ありのままの私を受け入れて | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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ココロカフェのヒトコマです!



さて、今回は「実存的緊張」についてです。

皆さんは、ありのままの自分って、

どんな自分ですか?


「私は私だから、ありのままの私を受け入れてほしい。」

「皆違っていいから、私はそのままの私でいい。」

「私自身がオンリーワンだからOK。」


何となくごもっともな感じです。

最近の流行りっぽい言葉も盛り込まれています。


しかし、これらの言葉に違和感を感じるのは、

私だけでしょうか?

取りようによっては、"成長しなくていい"にも聞こえます。


一体どれほどの人が、

人間として洗練されているのでしょうか。

きっと一生かかっても難しいことだと思います。ぶーぶー


心理学者フランクルは、

現代の人々には、"実存的緊張"が足りないことを

とても危惧していました。あせる


つまりは、

「こういう自分で在ろう」という気持ちです。

そこには葛藤もあるでしょう。


そういったイメージをもつから人は成長できるのです。

「そのままでいい。」という黒魔法的な言葉を

楽をしたいために使ってしまうのはどうかということです。


いずれ困難にぶつかったときに、

ポッキリいってしまう可能性が高くなってしまうのです。

それが若者の新型うつの増加にも表れているかもしれません。


自分は努力しないで、他者には求めるなんてのは、

とても好都合なハナシですよね。虹




いつも有難うございます。
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受容ということならアリだと思います。

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