職場では専門業者と契約して
掃除をしてもらっている。
通路や階段でモップ掃除のおばちゃんと
挨拶をしてすれ違う。
そんな時いつも同級生と
その母親(おばちゃん)を思い出す。
その
おばちゃんはある病院で掃除婦をしてた。
おばちゃんの息子と私は同級生で友達。
でも彼は秀才私は凡才。
小中学校で勉強が1番。
当然高校は市内の進学校に進んだ。
小さな頃一緒に野球とかして遊んだのに
何が違うの?
朝、自転車通学してすれ違う時に
おはようと
挨拶してもワンテンポ遅れて返事する
何と下を向いて参考者を読みながら
自転車に乗って
通学してるのだ。(危ない)
遊びながら通学してる私とは
訳が違う。
当然高校でもトップクラス。
大学はどこに行くのかと思ってたら、
何と、○阪大学医学部。
国家試験もすんなり受かり医師に。
そして大学病院の医師になった。
決して裕福でないむしろ貧乏の方が近い。
医学部の授業料は想像しただけで
恐ろしい。1サラリーマン家庭で
どう都合したのか知る由もない。
都会で活躍する息子。
掃除をせっせとするおばちゃん。
あの掃除のおばちゃんの息子が
お医者さんとは、あの病院の
患者も看護婦さんも誰も
思ってはいなかっただろう。
おばちゃんもそれを自慢したりはしない。
息子が医者になっても掃除婦は
当分やめなかったようだ。
彼は今、大学を辞めて大阪で
内科の開業医をしている
少し認知の始まった年老いた
おばちゃん(母親を)
田舎から引き取ったと噂で聞いた。
私は今彼に言いたいことがある。
何故、神経内科を専攻して
くれなかったんだよーと。
彼が神経内科の医者であってくれたら
良かったのにといつも思う。^_^
(糖尿病が得意分野らしい)