決算書の利益は簡単に操作できる[65講] | ビジネスモデルコンサルティング入門

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昨日、急ぎの仕事が入って
アップできませんでしたが

本日、昨日の日付でアップしています。
読まれていない方は、まずこちらをお読みください。
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読まれていない方はこちらです。

>前回(2回目)「利益は幻それとも幽霊?[64講]

また、前々回はこちらです。

>前々回(初回)「利益とは何か説明できますか[63講]
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前回と前々回で

利益についてみてきました。



利益が出ているようでも

翌年以降の売上などによって


利益が無くなってしまう

というお話をしました。



それでは、利益とは

一体なんだと思われますか。



私は、「利益」を

「儲けが出る可能性と大きさを示すメルクマール」

と定義づけています。



「メルクマール」とは、

物差し、判定の基準となるもの

と考えてください。



利益が多く出ていれば

多くの利益がでる可能性がありますし、


多少の赤字が有っても


トータルで利益が出た状態で

いられるわけです。




減価償却で説明をしましたが


会計では、

期間を人為的に1年で

区切った結果


上記のような架空の利益が生まれます。



その利益は、全て途中の段階であり

最終的に儲かる可能性と大きさを

示しているに違いありません。



ビジネスが途中の段階ですので

商品が売れていない場合もあれば



投資した株式が、

販売していないにも関わらず

証券市場の価格で評価することもあります。



また、商品を販売したとしても

全額回収できる保証はないですし


現金化されるのは

利益を計算した後ということになります。



ですから、「利益=儲け」とならないのです。
(もちろん、これ以外の要因もありますが)




また、減価償却に話を戻しますが

減価償却には


いくつかの方法が認められていて

その中から会社が

自由に選ぶことができます。



トータルの経費は変わりませんが

1)初年度に、多額の費用を計上する方法

2)毎年同じ額を計上する方法

などがあります。



先ほどの例でいえば、

800万円の機械は

1)であれば、1年目:500万円、2年目200万円、3年目70万円、4年目30万円

という具合です。(金額はわかりやすくするため、適当です)


そして、

2)は、1年目:200万円、2年目200万円、3年目200万円、4年目200万円

と言う形で計上していきます。



なお、

1)と2)の


どちらも、

合計は800万円になっています。




この場合において、


1年目に300万円の

売上があった場合には



1)の方法では、利益は300万円-500万円=-200万円

となりますが

2)の方法では、利益は300万円-200万円=100万円

と異なる利益となるわけです。




すなわち、会社が選ぶ

経費の配分方法によって


途中の年における

利益は変わってくるわけです。

(トータルでは変りません)




この配分方法というのは

何かと考えてみると



これは、ノルマ(ハードル)に

にているということが

わかります。



そうです、

営業などで使用する

ノルマです。



営業のノルマは

会社が指示することもあれば

自分で決めることもあります。



高い目標がある会社は

ノルマを高くしますし


着実な会社はノルマを

低くします。



これと同じように

経費の配分方法は


会社が選択した利益回収

に対する意思の表れに

他ならないのです。
(節税したいなど違う要因もありますが・・)



早めに利益を

回収したいと考えている会社は、


初年度に多くの経費が上がる方法を

選択しますし、



そうでない会社は

逆の方法をとります。



このように

利益が出ているか居ないかは


会社の選んだ

ノルマの設定の仕方(経費配分の方法等)

に依存するわけです。



従って、

利益が出ているというのは


暫定的な、仮のものであって

安心はできないとうことになります。




ビジネスが途中の段階、

会計期間も途中の段階で


暫定的に利益を

計算しているからです。



利益は、

「儲けが出る可能性と大きさを示すメルクマール」


この利益の本質を理解して

業績改善をおこなっていってください。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
(今回は特に長くなってしまいました^^;)



P.S.利益に関する話では日産のV字回復が興味深いですね。カルロスゴーンさんの力も大きいですが、合法的な会計操作もV字回復には大きく寄与しています。利益というのはある程度いじれるものなんです。

PPS.一応暫定的な定義をしていますが、もっといい定義が思い浮かぶかもしれないですね。単純なことほど、奥が深いと思います。


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