こんにちはにっこり

今日は「節分」ですね節分

「鬼は外!福は内!」
炒り豆を投げながら鬼を祓う様子は
二月三日の節分の光景です

ではこの「鬼」とは
一体なんのことでしょうか?

今日はこの「鬼」のモデルとされる
「艮の金神 (うしとらのこんじん)
国祖 国常立大神様」について
お話したいと思います花

今回は、いつもとは雰囲気を変えて
神話のような物語風にお話していきますマイク


昔むかしのその昔、

宇宙がはじまり
まだ地球全体が泥海の状態で
人間はおろか山も河も草木ひとつなく
ただうす暗く冷たい世界だった頃

泥海ただよえる地球を

立派な天地を創り上げ
楽しく暮らせて弥栄できるように

一柱の大神様が主宰神となって
地球の修理固成(つくりかため)
をすることになりました

その大神様が
後に「艮の金神」と呼ばれる
国祖 国常立大神様です

この国常立大神様は
頭に角が八本もあり
あまりにも恐くて近寄れないほどの
鬼神の姿をしています

しかし、見た目とは違い
中身は実に誠実で慈悲自愛に満ちた
心優しい神様なのです


国常立大神様は部下の神々と共に
大きな龍体となって
地を揺らし、風を吹かし、
泥土を固め、雨を降らせ、
ながいながい年月をかけて
陸地や海や山や川を造っていきました

しかし、
まだそこには草木一本ありません

そこで国常立大神様は
妻神である比津遅比売(ひつじひめ)
大神様と水火(いき)合わせると、

その神様のいぶきから
何もなかった山の上に
一本の松の木が生まれました

それから地球には
さらに永い年月をかけて
たくさんの植物がうまれ
だんだんとその数を増やしていきました

このようにして神様の努力により
地球は造り固められていきました地球


その後、
国常立大神様は世界をさらに
細かく開いていこうと思われました

ところが
日本列島を覆うほど大きな龍体の姿では
細かく開くことができません

そこで大神様は
霊体の神様が実際に地上で活動して
世界の隅々までよりよくできるように

神様が入る器として
人間をつくることにしました

神様の神力と水火(いき)と土などから
これまたながいながい年月を経て
ようやく人間が誕生しましたランニングキラキラ


こうして国常立大神様は
長い間ずっと「地上世界」を
主宰神として護っておられましたが、

この神様はたいへん厳しい神様だっので
いつしかだんだんと八百万の神様が
不満を持つようになり

ついには
国常立大神様の隠退を
天の大神様に直訴する事態となりました

これがどうにも収拾がつかないので
天の大神様はこの事態でついに

「次節が来るまで
一旦主宰神の座を差し控えよ」

と国常立大神様に言い渡し、

国常立大神様は艮(うしとら)の方角へ
追いやられてしまったのです

これは大昔の二月三日の出来事でした


国常立大神様の隠退を喜んだ神達は
大神様の龍体を取って刻み
内臓までも煮て食って、

大神様の目を刺し潰し
炒り豆を作って

再び大神様が現れないように

「炒り豆に花が咲くまで出てくるな」

隠退した大神様の背後に投げつけました

これがのちに
日本でお正月にお雑煮食べる風習や

節分に「鬼は外!福は内!」と
炒り豆を投げる風習になったと
言われています

そして隠退した方角から
国常立大神様は「艮の金神」
といわれるようになったのです

「艮(うしとら)」は
「牛」「虎」であり、

それが
頭には牛の角があり
虎の毛皮を履いた姿で表され

今みなさんがイメージする
「鬼」となったのです節分

つまり「鬼」とは「艮の金神」
国常立大神様のことだったのです

艮の方角である北東が
「鬼門」とされているのは、

国常立大神様が出てこられない
ように封印しているのです

もう一つの「鬼門」(裏鬼門)とされる
艮とは正反対の方角である西南
「坤(ひつじざる)」の方角には

国常立大神様の妻神様である
比津遅比売大神様が隠退されているのです

そのため比津遅比売大神様は
「坤の金神」とよばれています

国常立大神様の隠退の裏には

「この世界を乗っ取って支配したい」

という悪神(八岐の大蛇)の画策が
ありました

甘い言葉で言葉巧みに
悪の教えでもって神や人をたぶらかして
国常立大神様を追いやった結果、

世界のあちこちで混乱や戦いが起き始め
いつしか人々は神の恩を忘れ
本来の生き方を忘れてしまいました

しかし、ようやく

「炒り豆に花が咲く」時節が到来します

艮の金神 国常立大神様が
主宰神としてお戻りになられ

この乱れに乱れた
世の中を立て直していきます

この世はじまって以来の「大峠」
乗り超えた先には

天地が光輝き
神様も人も動物も虫も植物も

みんなが幸せに
楽しく嬉しく過ごせる世が到来し、

それが末代続く時代になっていきます とさ


おしまい富士山


この物語は遙か遠い昔から
今現在まで続いています電球気づき


本当の「鬼」はあなたの中にいます注意

「今さえよければ」
「自分さえよければ」
「お金さえあれば」

不平不満も愚直も嫉妬も
肉体的欲求ばかりに振り回されるのも

すべて自分の中の「鬼」の仕業です

今日は節分
あなたの中にいる「鬼」を成敗して
身魂を磨き

艮の金神 国常立大神様の復帰された世で
活躍できるようにしていきましょうキラキラ


今回の国常立大神様の隠退の経緯は
前回のブログの[宇宙の循環]

「統一」時代からか「自在」の時代への
経緯でもあります!!

詳しくはこちらをご覧ください

ぜひこの物語をぜひ
「節分の日」にこども達に
伝えていただけたらと思いますにっこり


次回は、「日本人の生き方」シリーズとして
日本人のみならず「人としての生き方」の指針となる明治天皇の「教育勅語」をお伝えしようと思います花

今回もありがとうございました節分キラキラ