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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「野生と自我」について。
皆さんは、自分の中に、
攻撃性や破壊性は存在していると感じますか?
大岡昇平の小説、「野火」では、
作者本人のフィリピンでの戦争体験をもとに、
極限状態での人間が生々しく書かれています。
一度は、自分はもう死ぬしかないと思った主人公は、
やがて、自然の中で孤独になってから、
生というものへの強烈な執着は、食人へとなっていきます。
皆さんは、人間の肉を食べたいと思いますか?
おそらく、多くの人は思わないでしょう。
食べたいなんて思うようなことは、
今までなかったと思います。
ところが、戦争という状況下は、
普通ではありません。
優しいひとであっても、他の国の人間を
殺してしまうのが日常の一部になってしまうのです。
想像がつきませんよね。
しかし、個人的な憎しみも怒りもなく、
人間同士、攻撃、破壊する歴史は、
ずっと続いていることから、人間の"本質"の一部なのかもしれません。
他の動物と違うのが、私たちには「自我」があります。
「野火」の主人公が、極限の飢えた状態のときに、
まだ死後硬直が始まっていない死体を見つけます。
主人公は周囲を見渡し、短剣を手にします。
しかし、そのとき不思議なことが起きます。
剣を持った右手を左手が止めたのです。
人間の野生や、本能、無意識は、
とてもとても強いものですが、
人間を人間足らしめるのは、不完全な自我なのです。![]()
いつも有難うございます。

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