つくづく呆れる!。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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40年以上に及ぶ音楽家としての筆者の活動と
その経験から得た感動や自らの価値観に基づき
広く芸術、エンターテイメント等に独自の論評を
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党の分裂、東西別れての本家争い・税金の分捕り合戦!。眉をひそめたくなる程の口汚ない罵り合い…っとまあ~国民の生活は蔑ろ、好き勝手に破廉恥極まる大喧嘩を繰り広げて互いに相手を訴えると言う前代未聞の訴訟合戦にまで及んでいた【維新の党】がここに来て急転直下「【東西和解】と相成りまして御座りまする!。」っと言うのだから暫し唖然として一瞬息が止まった。大阪主導で展開して来た話し合いとやらで維新の党はひとまず解散。政党交付金【我々の血税】はちゃっかり頂戴をして必要経費を差し引いて後は国庫へ返納、改めて執行部【東方】は年内に新党としての【維新の党】の設立届けを総務省へ提出すると言う。既に周知の通り大阪方は国政政党【おおさか維新の会】の設立を決めていて全てこれにて一件落着だそうだ。これで1月1日現在でお互い次年度の政党交付金を頂けると言う訳でまさに都合の良い【お手打ち会】という事だ。しかし私はこれを耳にして【維新の党】なる政党の本性が明け透けになるに及び改めて【つくづく呆れその厚顔無恥】な振舞いに心底腹が立った!。要するにこれは彼らがいち時的にせよ対立していた事柄がまさしく政党交付金の分け前と選挙目当ての互助会の温存をいかに担保するかの党利党略を第一義として【それ以上でもそれ以下でもない。】と言う事だったのを示している証拠なのだ。政策立案の機構も整備されず、行き当たりばったりの国会対応で右往左往する様は誠に見苦しい限りであり東西に分かれたとは言え、理念があると言えばただ一つ、互いに日本の政治の方向性を右翼再編へと導き体制翼賛政治に道を開く時代錯誤のとんでもない歩みの先導者たらんと言うのが【維新政治】の根本体質だ。特に恐るべきは橋下徹率いる【おおさか維新の会】である。安倍自公政権と気脈を通じ、大阪でのダブル選挙の勝利をテコに来夏の参院選、来るべき総選挙と、党勢の拡大を図り保守補完勢力として憲法改悪を頂点とする悪政の大きな後援者となる事をあえて隠さない。歴史修正主義と逆行主義を併せ持つ事においては全く方向性を一にする安倍自公政権の応援団!。私はこの呆れる程に無責任な政治勢力でありながら言葉巧みに国民の心に侵食するバクテリアの様な【おおさか維新の会】の今後の動向から決して眼を離してはならないと思っている。そして何よりその反動的正体をもっと広く詳らかにし、彼らの危険極まる勢力拡大を何んとしても阻止、歯止めをかけなければならないと考えている。新しく設立する【維新の党】は民主党との連帯を軸に新党結成を目論んでいる様だが肝心の民主党がこれ又右と左で喧々ガクガク、意思統一もままならない。
先ずは統一会派を組んで…との事の様だが中々前途多難と言ったところの様だ。いずれにせよ次年は参院選、ひょっとすれば衆参ダブル選挙の公算も…!っと言う差し迫った今、何が有ろうと今度ばかりは自公に名を成さしめる様な事は野党としては許されない。その事をしかと肝に銘じて全てに恙無き様対応してもらいたいものだ。
【民主党よ!しかと眼を見開いて敵・味方の判断を良~く付ける事を怠るな!言っておくが『おおさか維新の会』だけは絶対に味方ではないぞ!選挙の基本は『反自民、反公明、反おおさか維新の会』それに尽きる!!。】
(ルチアーナ筆。)