今年に入ってから、講師と受講者双方の立場で、いくつかのオンラインセミナーに参加してきました。

 

ここでいったん分かった、それぞれの特徴を整理してみたいと思います。

 

  集合型 オンライン 補足説明
双方向性 基本的にそれほど変わらない。
集中 オンラインの方が集中する。その分疲れやすい。
体験性 × 集合型が圧倒的に体験で得られるものが大きい。
手軽さ 場所や日時の融通が利くので、オンラインが便利。
大人数 オンラインの方が大人数に均一に伝えやすい。
講師負担 オンラインの方が準備や運営にコストがかかる。

 

 

一言でいうと以下の特徴があると思います。

 

集合型:フェイスtoフェイスで体験しながら覚えるのに向いている。

オンライン:手軽に知識を学ぶのに向いている。

 

知識を学ぶだけであれば、両方ともセミナー効果にそれほど違いはないと思います。

むしろ、オンラインの方が集中して学べるかもしれません。(その分かなり疲れるので、こまめな休憩が必要です。)

 

ですから、「オンラインは対面よりわかりづらいのでは?」と思っている方は、ぜひ一度受講してみてください。

想像以上に、スムーズに学習ができると思います。

 

一方で、2つに違いがあるのは、対面での体験性やコミュニケーション深さです。

つまり、セミナーについて、こういった点を重視する人にはオンラインセミナーは物足りないと思います。

 

「対面で講師や受講者と意見交換しながら、セミナー体験をしたい」方は、コロナの流行状況を見ながら、それらに十分配慮されているセミナーを受講するのがよいと思います。

 

なお、表には書いていませんが、自宅にオンライン受講できる設備や環境が無い場合は、オンラインセミナーは非常に不便です。(私はこのタイプです)

 

こういった方たち向けにオンサイトで気軽にセミナーを開催、受講できる場所があるとよいなと思っています。

私は個室があるネットカフェを使っています。リモートワーク対応のカラオケボックスなどもお勧めです。)

新型コロナの影響で講座が開催できず、オンライン化を模索していましたが、やっと準備が整いました。

8月に2つのオンライン講座を開催する事となりました。

 

 

 

オンライン化のおかげで、全国どこからでも受講いただけるようになりました。

ご興味ある方はお気軽にご参加ください。

 

 

以下、オンライン化に関する愚痴?のようなものです。。。

 

そもそも、講座は対面が一番効果的だと考えていて、オンライン講座には否定的です。

実際オンライン講座の受講と講師の両方の経験がありますが、やはり対面と比べて得るものが少ないという印象です。

(オンライン会議が多面会議よりも効率が悪いことに似ているとも思います。)

 

とはいえ、コロナ禍ではオンライン化は不可避で、着手せざるを得ませんでしたが、私は次の問題がありました。

■オンライン化の課題

①自宅にオンライン講座の環境が無い(狭いため)

②外部で開催と場所の価格を、講座価格に転嫁する必要がある

③オンラインツールの価格も講座に転嫁する必要がある

④オンライン研修のノウハウが無い

 

もともとオンライン研修に否定的な上に、①~④のハードルがあったので、オンライン化を進めていませんでした

今回ここ数カ月でこれらにめどが立ったので、今回開始しました。

■オンライン化の課題への対応

・①②の環境面や安いネットカフェを見つけ開催可能な事をテストして確認

②③の価格面は、スモールスタートで様子を見ながら人数、開催数で費用をカバーしていく

・④本業でノウハウをためつつ、スモールスタートでノウハウをためる

 

ただし、私の感触ではオンライン講座は、コロナの前のような集合研修ほど需要が無いのでは?と感じています。

■需要が無いと感じる理由

①自宅に環境が無い(自宅で受講したくない)生徒さんも多い

②経済環境の悪化で余裕がない

③集合研修のようなイベント性や魅力が少ない

※ 専用サービスを使っている講師の方は、こまめに受講費用を回収する事をお勧めします

 

ということで、まずはチャレンジしてみて、いろいろノウハウをこちらでも共有できればと思います。

 

オンライン研修に興味がある、実践されている方は、お気軽にお声がけください!

(現在価格は集合研修と同じですので、試しのご受講も大歓迎です!)

皆さんは、「仕事の内容に自信が持てない」「周りと比較して不安」「判断が正しいか迷う」と思うことは無いでしょうか?

 

私はトレーニングをしていると、こういった話を聞くことがあります。

 

実際、少子化や働き方改革で、多くの人が仕事の内容や幅が広がっています

そんな中で今まで自分がやってこなかった仕事をする、初めて部下を指導することになって、自信を持てなくなる人が増えているのだと思います。

 

ということで今回は「スタンフォードインプロバイザ―」から自信を持つための3つの行動習慣を紹介します。

 

 

 


■自信を持つための3つの行動習慣

1.準備をしない

「準備をしないと動けない」「分からないことがあると悩んでしまう」こういったことはないでしょうか。

まずは動きながら考えることで、見通しができて、不安が減ってきます。

実際、動いてみないと分からない、動いたら状況が変わることがよくあります。

 

まず最初の一歩が決まったら動くことを心がけましょう。

 

2.完璧を求めない

せっかく成果が出ても、"できなかったこと"に集中しては自信は持てません。

まず「できたことに注目」し、「より良くすること」を意識をします。

失敗や課題がでたら、「対策」を決めてその実践に意識を集中するとよいと思います。

 

また、他人にも完璧を求めることで、軋轢が生まれたり、自分が疲れたりしてまいます。

 

3.どんどん失敗する

現在は不確実性の時代であり、失敗しながらゴールを導くことが多くなっています。

つまり小さく失敗する事や、失敗から学んで補正していく能力が非常に重要になります。

 

ところが、インターネットの発達で正解が身近にあり失敗する機会が減っています。

SNSやネットで失敗すると叩かれる風潮もあって、特に若い人に極端に失敗を恐れ、恥ずかしいと思う風潮があります。

 

2番とも関係しますが、どんどん失敗して「失敗する方法」を学ぶことが大切です。


 

より詳しいノウハウをお伝えし、実践するアクションを整理するセミナーを8/2にオンラインで開催します。

 

 

 

「自信が持てない方」「自信やモチベーションのノウハウを知りたい」方は是非、ご参加ください!

