党名変更!…是非”。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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野党共闘をその成果たらしめんとした時、今最も有効な手立ては【日本共産党】が思い切って党名変更する事だ。言わずもがな共産党は戦前戦中を通して一貫して主権在民を掲げあの悲惨な戦争に断固反対を貫いて戦った唯一不屈の政党である。そしてその為に数多の同志が官憲による弾圧の犠牲となり殺され、党そのものは非合法、非国民集団として犯罪者扱いされたのである。これは現在、民主主義を標榜する我が国が立憲主義の下、等しく与えられている国民当然の権利、平和の希求、言論・表現・結社その他全ての自由の追求を先導した共産党への弾圧であった事はまさに歴史が証明しているところである。その意味では現存する政党・公党として結党以来、体制翼賛下のあの暗黒時代、そして戦後から今日に至るまで共産党だけが民主主義の発展の為寄与した唯一の政党だと言っても過言ではなかろう。そしてそれはもう我々も重々承知している所なのだ。…しかし今、自民党・公明党を中心とした権力側は自らの悪政には頬かぶりをして参院選を前に四野党合意による【野党共闘】に如何にして傷を付けようかと躍起になっている。そしてその手段の一つが【民共合作】と言う【デマ攻撃】である。俗に言う【共産党アレルギー】とは旧ソビエト・北朝鮮などの共産主義とはおおよそ無縁の【個人崇拝】や【独裁】機構を作り上げて国民をがんじがらめにして支配する【ならず者国家】のあり様を我が国の国民にも想起させ、あたかも【日本共産党】が将来それらと同様の国家建設を狙っているかの様にデマを流し続けた結果、日本の風土に少なからずこびり付いた曲解、デタラメな噂であり今だその呪縛にとらわれる人々が見在する事に起因する。これは戦中、今では当然の民主主義を称えた共産党を【犯罪者・悪の巣窟】に仕立て上げた当時の【軍事独裁政権】の毒香が今だ拭い去れていない事にも原因があると言う事だ。だが、これらのデマを基とした【共産党アレルギー】の拡散は一笑に伏す訳にはいかない。もしそれを侮れば日本の政治変革の流れに大きな汚点を残しかねないからである。そこで私は思うのだ!。【日本共産党の改名】と【現憲法の恒久遵守】宣言の提示を!。確かに古参の党員には過去の共産党の【不屈の戦い】に自信と誇りを持ち深く党名に愛着を抱き今も熱心に活動している数多の人々がいる事も承知はしているが現在、安倍内閣による恐るべき【暴走政治】がまかり通っている状況を鑑みれば、事は一刻の猶予も許されないのである。自民党【一強】時代を即、終結させるには共産党の大変身が何よりの特効薬となる。【議会制民主主義】のセオリーは即ち多数派の構築にある。現実に選挙で勝ち自民党から政権を奪取しなければ【暴走政治】の阻止も【立憲主義】の再構築も決して出来るものではない。共産党が共産党のままでは、民進党・社民党・生活の党との大同団結は最終的におぼつかない!。しかしそれでは【自公の横暴】に歯止めはかけられない!。共産党がリベラル派として左派政党の中核となり確固たる【野党共闘】がなされれば我が国の政治的、政局的局面は一気に激変する。これは広く欧州各国でも実証されている政治的転機をもたらす大きな要因だ。共産党が名称を【左派民主党】でも【大衆左派連合】でも何んでも良いから変更し、【象徴天皇制を含む現憲法を将来に渡り恒久遵守】すると宣言し、その上で【野党共闘】を更に強化する。ここまで変革を果たしても私は現・日本共産党の基本的政策理念に照らして矛盾する事は断じてないと確信するところだ。発表の理想時期は今夏の参院選の直前が良い!。そのインパクトは絶大となるだろう!。新党としての選挙準備に戸惑いも生じようがその効果はおぎなって余りあるものとなろう。【議会制民主主義】の名の下、新しく生まれ変わった【仮名・左翼民主党『旧・日本共産党』】と他の野党三党がスクラムを組めば【自民党・1強時代】はあえなく終結する。最後に言っておこう!。なり振りなど構ってはいられないのだ!。党の名前を如何するかなど二の次で良い!真っ当な政治の流れを取り戻す事に野党は全てを傾注すべきだ。日本共産党は【共産党アレルギー】があるならそれを払拭する最大の努力を捨身で行うべきである。それが【自公暴走政治】に終止符を打つ手段として最も有効なら【党名変更】など些細な事だと理解すべきである。野党が素早い対応を怠り、躊躇している間に【安倍独裁政治】の魔の手は益々広がってしまう。そうなったらもう手遅れである。【野党共闘】の前進は決して滞ってはならない!。先ずは【日本共産党】に最大・最良の決断を求めたいと心底思うところだ!。
(ルチアーナ筆。)
★立憲主義の回復とは
あらゆる政策論より以前の
法治国家としての真っ当な
理念を元通りに戻し
立て直す事を意味する。
【野党共闘】がただ一つ
その点だけで合意したものだと
しても決してそれは
【野合】などには
当たらない!。何故なら
それ即ち、政治の【大義】
だからだ。【大義】なき
自民党・公明党の政権では
まともな政策論を交わす事自体
出来ない!。今夏の
参院選はまさにこの【大義】を
かけた戦いなのである。
安倍晋三が目論む
【衆参同日選挙】がかりに
行われたとしても、国民が何に
【理があるか】をしっかりと
見据えていれば
自民・公明に良い思いは
決してさせない!。
そう私は固く信じている。