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今回は「地球と人間」についてです
人類史上初の有人宇宙飛行で知られるユーリイ・ガガーリンが発した「地球は青かった(空はとても暗かった。一方、地球は青みがかっていた)」という言葉を誰しも一度は耳にしたことがあると思います
宇宙からみた地球はとても美しいもので、古くからこの地上世界は「豊葦原の瑞穂の国」と称されてきました
しかし、近代の人間中心主義によって地球内の生命バランスは崩れ、汚染や破壊も広がっています
今回は、世界で同時に多発する異常気象なども踏まえながら、地球で生きる上で考えなければならないことについてお伝えしていきます
「豊葦原の瑞穂の国」
今上天皇 御製
「 さはやかに 風渡りくる 秋田路に
豊けき緑 育ちゆく見ゆ 」
これは秋田県での植樹祭に際し、今上天皇(現在の天皇)が豊かな水と緑が育まれる情景を詠まれたものです
歴代の天皇や皇族方は、自然の美しさや人々の暮らしを多くの和歌(御製)に残され、また自然科学の分野で熱心に研究を重ねてこられました
私たちが住む地球には、りっぱな山々、青く広がる海、そして緑豊かな森があり、風が大地を渡って、日月のみ恵はすべての生命を育みます
あらゆる生命が息づく地球の美しさは、宇宙から眺めることで、より鮮やかに、より深く感じることができます
地球は水と大地に恵まれ、植物が豊かに育ち、作物がたくさん実ることから、
古くは「豊葦原の瑞穂の国(葦が一面に生え、瑞々しい稲穂の豊かに実る世界)」と称えられてきました
私たちは自然の恵みをいただいていると同時に、その自然を預かっています
先人たちは、どのように活用すれば自然も人もあらゆる生き物も、みながよりよく栄えていくかをよく考え、あれこれ工夫しながら生活を豊かにしてきました
今日のようにAIやデジタル技術が発達することはとても素晴らしいことです
しかしながら、とかく目先のことばかり考えて、人間だけがよいように勝手をしていては、地球が壊れてしまいます
この世界には、人間だけが生きているわけではありません
文明が発達したからこそ、私たちはゆたかな心をやしなって、学びを深めながら、これから新しくできることを考えていかなければなりません
〇美しい地球
「宇宙から眺めた地球は、たとえようがなく美しかった。国境の傷跡などは、どこにも見当たらなかった」
これはシリア初の宇宙飛行士、ムハメッド・アーマッド・ファリスの言葉です
この言葉があらわすように、地球は宇宙の中でもひときわ美しい星です
このことを示すかのように、大祓祝詞や古事記、日本書紀では地上世界のことを
「豊葦原之水穂国」「豊葦原千五百秋瑞穂国」
と称しています※その中でも日本は「豊葦原の中つ国」と呼ばれています
「豊葦原の瑞穂の国」とは
豊(とよ)=豊かであること
葦原(あしはら)=水辺に葦が一面に生えている土地
瑞穂(みずほ)=みずみずしく立派に実った稲穂などの作物
国(くに)=地上世界全体、物質世界
つまり、
天地の恵みを受けながら、生命が生まれ、育ち、実り、豊かに暮らしながら循環・発展していく美しい地上世界
地球は海や川があり、陸地があり、山や森などの豊かな緑があり、風が流れて空気が満ち、あらゆる生命が存在しながら、きちんと生み出しや排出などの循環が行われています
しかし現在は、
この美しい地球を人間が「汚し」「壊す」存在なっている、というところに大きな問題があります![]()
〇環境問題と人間
地球を汚すものとして、ポイ捨てなど自分の出したゴミをそのままにするのも問題ですが、世界レベルで大きな問題になっていることが沢山あります
例えば、ファストファッションや食品ロスなど
「大量生産・大量破棄問題」もその一つです
世界全体では、年間およそ9,200万〜1億2,000万トン、日本でもおよそ49万トン規模の衣類・繊維廃棄物が発生しているといわれ、
日本の食品ロスは2024年の推計で461万トン、世界全体では約10.5億トンにもなるといわれています
また、近年「自然災害が増えている」と感じますが、その裏にも人間がもたらす問題が浮かび上がります
人間が自然を変えることで、気候や自然のしくみに影響を与え、それが結果的に“自然災害”と呼ばれる被害を引き起こす一因になっています
さらに、現在も「核兵器の保有」は世界的な議論の対象になっていますが、日本は過去2度も原爆を落とされた国でもあります
主に核分裂を利用する原爆や、核融合を利用する段階を含む水素爆弾が、地球にどれほどの大打撃を与えるかは想像に難くないと思います
このような状況に、海も山も土も動植物もみな人間に困っています![]()
地球は人間のためだけにあるのではありません
人間だけがこの世界で生きている訳でもありません
それぞれが持つ領域・均衡を保ちつつ、それぞれの生き物たちが境界領域を越えない状態で生活すること
本来はこれが大前提でなければなりません
〇世界同時多発の異常気象
日本では今年に入って線状降水帯の発生やゲリラ雷雨により、これまでにない未曾有の豪雨に見舞われています
世界でもネパールの洪水をはじめ、大地震やハリケーン、土砂崩れや記録的な熱波による大規模な山火事など、これまで起きなかったようなことが同時多発的に起きています
ここで忘れてはならないのは
“地球も生きている”
ということです
例えば、自然の摂理として地熱が熱くなれば火山活動の活発化や地盤の変動なども起こりますが、地球には排出のようは自浄作用もありますので、物質的なものだけではなく、目には見えない蓄積された場のエネルギー対しても浄化(排出)が行われます
未曾有の異常気象に見舞われると人は、“自然災害”という言葉で、恐ろしいもの・嫌なものと捉えがちですが、
見方を変えれば
それだけ人間が地球に対して汚したり壊すようなことをしてきて、それが返ってきている
ともいえます
これだけ世界同時多発的に様々なことが起きているということは、今までの排出作業では追いつかないほどの破壊や汚染が日々行われているからであり、
これらの“災害”は、「地球からのSOS」とも受け取ることができます![]()
地球にだって「壊れる可能性」や「限界」というものがあります
地球は本来「豊葦原の瑞穂の国」と呼ばれる、あらゆる生命が息づく美しいところです
「もったいない」という言葉があるくらい、日本人は昔から事足りるなかで、環境に配慮したり、あるものを大事にしたり、工夫したり、ゴミすら資源にしたり、リサイクルなど、よりよい循環を生みだすようなことをやってきました
ただ単に自然と融合した生き方を求めるだけでは根本的な解決にはなりません
大事なことは、思想・思考の回路そのものから変えていくことです
今私たちに求められているのは、
これまでの“人間ファースト”の状態から
人間の愚かさや野蛮ともいえる
思考や行い、過ちを認め、
その上で次の段階へ進むために、
まずは霊性を高めていく、
身魂を磨いていくことなのです
人の心(霊性・精神性)も向上しながら各々志を持って輝き、自然も均衡を保って整い、地球全体が輝くような豊かで実りある世界であることが「豊葦原の瑞穂の国」なのです
次回も、魂のまなびや思想・思考を変えるような気づきになる情報をお伝えしていきます
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