こんにちは
前回「教育勅語と明治天皇」で教育勅語が下賜された背景などをお伝えしましたが、実際に私も子ども(幼稚園・小学生)に教育勅語の徳目を話したところ
「こうこうって何?」
「つつしむってどういうこと?」など
言葉が難しくて理解し難い様子だったので、
今回は子ども(幼稚園児=5歳)でも理解できるように教育勅語《12の徳目》をわかりやすくまとめてみました
また、今回は12の徳目をひとつひとつ詳しくお伝えしていきます
最後に小学生以上向けの教育勅語も載せております
※教育勅語は、150年以上前に発布されたもので言葉が難しく、漢字も多いので読む人によって受け取り方に多少違いがあると思います。了承ください
教育勅語の背景や触れ方など、より理解を深めるために前回のブログと合わせてご覧ください
教育勅語 《12の徳目》
目次
1.孝行(こうこう)
2.友愛(ゆうあい)
3.夫婦の和(ふうふのわ)
4.朋友の信(ほんゆうのしん)
5.謙遜(けんそん)
6.博愛(はくあい)
7.修学習業(しゅうがくしゅうぎょう)
8.知能啓発(ちのうけいはつ)
9.徳器成就(とくきじょうじゅ).
10.公益世務(こうえきせいむ)
11.遵法(じゅんぽう)
12.義勇(ぎゆう)
これからの時代に大切なこと
目次
1.孝行(こうこう)
2.友愛(ゆうあい)
3.夫婦の和(ふうふのわ)
4.朋友の信(ほんゆうのしん)
5.謙遜(けんそん)
6.博愛(はくあい)
7.修学習業(しゅうがくしゅうぎょう)
8.知能啓発(ちのうけいはつ)
9.徳器成就(とくきじょうじゅ).
10.公益世務(こうえきせいむ)
11.遵法(じゅんぽう)
12.義勇(ぎゆう)
これからの時代に大切なこと
1、孝行(こうこう)
子は親に孝行しましょう
親には生んでもらった、育ててもらっている
恩があります
親をうやまって(尊敬して)
言う事をきちんときいて
お手伝いを進んで行い
感謝の気持ちを忘れずに
親を大切にしましょう
親にやってもらってばかりではいけません
お父さん・お母さんや
育ててくれている人に
あなたができることはなんでしょう?
自分で考えて「できること」を
日々行っていきましょう
そして「親」自身も子どもから
敬われるように・見本となるように
日々努めなければなりませんね
子どもは親が思っている以上に
親のことをよくみています
言葉で伝えることも大事ですが、
姿勢で見せることも必要です
2、友愛(ゆうあい)
兄弟・姉妹は仲良くしましょう
きょうだいとして生まれてきたのも縁です
きょうだいが争うことほど
親にとって悲しいことはありません
きょうだいは仲良く
互いに力を合わせて助け合いましょう
大人になって親の遺産争いなんてもってのほかです
3、夫婦の和(ふうふのわ)
夫婦はいつも仲睦まじくしましょう
「世の乱れの原因は、夫婦の道から」
とも言われています
夫婦こそ助け合い
お互いを尊重し合うことが大切です
日々の生活で忘れがちになりやすいですが
相手に対する感謝を忘れずに
愛情を持って接しましょう
月日を重ねて気持ちが通じ合い
阿吽の呼吸になれたら最高ですね
子どもの前でケンカや揉め事は厳禁です
不貞行為は言うまでもなくありませんね、、
4、朋友の信(ほんゆうのしん)
友達は互いに信じ合ってつきあいましょう
友達はあなたの人生の支えになったり
学びになったり、励みになったり、
時には切磋琢磨できるような
いい刺激になったりと
人生において大切な存在です
うわべだけの関係ではなく
お互いに信じ合える友達をもちましょう
いじわるをしたり、悪意を持ってだましたり、あなたをいいようにだけ利用しようとする人は友達とはいいません
5、謙遜(けんそん)
自分の言動をつつしみましょう
慎み深く行動するとは、
礼儀正しく良識ある態度のことです
服装や身だしなみ、言葉づかいや行動など相手に対して失礼のないように心がけましょう
また、失敗や間違い・軽はずみなことが
ないように気をつけましょう
自分の言葉や行いが度を超えて
相手に嫌な思いをさせたり
迷惑をかけないように
控えめにするなど注意することが大切です
よく子どもはテンションが上がると
悪気なくても度を超えた言動で周りとトラブルになることがあるので気をつけましょう
いくらテンションが上がってても
やっていいこと・悪いことはありますからね
6、博愛(はくあい)
広く全ての人に愛の手を差し伸べましょう
この世界には国柄・人種・宗教・環境など
様々な違いがありますが、
どんな人とでも分け隔てなく接しましょう
困っている人がいたら救いの手を差し伸べる
やさしさを持ちましょう
※注意事項あり
また、神様は「虫ケラまでも助ける」と
おっしゃっていますので
人だけではなく、動物や虫などの生き物や
自然などありとあらゆるものを愛し
大切にしましょう
残念ながら世の中には、人の優しさに漬け込んで悪さをする人もいます
困ってると言われても、見知らぬ人や「お金を貸して」などのお願いには注意が必要です
やさしさを持つことは大切ですが、
注意すべきことは子どもと話し合い、しっかりとお伝え下さい
7、修学習業(しゅうがくしゅうぎょう)
勉学に励み職業を身につけましょう
教育勅語を下賜された明治天皇や
その后であられる昭憲皇太后は
たいへん学問を好まれ
熱心に修学につとめられました
子どもの頃
「なんで勉強しないといけないの?」
と思うことがありますが、
計算や文字などは生きていく上で必要な
基礎であり、
勉強する・技術を習うことは
将来の仕事の選択肢や可能性を広げます
ただし、
勉強しただけ・習っただけではいけません
身体が動く・頭が働く以上は
なんらかの仕事をし
仕事を通して魂を向上させていくことが
宇宙の真理です
きちんと手に職をつけるために
必要なことを学んでいきましょう
8、知能啓発(ちのうけいはつ)
知徳を養い才能をのばしましょう
人は誰しもこの国をこの世界を
よりよくするために生まれてきました
人は好きなこと・興味のあることは
自分からどんどん学ぼうとします
知恵や人徳を学び、
自分の才能を伸ばして、能力を磨き
徳を持って自分の才能や能力を発揮して
世の中のお役に立てるようにしましょう
9、徳器成就(とくきじょうじゅ)
人格の向上につとめましょう
人として大切なことはなんでしょう?
