この宇宙は、天と地、日と月、男と女、火と水、生と死…など、対極的なものが表裏一体・相互作用によって成り立っていますにっこり

世の中には“善と悪の戦い”という構図が多く見られますが、悪を倒して善だけになれば世界は本当に平和なのでしょうか??

人間も「宇宙の縮図」ですので陰陽のはたらきがちゃんとあります電球気づき

今回は、宇宙の原理原則である「陰と陽」それぞれの役割についてお伝えしていきます花



身近にある「陰と陽」のはたらきを知ろう!


陽のはたらき 陰のはたらき

この宇宙のはじまりに


左周りの大きな渦と
右回りの大きな渦によって

澄んだ軽いものは天
重く濁れるものは地
なりました

私たちは地球に住んでいて

大地に足をつけて
天空を見上げれば

昼間には 明るく輝く太陽
暗い夜には やさしい月(太陰)
上っています

私たち人間も 宇宙です

男の人女の人がいて
に手足があって

朝は起きたら 身を整えて

ご飯を食べて トイレを済ませ
活動したら 休憩をして

夜はお風呂に入って 体を清め
それから 静かに 眠ります

心の中は さらに さらに
果てしない 宇宙のように

嬉しいときは 心が弾み
悲しいときは 落ち込んで 

誰かを想う 心があって
自分を見つめる心も 大切で

成果が出たり 失敗したり

いろんな経験と
いろんな気持を味わいながら

生まれて 死んで また生まれ
宇宙の中に生きています

だけでは なにがかわからず
だけの 弥栄もなく

は その時々で変わるもの

1枚の紙にがあるように
本来は表裏一体だけど

それぞれ違う役割があって
この宇宙は成り立っています

〇陰と陽 それぞれの役割


空を見上げれば太陽と月(太陰)があるように、それぞれに役割があります

太陽は地上を普く照らして生命を育み、月(太陰)は潮の満ち引きに関係するなど、どちらも気候や生命そのものにも影響を与えますひまわり

それぞれ役目が違いますので「太陽はよくて、月はよくない」ということはありませんね

には「生み出す」「育む」素晴らしいはたらきがありますが、生み出してばかりではいけません!

そこで大事なのが「整理する」「祓い清める」「なくす」などのはたらきです電球気づき

人の体で考えてみましょう

どんなに無添加で栄養豊富で体にいいものを食べて取り入れても(陽)、排出(陰)しなければ、それらは体内で悪害に変わり、病気の原因となりますもやもや

本来「良きもの」としての「陽」が悪になり、陽が陽ではなくなってしまいます

そこで汗かいたり・排泄するなど「排出する」陰の役割が必要なのです

血液も常にくまなく全身を巡っているように「取り入れたものは排出する」というような循環が大事なのです電球気づき

この役割が違うからこそ成り立つ循環のような「調和」が大切なのですキラキラ

他にも、呼吸も吸うと吐くで成り立ち、男性と女性の「調和」があって子どもが生まれるなど、意識をしていなくても「陰と陽のはたらき」によって宇宙も人も成り立っているのです電球気づき

〇「死」を知るから「生」がある


地球上では日々沢山の生命が生まれ・育まれていますが、一方で多くのものが枯れ・死を迎え、命は絶えず巡っていますちょうちょ

この生と死も陽陰の宇宙の法則に当てはめることができます電球気づき

人はこの世に誕生し、誰もが死を避けることはできません

死は人生の締めくくりであり、これまでの人生の価値を表すものです

人間の本質は「霊」ですので「霊」そのものに死はありませんが、肉体が亡くなればあの世(生前・死後の世界)にまた生まれること(帰還する喜び)になります

ですから本来「死」というものは悲しむものではなく、新たな誕生(帰還)を祝う喜ばしいものです電球気づき

ですが、ここで大事なことは「今回の人生でどう生きたかによって死後の住む世界が変わる」ということです!!

