正義という名の危うい刃 | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「正義」について。

皆さんは、人と争ってしまうとき、

何がスイッチになりますか?

 

人は、他者に対して、

痛みを我がものとして、

感じるということができます。

 

ところが、

そこに"正義"という名のエッセンスが投入されると、

他者の痛みは「快」に変わります。

 

俗にいう「正義の戦い」です。

これは人と人の話ではありませんが、

2018年7月インドネシアで、男性が家畜用の牧草を探していたところ、

ワニの養殖場に転落してしまいました。

 

男性は、ワニに噛まれたり、

尻尾で打撃を受けたりして、死亡してしまいました。

 

そして、家族は住宅地近くに危険な施設があるのはおかしいと、

近隣住民と共に警察に猛抗議します。

養殖場側が賠償金を払うことに話は決まります。

 

しかし、ヒートアップした近隣住民と家族たちは気が治まらず、

「報復」として、ワニの養殖場に武器を手に向かいます。

結果として幼体を含む300匹以上のワニが、殺されました。

家族や近隣住民は「正義」という刃をかざしたのです。

悪事を働かせようという気持ちではありません。

 

この話には「正義」の危うさが現れていますね。

 

多かれ少なかれ、

好戦的ではない人であったとしても、

正しさによる争いは、してしまうものです。

 

それは口論や暴力にならなかったとしても、

憎しみや、怒り、憤りとして、

心の奥に溜まっていきます。

 

正義とは何かを学ぶことは、悪ではありません。

ただし、それが刃となってしまったとき、

鞘に納めるのか、かざすのかは、考える必要があるでしょう。虹



いつも有難うございます。

刃を手にしたときはアンフィニへ!

.

ご予約は052-253-5040まで!

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