ジャンルを越えて音楽は人々の
心に安らぎと幸福をもたらすもの
昨今、益々そう感じる事
しきりである。
世情の不安、殺伐とした人間模様。
今を生きる私達を取り巻く
諸々の状況は安定の二文字からは
ほど遠い哀しくもわびしい
心の隙間に苛まれているやに
思われてならない。しかし
そんな人々の心の隙間を
そっと、優しく埋めて癒し
生きる為の新たな活力を与えて
くれる、それが芸術・音楽である
事を私も又、音楽家の端くれと
して喜ばしくも誇りに思う。
繰り返すがジャンルは問わない。
聴く者が、それを受け入れて尚、
心からの感動を得る事が
出来れるならそれで良い。
難しい理屈や芸術論を繰り広げる
事をやれと言われれば
出来なくはない。事実このブログ上
でも諸々と述べても来た。
しかし実の所、そんな事で
個々の作品の持つ音楽的特質を
事前にイメージさせる事が
果たして良い事なのかどうかは
甚だ、疑問とする所も多い。
俗に言う先入観は人の持つ元々の
インスピレーションを鈍化
させる。
そう!音楽の持つ人の心を
良くも悪くもかき乱す
深層心理へのアプローチは
相当のスケールを持っていると
考えるべきだ。それこそ
【音楽の力】そのものの価値が
まさに存在している訳である。
ならば、それに時には100%身を
委ねて、人は心を解放して
みる事で新たな美意識を
構築する事が出来ると考えてみる
のも方向性としては決して
間違いではないだろう。
喜びも哀しみも怒りも、あらゆる
感情の機微を育んで、果てしなく
続いて行く音楽の世界。
この【音楽の力】にこそ人が自ら
創造した無限の心の世界が
広がっている。
音楽とはまさに世に唯一無二の
そして無形にして、最も壮大な
世界であるのだ。
だからこそ万人が心を開き
その美しさに涙出来ると言う事
そうに違いない…!。
(ルチアーナ筆。)
★音楽を聴いて、
「今の演奏良かったね。
良い曲だったね…」っと思えれば
それでOK…!
批評は評論家に任せておけば
良い!。
★今夜のEテレ、クラシック音楽館
はスペイン音楽がメインの様だ。
是非お聴きあれ…!。