4月22日 水曜日

 

上野の東京国立博物館。一般 2,300円のところ、なんちゃって大学生の私は1,300円で入場。いつの間にか700円もの使用料となった音声ガイドも借りる。サクッと鑑賞して、表慶館をじっくりと思ってたんだが、なぜか3時間近くも見ていた。

不思議だあ。

 

公式HPより

加賀家って外様大名なのに、江戸時代に延々と栄華が続き、明治になっても侯爵として優雅な暮らし。

3代と5代と侯爵が文字通り“蒐集”した品々をきちんと保管していた前田育徳会の収蔵品。

 

ここで、まず度肝を抜かれると言うか・・・。まず、歴代の兜や鎧が並ぶ。

 

↓ネットから拾った画像

で、凄いのはこの各代のこの兜や鎧たちの、絵入り目録をきちんと江戸時代に作っていることだ。

 

あと、陣羽織  ↓ネットから拾った画像

陣羽織の素材が、輸入物なのだ。最近、日本の「鎖国」は孤立した状態でなかった説が強くなってきているが、これを見ると本当にそう思う。そして、ハワイアンキルトみたいな技法も使っている。

 

だから、ベルギーからタペストリーも買い付けてるんだ。長崎まで買い付けにいってたのかなあ。あるいは内緒で直で貿易てたのかなあ。日本の書物の蒐集も凄くて、小野道風とか藤原定家とか平清盛の自筆とか。平安時代の「古今和歌集」「万葉集」、鎌倉時代の「源氏物語」「枕草紙」。よくぞ、集めて保存したもんだ。「国宝」もいっぱい!

 

刀剣は見てもさっぱり分からない。「刀剣乱舞」とはコラボしていた。

ただ、鞘に目貫・笄・小柄といった細工の細かい小物を(二所物、三所物)が付いているを初めてしった。

こちらに詳しい。

 

茶の道具も、さっぱり良さが分からない。

ただ茶道具を入れる巾着袋「仕覆(しふく)」の布も、結構外国産の生地を使用していた。

 

第5代綱紀のマニアックぶり発揮の所蔵品。wikipediaにも「規模の大きい藩である加賀藩が蓄財をしすぎると、幕府転覆を画策しているのではないかと幕府から警戒されるおそれがあった。そのため、綱紀は、資金に余裕がある時は散財をした」とある。その頃の散財が、離散と紛失を防いで、今の国の財産になっている。

 

まず、百工比照。工芸品のサンプル帳だ。重ねられる箱に収めて、保存できるようになっている。漆ぬりや金箔見本、襖の引手とか釘隠しが、見本帳状態で見られるようになっているのだ。凄いなあ。いろんな工芸を一度に見られるように、保存しているのだ。


あと、新井白石が言ったという「天下の書府」。950年の仁和寺御質物実録とか、11~12世紀の日本書紀、足利尊氏や後醍醐天皇の自筆の書。

 

この部屋だけ写真撮影OK。フランソワ・ポンポンの「シロクマ」くんに会えるのだ。昔、パリのオルセー美術館に行った時に気に入って、ミュージアム・ショップで「シロクマ」のレプリカを買おうかどうしようか、すっごく迷って重いから諦めたのだ。

 

でも、オルセーのポンポン(私はポンポンのシロクマをポンポンと呼んでいる)を実物の白熊大なのだが

 

ここのポンポンは、作者のポンポンに直で発注したのに、小さかった・・・。オルセー位大きいのかと思ってた。

 

 

他には侯爵が集めた、有名人の自筆の手紙。

コナン・ドイルって、こんな文字だったんだ。おまけに文章の内容も、鬱状態のホームズ位ひねくれてる。

 

 

他にもナイチンゲールやルイ14世の手紙(オークションに出品されていたもの)のコレクションもあった。

 

私を含めじっくり見るせいか、結構混んでいた。

 

その後、常設展にも顔だす。考古学館は、鏡の部屋(銅鏡の方だよ)に展示替えしてた。

大学のスクーリングの授業に出たから、今まで素通りしていた瓦コーナーもちゃんと見た。