも見られた。

しかし、考えようによっては時代が
変革している証拠とも言える。

昭和から平成に元号が変わり
バブル崩壊後の金融整理がつき
団塊の世代はリタイアを始めた。

約30年・・・変革して時代が落ち着き
次のステージに向かうまで
振り返ってみると、この時間がかかっている。

今からの30年は再構築の時代に入る。
じっくりと、じわりと、たおやかに・・・
成長する方が日本には
向いているのかもしれない。

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「英明果敢」

えいめいかかん・・・

才知があり、なおかつ思い切りのよい
決断が出来ること。

まさに理想のリーダー像と言えよう。
基本的に人間の才知と果敢さは
あまり比例しない。

それは才知ある人は、
未来を先読み過ぎるからだ。
先読みの根拠は過去の範例である。
過去の範例は、失敗の歴史が多い。
従って、失敗イメージが先行し
行動や決断が鈍る・・・。

果敢にも種類がある。
勇気と蛮勇である。
「なるようになれ!」だとやはり危うい。
真の勇気は、背景に深謀があり
時の流れを見定め、自分の希求に時だと
感じた時に起こるもの。
いわゆる”天地人”を見極めることが
重要なことと言える。

この両方が重なり合った時
時代の求めるリーダーは生まれる。

賢く、明るく行動出来る人材は…
世はいつも求めている。

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「不易流行」

ふえきりゅうこう・・・

本質を大切にしながらも変化にも
対応できるようになること。

俳聖、松尾芭蕉が『奥の細道』を綴る中で
体得した概念。

歴史あるもの、伝統あるものに対して
基本的には、人は敬意を払う。
それは自分の知らない世界を通じて
残ったものに対する畏怖が多少なりとも
あるのであろう。

ただ、伝統や風習は、料簡を狭める要因にも
なりやすいのである。
よって、古きものへはより本質の魅力を
見抜く必要があるのだ。
そのためには、現在、過去、未来と
時間への学びを深くすると良い。
故事や慣習が、現代でどんな意味を持ち
未来へ何をもたらすのかの洞察が出来る。

また、時代の移り変わりは世の中で
形として現れる。
A地点からB地点へのコミュニケーションも
狼煙⇒手紙⇒固定電話⇒携帯電話・・・
やはり、ここでも流行の基幹を握るのが
時間である。

コミュニケーションをとる時間が早くなっている。
今までより、早く何かが出来る…
これは流行の代表のような着眼である。

日進月歩で便利になる世の中である。
人との交わり方も変わってきている。
何を大切にするべきか…。

不易流行の言葉は、
反する言葉を同時に姿勢としてとらえる
”中庸”を育むキーワードでもある。

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「無知之知」

むちのち・・・

自分の無知を自覚してこそ
真理が掴めるという訓え。

偉大なる哲学者、ソクラテスの基本思想が
ここにあるといわれている。

人はつい、知らない事、浅はかな事でも
知ったふりをしてしまう。

しかし、そのおかげで後々
ひどい目にあったりする。

知らないことを、素直に知らないということは
実は素晴らしいことである。

人は多かれ少なかれ”先生”になりたがる。
”教えたがり”が人間の本性である。
「知らない」という人に、優しいのである。

だから、知らないと伝えて教えを乞う人は
愛されるのである。

人間歳をとると、知らないことを隠したがる。
本当は、人間の一生で知りえることなど
たかが知れているという真実を”知らない”

今のIT技術のことなど、若い人の方が
確実に詳しい。
尋ねれば良いことである。

生きていく上で必要な知識はそう多くない。
複雑にして、勝手に悩んでいることがほとんどだ。

問題は、特に年配者は、知識を知恵に変える
デバイスを持っているかどうかである。

今も昔も、素直さや謙虚さは
優れてたデバイスなのである。

年々実直さに欠ける自分に猛省である。

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「士魂商才」

しこんしょうさい・・・

侍の心と商売の才能を兼ね備えていること。

元来、和魂洋才・・・の転用と言える言である。
日本の精神と西洋の学問を兼ね備えたの意。

今、世界中で起こっているナショナリズム…。
自国愛は良いことだが、
それが高じて他を排斥するとなっては害でしかない。

やはりバランスなのだ。

人は素晴らしい、感動した…となったら
その方向へ突き進むことがよくある。
一心不乱という言葉もあるが
時の流れが、時代の変化が起こった時のために
柔軟性の余力は残しているべきであろう。