最近やっと少しずつ出社できるようになりました!

まず最初に思ったのは、やっぱり"仕事をするのは会社が一番!"という事です。

 

もちろん環境のやりやすさもあるのですが、今回は「創造力」の観点を話したいと思います。

結論から言うと、私の場合、在宅勤務は創造力が減って、人生質が下がるという事です。

在宅勤務になってから、新しいアイデア減り、仕事以外の活力が極端に減って休みの日の活動がかなり減りました

コロナ禍の在宅勤務勤務は家に閉じこもりがちで、とにかく刺激が少なく、思考が狭くなると実感しました。

 

これは主に次の3つの刺激の無さが原因だと思いました。

 

1. 場所の刺激

通勤しなくなって気づいたのが、通勤時間がいろいろな思案をする場所だったという事です。

昔から電車やバスで勉強や読書をする機会が多かったせいか、通勤時に読書をしたり考えるごとの集中力が上がるようです。

また、環境が変わると刺激があっていろいろな事を思い浮かびます。

また、家と職場で環境が変わる状況では、家のデスクでも考えが浮かびますが、在宅勤務だとオンオフの切り替えのために、仕事以外で家のデスクに向かう機会もかなり減りました

 

2. 人の刺激

在宅勤務だと、対面で会話する人がとにかく少なくなります

しかも私は家でオンライン会議を使えないので、接するのはほぼ家族だけになります。

そうすると会話による刺激、そこから生まれるアイデアも極端に減ります

 

3. 情報の刺激

在宅勤務は仕事の管理がかなり細かくなります。

毎日の細かな業務報告が必要で、チャットでも細かなやり取りも増えるで、仕事中はひたすら作業に没頭します

その結果、ネットやMLでの情報収集や、人との情報交換がほとんど無くなります


 

ということで、出勤が増えてから刺激も増え、活力が少しずつもどってきました。

逆に言うと、在宅勤務でもこの3つの刺激を工夫すれば、アイデアや活力が戻るのではと思います。

最近ネットが殺伐としていませんか?

(自分の周りだけかもですが・・・)

 

新型コロナによる不安や、外出自粛の影響も大きいと思いますが、最近「正しさとは何か?」の論争が大量にネットに流れできます

例)

・性的な人形を規制すべきかどうか

・ネットの誹謗中傷の規制をどこまでするのか

・事業者や学生への給付金の範囲はどこまでにするべきか

・芸能人の政治的字発言、風俗利用に関する発言はどうあるべきか

etc

 

ここ数カ月でこういった発言が一気に噴出して、揉めている様を毎日のように見ています

 

これらの議論は非常に難しく、SNSでするべきではないというのが率直な私の考え方です。

 

理由は次の3つです。

①有史以来正義は複数存在する

②SNSはそもそも議論をするために作られていない

③この状態で議論をすると視野が狭くなるだけで分断が広がる

 

 

①有史以来正義は複数存在する

「何が正義なのか」は中国の儒教、ギリシア哲学等、有史以来ずっと人類が考えてきたことです。

そして、正義には少なくても3つの考え方があります。

(1)最大多数の最大幸福(より多くの人が幸せになることを基準とする)

(2)個人の権利の最大化(1人1人の権利を基準にする)

(3)地域や宗教の価値重視(歴史や文化、道徳を基準にする)

 

最初に上げた議論もこの3つの観点があり、決して1つが正義という事はあり得ません

だからこそ、お互いの議論を可視化し、ファシリテータを交えてじっくり話し合う必要があります。

 

 

 

 

②SNSはそもそも議論をするために作られていない

そもそも、SNSは、スマートフォンの1アプリとしてユーザーが気軽に話をするために作られています

仲の良い人と、ちょっとした会話、あるいは独り言を投稿するために設計されています

そして、できるだけユーザーの興味を引き、長くアプリを使ってもらうように情報表示や通知が作られています。

つまり、意見が異なる人と複雑な議論をするように、最初から設計されていません

今はそういった使われ方もするので、あとからいろいろな機能が追加されていますが、

もともとの設計思想から、十分に議論を深めることができないと思います。

 

③この状態で議論をすると視野が狭くなるだけで分断が広がる

そもそも正しさ」には複数の判断基準があり、それは深い考察と議論によってすり合わせていくものです。

しかし、SNSはオープンで深い議論するようにできていません

結果起こる事は、お互いが意見が同じもの同士で固まり合い、お互いを短い文章で罵倒し、誤解を深めていると思います。

そうすると、相手への不信がどんどん深まり、自分の意見を深めることはできても、視野は広まらず、さらなる分断を招くことになります。

こういった現象はすでに世界中に起きていて、政治にも影響を与えています。

さらに、それを逆手にとって諜報戦をしかけることも実際に行われています

「フェイクニュースは兵器として実際に使われている!「ハイブリッド戦」を知ろう」

https://ameblo.jp/3ryuse/entry-12449038782.html

 
 
結論として、SNSで議論はなるべくしない(軽い意見表明や、複数の視点があること簡潔に触れるにとどめる)、またサロン(オンラインサロンではない)のような深い議論をするための場を別途設ける必要があると考えています。
 
後半については実際にいくつか取り組みもあり、そういった場がこれからの社会に必要なものと思っています。