晴れのちときどき雨 -5ページ目

晴れのちときどき雨

日々の笑顔。



僕、馬鹿だから、君を突き放すことしかわからないんだ


君が幸せそうにしていると、僕はいらないかな?って思う

君が幸せなら、とても嬉しいの

とっても・・・・




あのね、少しずつでいいから僕が君の中から消えるといいなって思う

君がしらないうちに消えてればいいなって思う

君にはさよならが言えないから

言いたくないから


さようならって言ったら君は悲しむ

それが僕は嫌だから

少しずつ僕が消えればいいと思うんだ


君を傷つけたくないのに

傷つけようとしてる


君から離れたくないのに

離れようとしてる


僕は矛盾した生き物だから



素直に生きられない性格なんだよ。





ねぇ、もし、僕が死んだ時

君は、こんな僕のために、泣いてくれるのかな?



僕は君になんにも報いることができない

約束だって守れない

弱音しか吐けない

君の求めてる言葉なんて、ひとつも言えない

君のこと、本当はなんにも知らないんだよ?




ずっと好きでした

けど、それが辛くなった


まるで滑稽だ



まず、僕が恋愛なんて向いていない

いや、この想いが恋愛だなんて呼べる感情でもないのかもしれない




ねぇ、知ってた?



僕は、君のこと大っ嫌いなんだよ

今まで言った愛は嘘なんだよ?

けど、君も馬鹿だから信じないだろうね

本当は嫌いなんだ、君が。












その嫌いな君から愛してもらおうしてる僕は

もっと嫌いだ






『――少年は以前逃走をしている』



テレビから流れるニュース
さっきから、どの番組もこの事件でもちきりだ。
ただ、少年が人を刺して逃げているっているだけなのに・・・
いつもと変わらない日々のはずなのに、今日はやたらサイレンの音が五月蝿い
あぁ、さっきニュースで言ってたっけ、この近くで少年が逃げてるって


「こんな、田舎に逃げても隠れる場所なんてないのに」

そう呟き、テレビを消して自室に戻る。
今日は親も働きに出ていて、一人っきりで今日一日はゴロゴロと一人を満喫するつもりだ
何をしてゴロゴロしようか。音楽を聴きながら寝るのもいいな。あ、まだ攻略してないゲームがあったっけ
色々な今日一日のゴロゴロプランをたてる
くるりと回った階段を上り、自室のドアを開ける
開いた窓から入る風に靡く白いカーテン。
カーテンに負けないぐらい白髪の髪がカーテンと一緒に靡いている



今日一日のゴロゴロプランはどうやら、無効になったらしい。
こっちをものすごい剣幕で睨みつけてくる彼を夢だと思わんばかりに、窓締め忘れてたんだとどうでもいいことを思う。
白い髪の毛、整った顔によく見ないとわからないけど、青い瞳をしている。
服は黒いTシャツにジーンズ。靴はぼろぼろで泥も被ってる
そういえば、ここらへんで少年が逃げてるんだっけ・・・
あぁ、きっとその少年が今私の前に立っているこの人なんだろうな。
逃げてて、たまたま窓が空いていた私の部屋に逃げ込んだ、そして、私がナイスタイミングで入ってきた。
私はこのなんとも言えない状況をそう解釈する
考え事のあまり、すごい剣幕の彼と気がつけば見つめ合っていた
彼をみて、一言も声を上げない私を見て不思議なのか、彼は不思議そうにぶっきらぼうに声をかけてきたと同時に、どこからかぐぅぅとお腹の音が聞こえる


「・・・おにぎりいります?お米ならあるんで」

そう私がいうと黙って頷く少年
なんだ、剣幕だけじゃん、怖くない、そう思った

くるりと回った階段を降りてキッチンでおにぎりを握る
まだ、外ではサイレンの音が鳴り響いていて、うるさい。
握ったおにぎりと水をおぼんの上に置いて、階段を上がる
受話器と目があった。うるさいサイレン音が家の前でいられるのも嫌だと思い、通報するつもりもなかった
部屋を開けると、彼は疲れていたのか壁にもたれて目を瞑っている
綺麗な顔に綺麗な髪。モテるんだろうなぁ・・・なんてどうでもいいことを思う
「どうぞ、塩むすびですが」
テーブルの上に置くと虚ろな目を開け、目の前のおにぎりを無言で食べる少年をじっと見つめる
不思議と彼のことが怖くなんてなくって、寧ろ、安心さえ覚えていた
昔から知っているような、そんな安心感
おにぎりを食べ終わると礼儀正しく
「ごちそうさま」
そう、小さな声で言った。想像より少し低めの声。
また、壁にもたれかかって目を瞑るかと思えば次は私を見て


「・・・ありがとう」

さっきより小さな声で言ってきた。よく聞くと綺麗な声だ

「どういたしまして」

そう、答えてお盆を片付けようとしたがやめた。
いや、正確にはお盆に伸ばした手が彼に掴まれ、私はそのまま引っ張られ彼を壁に追い詰めているような格好になっていた
引っ張られたものの、なんにも話さない彼に対して、私のが先に口を開いていた


