大阪秋の?陣” 結末に想う。 | ルチアーナの音楽時評・アラカルト。

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維新か反維新が最大の争点となった大阪のダブル首長選挙の結果が明らかとなった。周知の如く維新の連勝!。橋下徹…まさに面目躍如たる結果なのであろう。これはまさに大阪府民・市民が下した厳粛な結果であって民主主義の極み!。毛頭疑義はない。私はこの選挙結果が大阪の行政の今後を決める重大性と共に事はそれだけに留まらず国政の方向性をも左右する重要性を秘めている事を先に申し述べていたが、この結果を受けて我々は今迄以上に今後の政治状況の推移、取り分け右傾化の懸念とそれを注視する事の重大さをよくよく認識する事が尚も大切となったと今まさに考え出したところである。この結果を受けて向こう四年間、大阪は引き続き対立と混乱、労働者イジメ、お年寄りや子供への福祉政策は痩せ細り、ありもしない二重行政論を振り回し住民サービスの低下を益々進めようと言う【維新・独裁】行政が益々はびこる事になるのであるがそれを是としたのは
誰あろう大阪府民・市民であるのだから最早【是非に及ばず】である。しかしこれだけは大阪府民・市民に申し上げておきたい。それは今現在に至るまで二重行政に付いての是正指摘や進言などは大阪以外の地方自治体からは全く国に対して成されていないと言う事だ。県内に政令指定都市を抱えるのは何も大阪だけでは無い。信用保証協会、図書館、大学。各々かの地において独自の伝統と歴史的役割を持って住民の為全てが重要な地位を占めているのである。これを大阪だけが二重行政の典型であるかの様に言うのはとんでも無い言いがかりなのだ。文科省も国会答弁で二重行政の指摘は大阪以外にはないと明言している事からもそれは明らかだ。さて大阪はこれから如何なるのか?大阪都構想の蒸し返しも容易に議会が容認する訳がない。勝手気ままに【自分が!自分が!】を振り回し一層話し合いを拒否する全体主義政治をあくまで突き進む【維新政治】それを拒否しなかった大阪!。そのツケは計り知れないものとなるだろう!。しかしこれも【民主主義】重ね重ね無念だが致し方あるまい!。
(ルチアーナ筆。)