苦しみは忌み嫌うだけのものなのでしょうか？

さて、今回は「苦しみ」について。

皆さんは、苦しみをどう思いますか？

どんな苦しみを味わいましたか？

四苦八苦と称される通り、

生きていることで、様々な苦しみを

人間は人生において味わいます。

苦しみを避けたい。

苦しみを消したい。

苦しみなんか味わいたくない。

そう思います。

では、人生に全く苦しみが無かったらいかがでしょうか？

どんな人間になるでしょう？

きっと、どうしようもないというか…。

言葉選ばずに言うならば、

「ばか」な人間になるでしょうね。

もう少し丁寧な言葉を使うならば、

「人間の気持ちのわからない人間」になるでしょう。

恋に破れる痛み。

友情の亀裂の痛み。

親に望む愛をもらえない痛み。

分かり合えない痛み。

孤独の痛み。

大味にみればですが、

そういった痛みは味わうことで想像に至ります。

更には基本的な概念を味わったならば、

物語への感情移入もできるようになり、

多くのバリエーションの感情を疑似体験できるようにもなります。

勿論、それはちゃんと「苦しみ」に向き合ったとき。

「苦しみ」は心のトレーニングマシンのようなものです。

トレーニングマシンは能動的に使ってこそ。

トレーニングマシンを忌み嫌っている限りは、

嫌なものでしかありません。

どう扱うかは自分次第なのです。

いつも有難うございます。

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