【カウンセリングルーム「アンフィニ」/名古屋市中区】
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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「立場」について。
皆さんは、小学生の頃、
書いた作文で記憶に残っているものはありますか?
私の育った地域は、とても水がきれいな地域で、
山も近く、子供の頃は山水のきれいな小川で、
よくザリガニをとったり、魚を釣ったりしました。
ところが小学6年生くらいになった頃、
河川の改良工事が始まり、コンクリートやブロックで、
川の側面が固められる工事が始まりました。
川は汚くなり、子供たちが川に降りるあぜ道などもなくなり、
川の姿は一変してしまったのです。
私も友達も、山に行かなくなりました。
とてもさみしい気持ちになった憶えがあります。
何のテーマか忘れましたが、作文を書く機会があって、
「きれいな川を返せ!」的な作文に思いのたけを書きました。
ところが、先生からの添削は私の意図の全く果てにあったのです。
「なぜ、このような工事をするのか考えてみましょう。」
今でも憶えているくらい衝撃だったのです。
だからそんなことを考えることも、調べることも、
親に訊ねてみることもしませんでした。
今となっては、もちろん先生の言葉の意味や、
治水工事のわかる部分もあります。
最近、コロナウィルスの影響で学校が休校となったことで、
「オリンピックは開催しようとしているのに…、大人は働いているのに…。」といった、
12歳の小学生の投書?が話題になっています。
小学生のその作文に、
私は小学生の自分の作文を思い出しました。
それはそれとて…。
何故かそれを"悲劇"として、大人やメディアが、
世の中に対しての"矛"かのように提示していることに違和感しか感じません。
その小学生が今、そう感じることは大切なこと。
周りの大人がちゃんと説明することも、大切なこと。
それをメディアで取り上げるのは、お門違い。
"悲劇"を感じている人の立場をあえて"利用"することは、
とても野暮なことだと感じます。![]()
いつも有難うございます。

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