【改訂版印刷用】「後ろの正面」とは?(11) | アトランティスからの伝言

アトランティスからの伝言

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コンガーラはパラエトンの言葉を聞くと、光の輪の下でほほえみして見せた。
「学者には何もできませんよ。
学識に心の曇った学者や教師たちは、浅はかな人知で真実を歪め、驕りと権威を振りかざすだけです。
われら、天界の者から見れば、まことに救いの遠い、気の毒な人々なのですけどね。
それはともかく、わしらがこんなふうに言うのも、貴殿は本来、天界や地獄にまで影響を与える使命を持っているということですよ。
上司に止められているので、これ以上は詳しく言えませんが」。
 
 
 
「かごめ唄」研究の権威ある学者がいるのかどうかはわからない。
 
おそらくどこの大学の履修科目にも「かごめ歌科」や「かごめ唄部」というのはないだろう
 
いや、ないのが当然といえる。
 
なぜなら「かごめ唄」は、あくまで子どもの遊びの歌で、まともな学問の研究対象には当たらないからだ。
 
日本国民のほぼ百パーセントは、この常識的な意見に賛成し同意するだろう
 
「かごめの唄」に、大の大人が大真面目で研究するなど、価値のない遇の骨頂だと思われても仕方ない
 
どこの誰の創ったとも知れぬ子供だましの唄の、訳の分からぬその歌詞に、いったい何が潜んでいるというのか、そんなことはどうでもいいことだよ。
 
それ、何の飯のタネになるんだ、かごめ唄で食ってけるんなら、とっくにみんなそうしてるよ。
 
学者も相手にしない。
 
庶民も相手にしない。
 
歌を研究しようという同好会はいくつかあるようだが、ざっと見渡したところ、じっくり腰を据えて取り組もうという意気込みは残念ながら感じられない
 
若者たちの英知を結集しても、教えられ植え付けられた型通りの知識からは、その糸口すら見つけられない
 
いや、それどころかカネと権威と欲望に染め上げられた公的学究機関の有識者たちは、おのれの立場の維持だけが目的のすべてであり、公的な貢献や人類の進化発展など思いもしない
 
世の最先端といわれる生命研究や素粒子物理が占める位置など、膨大な助成金に群がる利権屋(理研屋も含む)の力学構造が作り出す不確定要素によって左右される
 
人々の税金が、研究所とは名ばかりの似非(えせ)巨大機関に流れ、政治権力と巨大企業が絡んだ、膨大な賄賂や裏金として略取されている。
 
「かごめ唄」は、そんな堕落し果てた大人の世界とは全く無縁の、無垢で純粋な幼子たちの唄
 
心の穢れた者に、その解釈と目的の解明は決してできるものではない。
 
この私にも、その資格があるとは信じがたい。
 
しかし、千二百年もの長い時の流れを、子どもたちは素直に純真に継承し続けてくれたのだ
 
時の終わりに生きる我ら大人たちが正しく解明しなくては、累代の子供たちに申し訳が立たないではないか。
 
 
それにはカネにも権威にも、いかなる欲にも引き付けられない、アマチュア研究者の純粋な探求心と、心の底から汲み出した直観力が必要となるのだ。
 
孤独な探求者としての立場は、理解と誠意ある共同研究者の出現を今日も夢見ている。
 
そう夢見ながら、あっという間に四年が経ってしまったが…。(当時)
 
この先も、光陰矢の如しなのだろう…。
 
現世を、恨みつらみ混じりで去ろうとは思わないが、ただただ騒がしいだけで何一つ独自性の消え果てた荒涼とした世界に、ため息が出る
 
 
 

 

 

 

 

