自考能力開発講座 -18ページ目

自考能力開発講座

自分で考え、自分で行動するには、何が重要か?”考える”ということはどうすれば出来るのか?過去にとらわれ、今に悩み、未来を憂う人に贈る『自考能力開発講座』



自考能力開発講座2 
Historical Idea


なぜ、三国干渉は起こったのか?


日清戦争は、ある意味日本が
国家としての世界デビューでもあった。
では、何のデビューか?
それは国益分捕り合戦である。

戦争は立場によって
様々な捉え方をされる。
終戦記念日を間近に控え
毎年、自衛だ!侵略だ!と
繰り返している。

日本がこの戦争に踏み切ったのは
背景にロシアの存在があったからだ。
これが一番大きい。
この意味でいくと自衛だろう。

しかし、あわよくば・・・ついでに・・・
中国領土での権益の確保・・・。
国家運営の中で、この意図が
全くなかった・・・とは思えない。

眠れる獅子と言われた清国。
内情は、統治機能不全で
列強の割譲・租借地という名の
侵略を受けており
国力は極めて低かった。

こんな状況であったから
日本は戦争に突入したのである。
結果は日本の戦勝。

そして講和。
下関条約(馬関条約)となる。
その条約の領土と賠償金に
ついて触れておく。

まず領土に関して。
・遼東半島
・台湾及び周辺諸島

日本側へ譲与。

賠償金に関して。
約3億6000万
当時の日本の国家予算は
約8000万程度。

ここで起こるのが三国干渉である。
ロシア・フランス・ドイツの口出しである。

まずロシア
宿願とも言うべき不凍港の確保は
南下政策の優先課題であった。
その為に戦略地域である遼東半島を
清が日本へ割譲することは看過できない。

そしてフランス
この共同条約によって
欧州でのロシアとドイツの緊張緩和に
つながれば、フランスの危機回避の
一環につながる。

最後にドイツ
ロシアとフランスが仲良くなられると
その間に位置するドイツは
挟み撃ちにあってしまう。
国家戦略として両国に絡まなくては
危険な状況を生み出してしまう。

すべて自国の国益を最優先した思惑があった。
しかし、元来外交とは武器を持たぬ戦いである。
あらゆる謀略や企みがあってのもの。

戦勝したとはいえ、戦後の日本は
疲弊している。
しかし、この交渉で遼東半島を返したことが
後々に大きな障壁となってくる。


二○三高地…耳にしたことはあるだろう。
この高地は返還した遼東半島にあるのだ。

後進国を戦わせて、双方が疲弊しきった後に
果実をサクッと奪っていく。
戦わずして勝つではなく
戦わして勝つ戦略発想であった。





自考能力開発講座2 
Historical Idea


なぜ、江戸幕府は滅んだか?


平家物語の有名な冒頭がある。

祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
ひとへに風の前の塵に同じ。

徳川家康が我慢に我慢を
重ねて開いた江戸幕府も
終焉を迎える。

そのほころびは260年間の
どこにあったか・・・?

・家光死後の由井正雪の乱
・綱吉生類憐みの令の悪法
・代替わりの度に起こる世継ぎ闘争
・黒船来航
・尊王攘夷運動・・・


様々な転換期がこの政権にあった。

そして遂に武家政権は終焉を迎える。
そのとどめは、時の大老を誅殺した
「桜田門外の変」と考えている。
ここから急転直下に幕府は瓦解する。


井伊直弼

歴史的評価が分かれる人物である。
しかし、徳川家大事を専一に
考える最高権力者である。
徳川政権に刃向う者は処罰…
安政の大獄などはその一環。

その政権のNO1が暗殺。
江戸幕府の最後の看板
倒れたわけである。

そこからは・・・
薩長を中心とした回天組織。
利権を狙う欧米諸国。
主権奪還を願う朝廷。


弱った組織にあらゆる勢力が
襲いかかったのである。

260年の政権が”おごり”だけの
時代だとは思わないが

今の体制では外国に蹂躙される…
欧米諸国にボロボロにされた
隣国清をみてみろ…
と。

当時の日本の民(まだ国民でなく)は
恐怖に陥っていたのである。
恐怖は強烈なエネルギーを生む。

このことで我々は何を学ぶか…?
統治の仕組みは時代に合わせて
改善していかなければならないと
いうことがわかる。

時の権力者にはいつの時代も
その改善点が見えない。
組織の変革はいつの時代も
ヨソ者、ワカ者、バカ者である。





自考能力開発講座2 
Historical Idea


なぜ、豊臣家は滅んだか?

