隣りの彼はもう居ない | 100倍役に立つ脊髄小脳変性症のオヤジのブログ

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オヤジの日常を綴ります。
いいかげんなオヤジか、
良い加減なオヤジか、
そんなオヤジは病気です。
(脊髄小脳変性症)


楽天的に生きて行きたい?
と思います^_^

「人生
笑うても一生
泣いても一生」
どちらを選ぶかは
個人の自由です^ ^

なんといっていいのか

言葉がない


3つ歳下で、妹と同級生だが

幼馴染と言うか

小さい頃からよく遊びよく喧嘩もした


大人になってからは何故か縁あって

同じ会社で働いた

家は隣なので行き交いもし

家族同士仲も良かった

ほんと思えば弟の様な奴だった


私が会社を辞め

彼が単身赴任してからは年賀状だけの

付き合いになっていたが

今年も宜しくといつもの見慣れた字で

書いてきたのに

次から誰に出せばいいのだろ




ガン患者が思う事に

容姿が変わっていくので

ガンと知られたくない

人に見られたくない

かわいそうと思われたくない

などなどあると言う。



彼も髪の毛が全部抜けて

どちらかと言うと小太りだったのに

痩せ細り

見た目が相当変わっていたと言う

だから人に会うのを極端に

嫌がっていたらしい。



奥さんも死んだ実感が

まだ湧かないと言ってたが

私もそうだ

週末が来ると単身赴任先から又

車で帰ってきそうだ



そんな事になるとは思わなかった

帰ってきた時に変だなとは思ったけど

早期退職でもしたのかな

くらいにしか思わなかった

もっと色んな話をしておくべきだった。

定年なったら又一緒に遊びたかった。



奴はもう居ない。

姿はない。

逝くのは早すぎる。




彼の60年余りの人生が終わった。



謹んで心より哀悼の意を表します。



膵臓ガンと聞いたのは

亡くなってからだった。