 「わがことのように相手の苦悩を知り、見捨てるに見捨てられぬ憐慾と、手を差し伸べずにいられない心は、善なる宿業のものだ。
 宿業には悪しきものも善のものもあり、軽いものもあれば重いものもある。
 宿業で結ばれて、さまざまな形で出会うことを予定された人々と、場所や立場を違えて共に生きているのが現世の姿なのだ。
 厳しい苦難の人生の狭間で、心慰められ温かく迎えいれてくれる善き宿業の人を知ったなら、それは善の宿業によるものだ。
 思いやりを受けたなら、深く感謝するだけではなく、喜びと利益を他の人々に分け与えることを心がけなければならない。
 それは、善き宿業を人々との間に培う元ともなろう…。
 善き宿業のある相手には、表向きはどうであれ、強い印象を受けて大きな関心を抱かずにはいられなくなるはずだ。
 転生輪廻を通じて綾なされ、人はおのおのの宿業を、気づかぬままに心の奥底に秘めている。
 互いに高めあって敬いあう宿業もあれば、堕落して憎みあう宿業もある。
 目を覆う悲痛は絶えないが、それもまた必要な魂の熟成の過程なのだ。
 むろんあなた方も知るとおり、この宿業の法則についての知識を、自己正当化に使う心なき者たちの数も多い。
 真理真実を歪めて解釈し、自分に都合のよい言い訳や正当化に利用する者どもの、世から絶えた試しもない。
 彼らは非常に重い宿業をつくっていることを知らない。

 

「アトランティス」第1部下巻より抜粋 音声ファイル239_mp3

 

 

 

 

 

 自らの意識を肉体から簡単に抜き出せるアトラスにとって、生身の人間の視座も霊的な存在の見地も、さほどの差があるとは感じられないらしい。
 彼にあっては肉に縛られた人間の感覚も、死後に霊的実体となって現世から離れた者の立場も、同一の意識の中に併存しているのである。
 その意味で、彼は生者であると同時に死者であり、肉体を持った人でありながら肉を持たぬ霊人と同じでもあった。
 ビオサネは、《夢見》る人アトラスの、あまりに深い叡知の広がりに、答えようもなく黙りこむ他はなかった。
 アトラスはそんな元大貴士に、先刻の質問の回答をくれるよう懲憑した。
 《さて、汝に改めて問いたいものである。
 人類に進歩などというものがあるのであろうか。
 いかように思うであろうか》。
 ビオサネは、ほとんど回答できそうもない自分を感じていたが、答えを促されては返事を拒むわけにもいかなかった。
 彼は彼なりの考えを、ややためらいながら口にせざるをえない。
 「主よ。
 人類に進歩があるのか無いのか。
 どちらか、わたしには確答はできませぬ。
 しかし、わたしはそれを有ると信じたいと思っております」。

 

「アトランティス」第2部上巻より抜粋 音声ファイル310_mp3

 

 

 

 

 

 銀の虹彩の老武人は、訝しげに目を細めてパラエトンを見詰めた。
 「貴公は現世のことしかやっていないではないか。
 ただただ、身に振りかかる出来事に反射して、日常の生活習慣の力で生きてきただけだ。
 これまでの人生で、貴公は本当の仕事のためには、小指一本も動かしていない」。
 パラエトンは白い掌を見せ、うるさそうに相手の言葉をさえぎった。
 「変な説教はよしてくれ。
 反射神経と要領が良くなけりゃ、生き馬の目を抜く世界で生きられるものか。
 俺は今の仕事がうまく行けばいいと思っているだけなんだ。
 他のことには頭がまわらんよ。
 高尚なことは学者の先生がたがやればいい」。
 コンガーラが、眩しい光の輪を、指の間にそっと挟んで頭の上に持ちあげる。
 白金の、霊の光輪は、中年の警護者の頭頂から拳一つ置いた空中に滞空してゆるがなかった。
 光輪を頭の上に浮かばせたとたん、彼の全身が、眩しい人型の光の塊になったように見えた。
 黒人青年が、はっと息を飲んだときには、相手の姿は元に戻っていた。
 コンガーラはパラエトンの言葉を聞くと、光の輪の下でほほえみして見せた。
 「学者には何もできませんよ。
 学識に心の曇った学者や教師たちは、浅はかな人知で真実を歪め、驕りと権威を振りかざすだけです。

 

「アトランティス」第2部下巻より抜粋 音声ファイル403_mp3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
《再掲載》

 

ケータイを持ち歩かなくなって十四年が経った。

 

種まきの農夫にとって、それは日常不可欠なものではない。

 

仕事を終えて我が家に帰れば、今日のことはいずれ分かる。

 

瞬刻を争う事件など、そう頻繁に起こってはかなわない。

 