戦国の世は、実質的には
関ヶ原(1600年)で終焉した。
江戸幕府(1603年)で公式にも
徳川家の天下となった。

しかし、象徴的な存在が
江戸幕府を落ち着かせない。
それが、難攻不落の巨城大阪城に
坐する豊臣秀頼である。

秀頼が何故象徴なのか…?
その血縁をみればわかる。

天下人、豊臣秀吉の遺子であり
覇王、織田信長の叉甥であり
今の天下人、徳川家康の義理の孫…


この3武将に縁があるということは
戦国末期における大義のDNA
まとっているということだ。

時の治世者である徳川家にとって
いつ秀頼を旗頭に豊臣恩顧の武将が
決起するか気が気でない。

関ヶ原の戦後処理で
上杉、毛利、島津・・・怨みを買ってる。
加藤、福島・・・秀吉恩顧の家もある。
その他改易になった数万の浪人群・・・

そこに秀頼を御旗に立て
天皇より徳川追討の綸旨でも
出ようものなら・・・

だから秀頼を葬ることが
徳川を守る最適最重要の戦略
だったのである。

大阪城は冬に始まった。
難攻不落な城に挑む徳川の
最大の悩みが城を取り巻く堀であった。

まずは武力の違いを見せつけ
早々に和平交渉・・・これもしたたかである。
停戦協定の眼目は堀の埋め立て。
徳川の寄せ手を散々苦しめた真田丸も
城の大外堀もきれいさっぱり埋め立てた。

そして半年後の夏・・・
丸裸の大阪城は落城するのである。

我々はここで何を学ぶか・・・?
事細かくいけばこの戦には様々な
学びポイントがある。

その中で大義の扱い方を上げたい。
相手の大義が邪魔になる場合
速やかにそれを取り除き。
自分に大義がある場合
速やかにそれを活かす行動に走る。

大阪の陣は双方に大義があった。
その扱いの差、活かし方の速度が
断然違っていた。

やはり強力なリーダーがいる方が
強いのである。




自考能力開発講座2 
Historical Idea


なぜ、石田三成の西軍は敗れたのか?

本日より新講座「Historical Idea」を
お届けいたします。

歴史上の出来事や人物の事績などに
焦点をあて、そこにあるWhy?を
考えていこうという試みです。

そのWhy?を今の現代社会
当てはめ、人間とは?社会とは?を
学んでいこうという狙いです。

最初にある「なぜ、石田三成…」を
ご自身で考えてながらご覧ください。

もちろん、ここで述べる私自身の着眼や
考えが答えではありません。

読者がご自身で今の定見と
照らし合わせてみて頂ければ幸甚。
では、改めて・・・

なぜ、石田三成の西軍は
敗れたのか?

まずはこの1枚の関ヶ原布陣図を
みていただきたい。



手前側が石田三成率いる西軍約8.8万。
向こう側が徳川家康率いる東軍約8.6万。
まぁ勢力はまず互角・・・

しかし結果はご存じのとおり
西軍のボロ負け・・・Why?

そこでこの戦場を上空から見てみる。


最初の図の「ココ!」と上図の「ココ!」
同じ位置を示している。

毛利勢(藩主、毛利輝元は西軍の
名目上の大将)が着陣していることが
わかるだろうか?

毛利秀元勢…15,000人
吉川広家勢…3,000人
安国寺恵瓊勢…1,800人

毛利勢はおよそ2万の軍勢。
この数が戦わず、陣は微動だにしない。

石田三成の再三の督促にも無視。

西軍大将筋の戦力が全く機能しないのでは
これはもう端から負け戦である。

そこに小早川勢他の裏切り・・・
目も当てられない。

そもそも、家康の本陣の背後に
陣取る毛利勢に徳川方も
ロクにケアしないわけは何なんだ・・・?

他の裏切り勢もそうだが、
全て開戦前に根回しが
出来上がっていたというわけだ。

結果それに乗った形の毛利勢だが
戦後処理では戦前120万石から
戦後は30万石!収入は1/4に!!