「あの、私は警察に通報するつもりもないです。私の部屋でいいのなら部屋だって使ってていいですよ。今日一日は親は帰ってこないし」


そう言うと彼は大きな目をまん丸にして驚いていて、可愛いとまた状況違いのことを考える


「そうか・・・ありがとう。」


普通の声量で喋ってくれる彼はどこかほっとした顔をしていた
私の手を離すと、限界がきたのか、壁にもたれてそのまま目を瞑って寝始めた
一分もしないぐらいに彼は寝息を立て眠りについた。
そっと毛布をかけて、机の上の物とさっきひっぱられた時に散らかった物を片付ける
私はなにをしているんだろう。
人を刺したとして、今追いかけられてる少年を匿い、ましては寝どころと御飯までも提供している
普通の人なら、すぐにでも警察に連絡して少年を逮捕してもらおうとするだろう。
けど、なぜだか、彼を連れて行って欲しくない気持ちのが大きい。初対面なのに、おかしな感情。




夕方になり、母から電話があった、仕事の関係で明後日まで帰れないようになったらしい
外はサイレン音が落ち着き、家に帰るのであろう子供達の別れの言葉と明日の約束が聞こえる
晩御飯のことなんて、なんにも考えてなかった私は冷蔵庫を開けて、材料の確認をする
明日の御飯のことも考えて今晩はシチューにした。
余れば明日も食べる。それに二人分となればシチューやカレーのが一番いいだろう
支度をする前に、寝てから一度も様子を見に行っていない彼の様子を見に行った
そーっと除くと彼は床に倒れたまま寝ていて、初めてあった時より顔色はよくなっているような気がした
御飯が出来次第、彼を起こそう。
また、晩御飯を作りにかかった


無言で食卓で二人向かい合わせで食べるシチュー
懐かしいと感じているのはきっと私だけ。


「あの、これから貴方はどうするのですか?」
「これから・・・?友達に会いにいく」
「友達に・・?警察に追われてるにもかかわらず?」
「あぁ、追われてても会いに行く。それで俺の目的は終わり。」
「それを果たしたとき、あなたはどうするの?」
「あぁ、生きてたら病院へ帰るよ。死んでたら終わりだけど」

軽く笑う彼
病院?死んでたら、終わり?

「なにかの病気なんですか?」
「うん、心臓をちょっとね。まぁ、たまに発作が起きるだけだよ」
「ちょっと・・・?今すぐ病院に戻ってください!」
「なんで」
「死ぬかもしれないんですよ?!生きてください!お友達にはお見舞いにでも来てもらったらいいじゃないですか!」
「それじゃダメなんだよ!つか、あんた赤の他人だろ?ほっといてくれよ」
「じゃう出て行ってください!そして病院に帰ってください!警察呼びますよ?!」
「チッ、このっ」


手を思いっきり引っ張られ彼の胸の中に入る



「なにを「死のうが生きようが俺の勝手だろ?!ほっとけよ!俺の命だ!勝手にさせろ!」

そう強く抱きしめられながら、彼は叫ぶように言う
抱きしめられる腕が痛い。彼が言う言葉も痛い・・・。

「生きてほしいの、あなただから」

そう、ぽつりと言葉が出た

「誰にでもおんなじ言葉言ってるんだろ?」
「そうね。けど、どうしようもなく、誰にも死んで欲しくないの。生きて欲しいの。死なないで。お願い」
初対面なのに、まるでずっと昔から知っているように、生きて欲しいと訴えていた。
抱きしめられた腕が少し緩み、彼の涙が私の頬を伝う。
そっと彼の頬に手をあてると、彼の手も重なる
「なんで、生きて欲しいんだよ。初対面なのに」
「わからないの。私でも。貴方のことずっと昔から知っているみたいなの、本当に知らないのに?可笑しいわよね。」
少し笑ってみせると彼も可笑しな奴と笑った
「・・・ねぇ、お願い。病院に戻って?どうして行きたいのか私にはわからない。けど、生きてる限りチャンスだってある。
おじいちゃんになって会いに行ったっていいじゃない。私が写真でもなんでも撮ってあげるよ!だから、生きて」
重なってた手が絡み合う
「・・・・わかったよ。戻る」
絡み合った手が離れ、渋々納得してくれた
「ありがとう」
そう言うと私は彼の髪に触れた



あぁ、そっか。



私、昔からこの髪の毛が好きだったんだ




真っ白なカーテンみたいに、靡く白い髪の毛がきらきらしてて、綺麗で。




私はその髪の毛に恋焦がれてたんだ













って言う、夢を見た

けど、不思議とその少年の髪の毛が好きなのは本当で、生きて欲しかった

死なないでって必死に訴えてて。

起きたら泣いてた


もう一度会いたいな。



忘れちゃダメだと思ったから、小説みたいに書いてみた

所々空想で書いております。


書き忘れたけど、彼は抱きしめながら私のことが大っ嫌いだと言ってたよ



もう一度出てきたら嫌がらせのように好きだと言ってやろうと思います









浮上しようと泳いでみた


どうやら、浮上は出来ないらしい

体の自由はきく

だか、下へ下へと落ちていく


息もできる。
不思議。
水の中なのに。





下へ下へと落ちてしばらくたった
どんどん、水面の光が遠くなっていく


寒い


口から出た泡が水面へ上がっていく
上がろうと泳いでみたが、やはり、駄目らしい


怖い


下に行くほど暗く、冷たくなる
私はそれに恐怖を覚えた


助けて


もがいてみた
やっぱり、駄目みたい
水の闇が周りを見えなくする


水は冷たく、体温を奪っていく
泳ごうが、あがこうが
上がることは出来ない。
ただ、下に沈んでいく



手を伸ばしてみた
掴む手はない





ねぇ、今更気がついたよ

君は淋しかったんだね。

あとね、やっと気がついた。



僕は、君が好きだったんだね














途中から考えがまとまらなくなった結果