徳の高い立派な人になれるように
心のあり方や生活態度に気をつけることは
「身魂を磨く」といって
人が生まれてきた目的の一つであり
とても大事なことです
特に人は
苦しい時にそこ自分を試されるものです
どんなときでも
よい心・よい言葉・よい行い
を心がけて
自分の中にある心の鏡を磨き、その鏡に神様を映し出せるようにしましょう
10、公益世務(こうえきせいむ)
広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
ここ数年世界的にSDGs・
持続可能な社会目標が掲げられていますが、
みんながよくて
ずっと続くもの、ずっと続けることをする
のが日本という国です
仕事については他の徳目でも
お伝えしましたが、
さらに一歩進んで、
社会や多くの人々の利益になり
それが未来にも繋がる仕事を
開発していくことも大切なことです
100年後も続く
そんな未来に紡いでいけるような
仕事をしていきましょう
自分達が生きてる間だけよければいい
法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
自分達が勤めてる間だけよければいい
のような、後先を考えずに
「今、お金儲けをして
今、楽をして、今だけ楽しめばいい」
それではいけないのです
11、遵法(じゅんぽう)
法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
この世界には沢山の人が住んでいるのですから
決まり事や約束、ルールを守る事は大事です
みんながみんな
自分勝手な行いをすれば
たちまち秩序が乱れてしまいます
それでは人々は不安になり
安心安全な生活はできません
誰もが安心して暮らせる(過ごせる)ように
お約束やルールや決め事を
きちんと守りましょう
12、義勇(ぎゆう)
緊急事態が発生した時は正しい勇気を持ってお国の為に真心をつくしましょう
日本は昔から地震など災害が多い国です
世界では争いも起きています
いつ・どこで・なにが起こっても
おかしくはありません
緊急事態が起きた時はみんなが
パニックになってしまうかもしれませんが、
どんなことが起こっても
慌てず・焦らず・争わず
心を落ち着かせて
不動の心・広く豊かな心を持てるよう
日頃から心がけましょう
そして互いに協力し合って
国の危機を乗り越えていきましょう
今の日本があるのは歴代の天皇や祖先が
いかなる時も危機を乗り越えて国を守り
紡いできてくれたおかげです
今を生きている私達もその恩を忘れず
未来永劫に国が豊かに続いていくように
天皇と国民が一体となって
国のために力を尽くしていきましよう
これこそが
「日本人の正しい生き方」なのです
これからの時代に大切なこと
見ペリーの黒船来航を発端に
明治維新により西洋の波が押し寄せました
産業革命によりわずか200年あまりで
自動車・新幹線・飛行機などが発達し、
インターネット技術が開発され
時代は一気にネット社会になりました
日本でも政府が「ムーンショット計画」
を掲げており、
今後もますますテクノロジーは
発達していくことが予想されます
しかし、テクノロジーが発達するにつれ
必要となってくるのが、
そのテクノロジーを使う
人間の「精神性」です
これからの時代は
テクノロジーの技術や知識と
それを活用するための技術や知識などの
能力開発と
テクノロジーを扱う側として
人としてのあり方・生き方などの
内面的な精神性(思想)の向上が
どちらも必要になります
これらを「統合」していくことが
日本人の役目なのです
ところが現在の日本では、
明治維新や敗戦によって
日本人のアイデンティティが
失われつつあります、、、
日本とはどういう国だったのか?
日本人としてあるべき姿はどのようなものか?
今、私達に求められることは
まず日本人が「日本」を知ることです
教育勅語には、日本人としてだけではなく
どこの国でも通用する生き方が示されています
このような学びを通して身魂を磨き、
精神性(霊性・魂)を向上させていきましょう
ぜひ子どもに「教育勅語」を教えるときの参考にしてみてください