死後すぐは肉体がなくなっただけで、これまで生きてきた感覚・意識はそのままあり先に亡くなった家族や知り合いに会うこともできますが、その後は生前の行いや亡くなった時の想念・思念によって行き先が分かれます

徳を積み、つつしみと感謝を持って生きた人は清らかな死を迎え、身魂の位相に相応しい世界へ、

反対に、他者を顧みず利己的に生き、身魂の罪を重ねを重ねた人は、いわば地獄的ともいえるそれ相応の世界へ行きます

「人間は真実を知らぬが故に死して後悔するものが後を絶たず…」

これは死後ほとんどの人が向かう幽界で言われている言葉です

死・死後を善くするのは生(生き方)ですが、

生き方を善くするのは、日頃の行いであり、行いを善くするには宇宙・自然・物事の道理をわきまえることであり、道理を善くするためには学ぶことであり、学びを善くするのは、死(という期限や死後の世界の存在)があるからです

ですので「死」を知って生死観をはっきりさせておくことは、実は生きる上でとても大切なことです電球気づき

永い永い霊(魂)の人生を考えれば、この世での人生は一瞬です

生死という陰と陽の一連の流れを通して、その時々の役割を果たしながら身魂を向上させることが誰しもに共通する人生の目的ですので、この短い人生で身魂を落とさないよう、常日頃から意識して身魂を磨いていきましょうキラキラ

〇善と悪は表裏一体


これまでの人類の歴史を振り返ると、世界中で争いや革命が絶えず起こり、それは今日まで続いています

戦いや革命の背景には「悪を倒せば善ばかりの平和な世の中になる」という信念や思想・教えがあります

今や子ども向けのアニメやゲームでも「善の正義(ヒーロー)VS悪い敵」の構図が一般的で、知らず知らずに「悪を倒すことが正しい」という概念が植え付けられています

しかしながら、人類は幾多の戦い・革命の末に本当の平和を手にすることが出来たでしょうか?

悪を倒しても、悪はますます増えるばかりで善にはならず、そもそも「悪を倒す」という考え自体が本来「悪」であることを知らなければなりません!

善悪は表裏一体なので、「善だけ」ということは陰と陽で決してあり得ないことです

善となすか、悪となすかはその時の時代や状況でも変わるもので、そもそも善と悪を分離・区別するからいつまでも対立するのです

人間からすると善悪に見えている・決めつけているだけで、神や宇宙の大きな目線からすると「善も悪もなく、あるのは役割の違いのみ」なのです電球気づき

ただし、この宇宙には宇宙・神の法則や規則がありますから、それに反したものを「悪」とするなら

その「悪」を言向け和し(改心させて)、「悪」も「善」も抱き参らせるのが日本魂です日本

しかしなが、これまでの社会・経済システム、人心の荒廃、世界全体の混乱・腐敗は、もう人間の力だけでどうすることもできません

これまでの長く辛い経験で人類は「争いでは世は治まらない」「これまでのあり方・やり方・考え方ではいけない」ということを誰もが自覚したと思います

これを以て行われるのが神々による「大修祓」です!

これを「大峠」ともいい、これを越えた先にあるのは、ただ御光の中に善も悪もない喜び・弥栄の世界ですキラキラ

「大峠」と言われるくらいですので、人間目線でいてはもうなにがなんだか…辛いこともあるかもしれませんので、しっかりと神と繋がり、なにが起ころうと目の前の出来事は宇宙・神の大きな目線で「すべては弥栄のためである」ということを忘れないようにしてください!!

最後に、ちなみですが「心」は感情にばかりと囚われていると、その奥の奥にある神の御心(心は宇宙根源と繋がっている)を覚ることができなくなるので、中庸といった「わだかまりのない状態(感情の統制)」を心がけることが大切です電球気づき



次回は、「死ぬことは怖くない?」死後の世界についてもう少し詳しくお伝えしようかと考えています花