我慢した気持ちは目に見えないが心を蝕む

さて、今回は「適応障害」について。

皆さんは、どんなことを我慢してますか？

どれくらい我慢してますか。

人間は、「危険」について学習します。

皆さんもそうですよね。

熱い火を触ろうとは思いませんよね。

刃物の刃を触ろうとは思いませんよね。

私たちは、行かなければいけない義務を背負ったとき、

色々なことを我慢しながら、その場所に行きます。

"我慢した気持ち"というのは、見えません。

傷つくことを言われても、我慢。

苦しいノルマやスケジュールを課され続けても、我慢。

どうにも解決できない理不尽を突き付けられても、我慢。

毎日毎日ネチネチ陰口をたたかれても、我慢。

自分の心がどれくらい蝕まれているのかわからないまま、

限界まで我慢してしまう場合、

"適応障害"を発症してしまうことがあります。

過呼吸などを起こして、

もう、その"場所"に行けなくなってしまうのです。

"場所"にまつわることなので、

ある程度休養期間を置くと、比較的元気を取り戻せます。

友達と遊びに行ったり、旅行もできます。

しかし、またその"場所"に近づくだけで、

過呼吸を起こしたり、足が止まってしまったり、

近づくことすらできなくなってしまいます。

私たちの社会は、

目に見えるものや、数値で測れることが重要視されますが、

心というものは、人間の起点であるにも関わらず、

やや無頓着で、扱いに慣れていません。

我慢すればいい、今日を乗り越えればいい、

そう繰り返している場合、もう少し自分の心を気遣いましょう。

いつも有難うございます。

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