晴れのちときどき雨 -30ページ目

晴れのちときどき雨

日々の笑顔。




我武者羅に走った
夢なんてないけど、走ってたら見つかる
そんな淡い夢を追いかけてた


道なんてなかった
ただ、進めばいい
そう思って走った


ゴールなんてない
生きてる限り走り続ける
たまには、後ろを振り返る
だけど、昔に置いてきた自分が
「諦めなよ」
そう言ってる
私は笑って告げる
「絶対嫌。諦めたら何もかも失う。
昔の私ならきっとすべて失ってたかな」


失いたくないから、我武者羅に走った
一人が怖い
そうやっと気がついたから
一人でなら何でできる
二人なんていらない
そう思ってた
だから、失っていったのね


「今の私はね、とても楽しいの
 昔の照らし合わせたら・・だけどね!
  前に進むって事はとても大事
 そりぁ、めっちゃ辛い時やってあんねん
 悲しい時やってあんねん、歯食いしばって我慢しやな
 アカン時やってある。
 だけど、「前に進む」って決めた限り
 うちは進む、それにさ、自分が動かんかったら
 なんも始まらんと思う」




クラス、メ・・イト?
目の前の人は笑って告げる
あぁ。だから私にも触れたし
普通に笑って居られるのか
だけど、私の過去を知ったらきっとこの人も・・・
そう思うと心が
ギュゥとしめつけられる
「私には関わらない方がいいです
    私と一緒に居ると貴方が汚くなります」
早口に告げる
前にただ、ただ立ち尽くす男
目の端に写った名札
『沢井』
そうか、この人は沢井って言うんだ
でも、覚える事はないよね
関わらないで
なんて言ったんだから
「・・なんでや?別にお前と一緒におって、汚くなんてならねぇーぞ?」
「今だけです、それを言ってられるのは・・・」
そう言ってナイスタイミングにチャイムが鳴った
「やけど、俺は――「沢井!席につけ!」
先生の声に聞こえない程度の舌打ちをして、沢井は席についた
けど、一瞬見た彼の表情は、すっごく悲しい顔をしていた
その顔を見た時、私の胸もギュっとしめつけられた
そして自分を責めた
人にあんな顔をさせてしまった事を
だけど、沢井って言う人にとったら良い事だと信じた
けど、心の中で何度も何度も謝った


それからの授業は何を言っていたなんて聞いてない
うんん、聞いていたけど、頭にはいらなかった
頭の中は沢井っと言う人物の事ばかり
あれから、休憩時間あの人はしきりに私に話しかけに来た
まずは自己紹介
『そういえば、名前教えてなかったな!俺の名前は沢井光
   もう言葉だけでわかってた思うけど、関西人や!
  お前は?――言ノ葉 綾乃・・言ノ葉 って珍しい苗字やな!
          これからよろしゅう頼むは!綾乃!』
あぁ、どうりで、言葉が違うと思った。
気づかない私は馬鹿ね。。


それからは、沢井っと言う人は「綾乃」っと呼び捨てだ
どうでもいいが。。それからの休憩時間
私は沢井を無視していた
さすがに、諦めるだろうと思っていたからだ
そんな考えは、浅はかだった
飽きないのか?っと言うぐらいはなしかけにくる
周りの男子が止めるのを無視して
どうして、この男は私なんかと仲良くしようとするんだろうか?
なんて、遠い未来に気づくなんて、知らず、ずっと考えていた


第三章に続く


二章終了









次の日
私は嫌々学校に行った
昨日帰ってきたとは今の両親にバレテなかった
きっと、私には興味がないから
気づかないのね
なんて、顔を歪ます


学校についたが
皆、昨日の事はなかったように笑ってる
私一人を除いては
私の机には花瓶もなく、花びらが落ちていただけだった
可哀想な花
せっかく奇麗に咲いたのに
捨てられてしまうなんて
あ、でも、私も同じか
奇麗に咲く事はなく、ただ捨てられた
まだ花のほうが幸せね
奇麗に咲かせたのだもん
私は奇麗に自分の花咲かせる?
って、無理か


「あ、昨日の!」
後ろから聞こえる声に私は気付かなかった
花びらをただずっと見つめていた
「おい!って、なぁ!」
肩をガシッと掴まれた時だった
ビックリしたと同時にバシッ!とその手をはじいてしまった
やってしまった・・・馬鹿だ私
「あ、ごめんなさい」
小さい声で謝る
反抗してしまった=イジメが酷くなる
そう私は思った
「ええって!急に掴んだ俺も悪かったし!」
なんて相手は笑って許してくれた
私はそれを不思議に思った
皆、私に触れなれれないのに
私がちょっとでも逆らうと暴言を吐いては怒る
どうして、この人は私に触れた?
どうして、この人は怒らないの?
不思議な人だ。。


「つーか、昨日はごめんな!走って帰っていったけど
何処も怪我してなかったか?」
「昨日・・・?」
さっきの事が衝撃過ぎてうまく頭が回らなかった
思いだそうとするけれど、さっきの事と
この人の笑った顔が頭から離れなかった
「もう忘れちまったんか?ほら、校門でぶつかったやろ?俺と」
あ、そうか、思い出した
この人は私とぶつかった人だ
後ろで少しだけくくってて
髪の毛は茶髪の・・・
だけど、この学校で見たことはなかった
だから、違う人か、一年か二年生だと思ってた
「あ、そう、でしたね。。あの時はすみません」
「いや、ええよ!てか怪我とかしてねぇ?」
「大丈夫です」
「そうか、ならええんや!てかホンマは昨日からやったけど
  お前とは今日からクラスメイトやからよろしゅうな!」

続く