ただ黙々と、肩から下げた籠の種を、黒土の上に蒔き続けるだけだ。

 

それだけが今の私の天職となっている。

 

他人との連携も打ち合わせも、昨今の私には必要がなくなった。

 

ケータイもスマホもタブレットも、種まき農夫には要らぬこだわりでしかない。

 

確かにこれを手放した当初は、感覚器官の一部を失ったような不安を抱いたものだ。

 

しかし今では「ないのが当たり前」に慣れきってしまった。

 

その代わりに、財布のカード入れにはテレカが二枚以上忍ばせてある。

 

いつでもどこでも本人と連絡が取れることが、それほど便利といえるだろうか。

 

人間の身の回りに、あまりにも便利すぎるものが異常なほどに増えたので、多くの人は自由を切り売りしてしまったのではないか。

 

誰にも邪魔されない静寂な時間や、電気照明のない夜の暗闇の心地よさから、人は好んで自分を引き離してしまったようだ。

 

そのせいか、十二星座のことを記しても、大方はそんなことには無関心だ。

 

無理もない。

 

暗闇が生活の場から失われ、満天の星空を見上げる機会もなくなった。

 

代わりに、低俗なバラエティーと嘘八百を並べ立てるコマーシャルやニュース番組を送り込むテレビが、人間の正常な感性と知性、悟性から霊性まで根こそぎにした。

 

種まき農夫は、単調な作業を繰り返しながら思う。

 

電子メディアをコントロールするには、現代人にその資格があるのだろうかと。

 

技術革新には、それに相応した心の品格の高さが求められるのではないかと。

 

それならば、私は種まき農夫に徹するのが一番なのだろうと思う。

 

あっ。

 

もう宵の明星が輝きだして夕暮れが近づいた。

 

今日も、道具をまとめて家路につくことにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

崇神天皇の皇女豊鍬入姫および倭姫による、

二十数社に上る元伊勢神社創建の目的は、

真の元伊勢たる吉佐宮(現在の籠神社)の存在を覆い隠し、

四国に眠る地球皇家の秘宝を

救世主顕現の時代まで無事に庇護する為だった。

(コミック書籍の内容とは関係ありません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
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*** ご 案 内 ***

こんにちは  ご来訪を心より感謝いたします

このブログの管理人 Hiroshi Onishi です

大切な「音のお知らせ」が届きました

消印は紀元前1万年 つまり今から1万2千年前

ものさしを替えればつい昨日のお話です

時空を超えて送られてきた 玉手箱の中を覗いてみませんか

もしかすると太古の記憶が 懐かしく蘇るかもしれませんよ

合成音声全229ファイル 総計85時間33分 1.74GB

試し聞き、フリーダウンロードは下記よりどうぞ…

https://1drv.ms/f/s!Ag2qwP3EqsFdul9P6f2aq134dw8Z

(マイクロソフト社のクラウドサービス  「OneDrive」を利用しています)

お楽しみいただければ幸いです 

 

 

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  ありがとうございました

 


 

 

今回の「コロナ禍」は、民間及びNHKによるフェイクニュース報道の、大衆操作の「威力」の恐ろしさというものを嫌というほど見せつけられました。

 

どうして大衆というものは、これほど欺瞞に溢れ悪意に満ちたニュースメディアにやすやすと乗せられてしまうのでしょうか。

 

新型コロナウィルスそのものよりも、自分たちが騙されてこのような意味のない行動に、国家の大号令の下、唯々諾々(いいだくだく)と羊の群れさながらに盲従している姿こそ、本当に恐れるべき核心だということを学ぶ必要があるように思えます。

 

爆発的感染も医療崩壊も、現在の患者数と感染者推定数の推移では、まず起こりえません。

 

メディアの役割とは正しい現状を民衆に知らせることであり、私利私欲のために恐怖をあおり、社会を大混乱に陥れるためにメディアという影響力の強大なシステムを独占することは、明らかな反社会的犯罪であると断言します。

 

どうかテレビや新聞の報道に踊らされることなく、冷静に、冷徹に現状を見つめてください。

 

この主張文は2020年4月22日付け日記

「♪かーごめかごめ(4)」以来

内容を変えず一貫して説き続けてきたものです。

今後も連続して掲載を続ける所存です。