第97回全国高等学校野球選手権大阪大会
2回戦
大阪桐蔭vs履正社
全国の高校野球ファンが注目する一戦。
舞洲は予想通り、いや予想以上の観客で溢れかえり、外野席を解放したものの席に座れない立ち見の観客で内野席も外野席もギッシリ超満員。
舞洲の収容人員は1万人。
入りきれず満員札止めになっていたという話もある。
地方予選のしかも初戦にこれほどの人が集まることからも注目度の高さがわかる。
球場内の雰囲気はとても地方大会の初戦とは思えないなんとも言えない雰囲気だった。
大阪桐蔭スタメン
履正社スタメン
試合前の両チームのシートノック。
超ハイレベル。
このシートノックの段階でスタンドからはどよめきとため息が出るほど。
互いに各選手の能力の高さとまた相当鍛えあげられているのがわかる。
やはり桐蔭ライトの藤井くんの強肩かつ正確にコントロールされた送球は凄い。
そしてこのクラスになるとキャッチャーの肩も高校生では1ランク上のトップレベル。
履正社のキャッチャーの肩も素晴らしい強肩。
レベルの高い両者のシートノックを見ただけで試合が楽しみになる。
予定より遅れて16時20分いよいよ注目の大一番プレーボール。
履正社の先発は来年のドラフト上位候補の2年生寺島くん。
初めて見たがこれはかなりいいピッチャー。
2年生ながら桐蔭相手に臆する様子など全くなく、マウンド度胸も満点。
間違いなくプロを目指すレベル。
対する大阪桐蔭の先発はエース田中くん。
一投一打にどよめきと大歓声が沸き起こる熱気満々のスタンドは、観るほうが緊張感すら覚えるほどだった。
試合は2回、履正社がタイムリーで先制。
3回、桐蔭が相手セカンドのタイムリーエラーで逆転。
この時の2点目は2塁から一気にホームをついた桐蔭中山くんの好走塁が光った。
その後、一進一退の攻防が続く。
履正社打線は桐蔭エース田中くんのボールを捉え、チャンスは作るが1本が出ない。
桐蔭のディフェンスが堅い。レフト濱田くんが当たり前のように何度もボールを捌いていたが、レフト濱田くんのポジショニング含めた守りはさすが大阪桐蔭。
次の1点が互いに欲しい、また1点取ったほうに流れが傾くと思われた中で試合が動いたのは7回。
桐蔭スクイズで待望の追加点。
9回裏、履正社の攻撃も2アウト。
最後は1塁へのファウルフライを取って試合終了。
大阪桐蔭、大阪大会最大のライバルと目された履正社を倒し初戦突破。
履正社もかなり個々のポテンシャルは高く、それは桐蔭に劣るどころかむしろ上のようだった。
特に2年生ピッチャー寺島くんはかなり能力が高い。
大阪桐蔭が履正社を強さで圧倒したようには傍目には見えなかったが、やっぱり桐蔭強いわと思わせる試合だった。
要所で踏ん張り、相手に隙を与えない桐蔭に対し、ミスが絡み失点した履正社。
レフト濱田くんはじめ内外野ともに9人全員で守れる桐蔭のディフェンス力が光る。
2点目の好走塁も含め、やっぱり勝ち方を知っているチームだなと思わされた。
これは各選手の個々の能力だけでなく、チームに根付く伝統、文化といっても良いかもしれない。
今年の桐蔭は飛び抜けた力を持つ凄いプレーヤーがいるわけではない。
個々ではなくチームとして大阪桐蔭の強さを感じた試合だった。
最大のライバルに勝った大阪桐蔭。
しかし、大阪を勝ち抜くにはまだ6、7試合勝ち抜かなければならない。
大阪180校の頂点に立つのは大阪桐蔭か、それとも絶対王者を倒すチームが出てくるのか。






















