戦前、口約束で本領120万石安堵。
戦後、家康の承認書が無いとの理由で
減封・・・

毛利家としては
「約束通りに戦わなかったのに・・・」と
泣き言を云っても後の祭り。

二兎追う者は一兎も得ず・・・
それどころか、二股かけて
自分の資産を激減させてしまった。

現代社会はリスク分散が当たり前だが
やはり、信義は今の時代でも大切。

堂々と敗戦の後も毅然とした上杉家と
比較して敬意の度合いが今も異なる。

中途半端なプライドや
ややこしい依怙地癖はいらないが
生きていく上で、信義は重要であろう。
時代が変わっても、それは変わらない。


自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「○○のサイクル」



捨てる…成長・進歩の第1ステップ。
見つける…新しい世界を導入する。
仕組む…継続して馴染ませていく。






模倣…学びの大原則。まずはマネること。
工夫…マネの中に小さなアイデアを反映。
独創…自分のオリジナリティの出発。





希望…遠くの光を与える。
環境…今を歩む環境整備をする。
実験…常に実験というスタンスで臨む。





問題提起…答えを与えずテーマを与える。
着眼提示…考えていく方向性を与える。
実践指導…自分で出した答えを実践させる。





優柔不断…失敗の根本原因。
逐次投入…小出しの実践で毎回成果なし。
問題先送り…解決策が見えず問題棚上げ。





深慮遠謀…深く先を見た戦略発想。
迅速果断…決断即行動の瞬発力。
取捨選択…良いものは残し後は捨てる勇気。





自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「○○を捨てる」



習慣…3無に関わる習慣は捨てる。
自慢…自慢は聞きがたいので捨てる。
苦労…自ら語る苦労話は捨てる。






妄執の大成…妄執は大成することはなし。
復讐の快哉…人への怨みは我に戻る。
悪巧の金蔵…継続せずいつかは露見する。





肉親の護…肉親を守れる環境を作る。
称賛の傘…ホメられるだけでは成長なし。
集団の温…責任意識が成長しない。





失敗シーン…失敗イメトレの原因。
大成功シーン…驕りが生まれる原因。
屈辱シーン…怨恨が生じる原因。





実績…過去だけに頼る自己を放棄。
出自…学歴家柄依存の成長停滞。
武勇…過去の栄光を糧にする虚栄。





栄光…自負にするだけで糧にしない。
形式…スタイル形態への固執はしない。
挫折…トラウマにせず糧とする。





自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「○○の縁」



再会…何故か出会ってしまう縁。
奇遇…過去の縁が今つながっている縁。
師択…人生で必要な師との縁。






義理…世間のしがらみからの縁。
友情…損得を超越した縁。
打算…有益なものを求めての縁。





未知の親戚
…血縁がありながら面識なき縁。

幻影の師匠
…教えを求めながら叶わぬ縁。

渇望の伴侶
…理想を追い続ける縁





甘言…耳に優しい言葉で寄ってくる縁。
艶言…艶めかしい言動で迫る縁。
優言…全てを受け入れてくれる縁。





約束の反故
…実現しない出会いが続く縁。

世代の乖離
…年代差により感性が異なる縁。

距離の遠大
…物理的な遠さが壁の縁。





同価値観…価値観が近似値の縁。
同環境…生きてきたプロセスが似ている縁。
同趣味…同じものを愛好している縁。



自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「○○の鉄則」




情報ルートの変更
…これまでと異なるソースからの情報入手。

出合い数の増大
…意図して人に会う回数を増やす。

「与」への姿勢訓練
…もらう姿勢から与える姿勢へ。






方向…即座に動き出す方向を決める。
方策…動きながら方法を考える。
方便…決断シーンは臨機応変に。






模倣…初めはいつも真似から始まる。
闇練…上達は一人稽古が一番良い。
実験…成長を日々現場で体感しながら試す。






探…自分自身や組織内で探す。
作…探してなければ自分で作る。
借…作れなければ借りてくる。






即開陳…これが最速の問題解決法。
即相談…周囲に客観視してもらう。
即協力…周囲はいち早く協力して解決へ。








自助…自分で努力解決の習慣を。
共助…自助の姿を誰かが観てくれている。
公助…誰もが認めると起こる助力。



自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「史上の師」



徳川家康…治世260年の大戦略。
聖徳太子…法の統治の礎。
平 清盛…時代の価値観を変えた政治家。




秋山真之…智謀湧くが如し。
本田正信…徳川体制の黒幕。
黒田如水…天下人の大軍師。





武田信玄…人は堀、人は石垣、人は城。
直江兼続…主家を守り抜いたNO2。
後水尾天皇…皇統を守り抜いた戦う天皇。






徳川吉宗…徳川幕府中興の祖。
上杉鷹山…上杉家再建の名君。
山田方谷…幕末のミスター自治再生。





緒方洪庵…幕末の超名門塾創始者。
吉田松陰…維新義士の育ての親。
上泉信綱…著名剣客輩出の剣聖。





西郷隆盛…史上比類なき大器量。
大石内蔵助…真の義を貫いた指導者。
大谷吉継…実利より友誼を全うした武将。




自考能力開発講座3waysthinking
テーマ別のまとめ

「イノベーション」



発露…閃きや気付きの世界
発見…情報収集の世界。
発明…新しい世界の始まり。





削減…何かを削減できないか?
速度…今の速さをUP出来ないか?
意匠…これまでにないデザインは?





不満…この不満はどう解消する?
不安…この不安はどう拭い去る?
不便…この不便さはどう解決する?





改善…昨日より良くなることは何か?
否定…既存の価値観に異を唱える。
破壊…パラダイムシフト。





時機…時をズラせば価値が高まる。
移動…動かせば価値が高まる。
用途…別で使えば価値が高まる。





革新…今を変えることを怖れない。
捨てる…ムリムダムラを捨てる。
批判…周囲の批判に怯まない。