「出て行け」と言われて留まる事もできたけど、あえて茨の道を選んだのは
今思えば、元夫を見返したい気持ちなのかもしれない。
夫婦に決定的な亀裂が入った頃の話。
次女が生まれて1か月で家計を助ける為にバイトを始めた。
3歳までは自分の手元で子供を育てたい気持ちがあったから
3時間毎の授乳で寝不足な日々の中、家事一切を終えて子供を寝かしつけてから短時間ではあったが働きに出ていた。
帰宅しては授乳して、子供の為に規則正しい生活。
夫は子供をお風呂に入れるだけ。
家事育児なんて外で働くより、楽な事。
きっと夫はそう思っていたに違いない。
だから、「誰もがしている当たり前の事」なんて言えたんだよね・・
あの言葉を忘れる事はできない。
家事・育児・バイトと余裕がなく、いつもイライラして子供に当たっては自己嫌悪で泣いていたな・・
それが夫の心を冷めさせた一番の要因だったと思う。
私だって好きでそうなった訳ではない・・
今は一人になって、仕事は大変だけど自分の世話だけしていればいい生活で
イライラする事なんてないに等しい。
これが本来の自分なんだ・・
あの頃は本当に辛かった・・
本当の自分ではなかったんだね・・
紆余曲折あって母からの助言でお金を貯めて離婚に踏み切れたけど
離婚して本当に良かったと思う。
元夫は自分のお金が自由になって、住宅ローンも間もなく完済するからウハウハだろう。
ここからが見ものだ。
その浮いたお金を何に使うのか・・
半額でも子供の為に貯めてくれたらいいけど、それは見込めない。
離婚後子供と面会の度に服が新調されていたり、イベントでもないのにオモチャを買ってもらっていたり
外食も相変わらず。
私はそれらを切り詰めていたから少しは貯めれたけど
あるだけ使っていたら、無理だよ。
離婚直後、癖毛の娘の為にヘアアイロンを買っては髪を真っすぐ伸ばしてやっていた元夫。
そこまでしてやれなかった私への当てつけ?と思ってしまったが
それも最初だけだった。
今はボサボサの爆発頭な娘・・
子供が私のところへ泊りに来る日は趣味のパチンコを楽しんでいるようだし
相変わらずですね。
将来の子供の為にちゃんとお金を貯めてと言っても
「なんとかなるわ」・・・
「パパは何でも買ってくれて、ご飯を食べに連れて行ってくれてママよりお金持ち」そう思っている子供達。
10年後、20年後分かる時がくる・・
「子供に関心がないのか」そうも言われたっけ・・
元夫から言われたモラハラが私の原動力である事は間違いない。