「士魂商才」…
日本が永代かけて培ってきた精神性は
信義や信用信頼につながり。
技術や着眼の進展は
豊かさや面白さにつながっていく。
ともに大事である。

戦国から江戸時代にかけて隆盛した
剣の大家、柳生新陰流の教えに
「懸待表裏、一隅を照らさず」というのがある。

懸・・・切りかかること。
待・・・攻めを受けること。
表裏・・・思惑の表裏。
戦いの全体を見る時に、
ひとつ所にこだわり過ぎてはいけない…。
という教えである。

難しいことだが、ニュートラルな心で
何事も対処していく自分作りをしたいものだ。

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「融通無碍」

ゆうずうむげ・・・

ひとつの考えや行動にとらわれず
何事もなかったように進む考え方。

これは融通が仏教用語でもあり
そこから障害を意味する”碍”が無い…
ことを示す言葉である。

人はどうしても自分の経験や考えを
基準にして物事を判断する。

結果が思わしくないと
時に他責の世界に陥る・・・
社会が悪い、相手が悪いとなる。

融通無碍は難しい。
その領域に達するには
他人はもとより、自分への拘りも
考え直さなければならないからだ。

しかし、理想でもある。
目の前に起こることに一喜一憂せず
あるがままに受け入れ
あるがままに対処していく・・・。

人が自然の風景を観て感動する。
だが、その美意識は姿だけではない。
木々や大地は、いつも今を受け入れて
命を育んでいる。

大自然の壮大さや幽玄さは
きっとこの融通無碍も教えてくれている。
今年はもっと自然と対話していこうと思う。

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「是々非々」

ぜぜひひ・・・
良いことは良い、悪いことは悪いとする姿勢。
中国の思想家、荀子の唱えた言である。
人間は、元来利己的な生き物であるとし、
性悪説を唱えた。
だから、人は学び続けなければならないとし
”礼”という概念を重視した。

さて、現代においてこの言をどう考える?
民主主義の社会では多数決という
判断方法がある。

しかし、多数決は判断のひとつの手段であり
絶対的な手法ではない。

多数決で勝利したものは、敗北したものを
否定するものではないのだ。

勝利したものは、敗北した思考や考えを
尊重する姿勢を保つ必要があるのだ。

現代社会は、個の主張が
表に出やすい社会である。
それはテクノロジーの発展と無関係ではない。

賛成、反対といっても
それぞれの条件が付いたりする。
そんな意見の細分化は、決済を遅らす。

インディペンデントな組織が、成長するにつれ
躍動感が無くなるのは、多数の意見の折衷案を
選択しようとするからだ。

結果、決済は遅れ、当たり前の案を
誰もが渋々履行していくという
状況が繰り返されているのが現代の図式である。

今回の「是々非々」は、特にリーダーの決断に
大きく寄与する言葉であろう。

しかし、是か?非か?判断する能力が要る。
「是々非々」が出来る自分作り・・・
能力、経験、勇気、確証、責任などの
総合的な資質が必要なのだ。

リーダーが、包括的にこの資質を発揮できた場合
きっとエキサイティングな世界を作り上げて
くれるのではないかと考えている。

「是々非々」が出来る自己を練磨する…
年初にあたり良いテーマだと思う。

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自考能力開発講座5


Golden Message

◆生き様によって

カーネル・サンダース…実業家・KFC創業者
KFC…ケンタッキー・フライド・チキン…
日本で100店舗以上展開されている
飲食産業の雄である。
その創業者であるサンダース氏。
本名は、ハーランド・デーヴィッド・サンダース。
ケンタッキー州に貢献した人に与えられる
ケンタッキー・カーネル(名誉称号)を得たことで
カーネル・サンダースの名が世界に広がった。
さての今回の言葉である。
サンダース自身は、60歳を過ぎて
起業して現在のKFCの基盤を築いたのである。
フライドチキンのレシピを伝えるFC化を
進めて現在の世界的企業に成長した。
ワゴン車で、フライドチキンを全米中に
売り歩き、そのレシピを伝えていきながら
グループ形成を行っていったのである。
ひとつの信念を貫き通したその生き様は
現在でも馴染の立像が店舗に
飾られているのをみると感じられる。
人はいつ始めても遅くはないのだ。
歳だから、経験ないから、失敗しそうだから
全てはやらない理由でしかない。
”やれる”か、”やりたい”…どちらかが
あれば人はチャレンジできるのである。

起業家のビジネス拠点  

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自考能力開発講座5


Golden Message

◆変化に最もよく適応…

チャールズ・ダーウィン…自然科学者
「種の起源」…誰でも耳にする著名な書である。
生命は全て進化して今に至る…
現代科学では、環境によるDNA変化や染色体変化
など更に詳細な進化論が唱えられているが
今回の名言は、ビジネス界でもよく使われる。
変化できるものが生き残る!と。
身近な例がスマホ問題。
好んでガラケーを使う人と
ガラケーの馴染みから離れられない人は
明らかに違う。
昔ながらのものを大切にする心根は
十分理解できる。
だが、一度はスマホに挑戦する姿勢は
欲しいものである。
ガラケーの語源が害敵(新しい情報)が
いない環境で進化が閉ざされた島名から
由来していることを考えれば…。
進化は常に外からの刺激で始まる。
それは環境の変化である。
同時火山噴火や大地殻変動、流星群衝突…
自然の、人知の及ばぬ環境変化は
ここではおいておく。
現代社会は、人為的変化が目まぐるしい。
それはテクノロジーの変化だ。
科学は後退しない…のである。
世間の大半が受け入れる方向へ進む。
その方向の中で新たな変化が起きる。
スマホ、電気自動車、クラウド…
時代はその方向へ向かっている。
人生の選択は日々目の前にある。

起業家のビジネス拠点  

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