暗記は必要ない? | 中学受験国語を爆上げする教室「パワー読解 パワー速読」Ⓡ

中学受験国語を爆上げする教室「パワー読解 パワー速読」Ⓡ

「パワー読解 パワー速読」Ⓡ
https://osaka-sokudoku.jp/jukenkokugo/
国語偏差値15アップ20以上アップが続々と!

東京・大阪・名古屋の中学受験専門塾

パワー読解新宿・大阪国語

 

 


今津です。

新宿で書いています。

 



昔々、「よくわからないけどとりあえず覚えとけ!」的な指導をしているセンセーがよくいました。

いわゆる丸暗記です。

意味もわからず、ただただ暗記をして、テストのときにそれを吐き出して、ハイおしまい!

テスト終了と同時に、丸暗記したそれらの知識はすべて忘れ去られていく。

そういうことをしていた人もたくさんいましたし、それを良しとする風潮も根強かったです。

今は、丸暗記はよくないとされます。

暗記するよりかは、「自分でまずは考えなさい」とか「自分で作り出していきなさい」とか言うセンセーがたくさんいます。

暗記なんて古臭い。昭和の指導方法だ。

確かにそうです。

ただ、ワタクシは「考えるための材料がないと、そもそも考えようがない」というスタンスを取っています。

考えるための材料として、もともと頭に中に知識が必要です。それも、一つや二つではなく、たくさん必要なのです。

また、自分にとっては世紀の発見だと思ったことであっても、実は我々の先人たちがすでにそれを発見していたり、道筋をつけてくれていたりすることもたくさんあります。

それを知らずしてゼロから創り出すだなんてことは、大変馬鹿げたことです。

折角先人たちが発見してくれていたり、形作ってくれていたりしているわけですから、それをまず知る必要があります。

知ることによって、ムダな努力をせずに済みます。

ナンチャラの法則なんてものはその最たる例です。

また、歴史だってそうです。

歴史を学ぶ意味がわからないだなんていう愚痴をお子さまから聞くことって結構あります。

しかし、人間って、500年や1000年程度で、そんなに大きく変わるものではありません。

ワタクシ、大学生の頃は日本文学科で勉強していました。

卒業論文は万葉集を取り上げました。

万葉集の中に、今でいうストーカーがいたのです。

そのことについて書いたのです。

もう30年も前のことですが、当時はストーカーなんていう言葉もなければ概念も今と違ってほとんどありませんでした。

万葉集は1300年前に編纂されたものです。

つまり、1300年前と今とでは、同じことをやっているといえるのです。

人間は、同じ状況になると大昔の人も今の人も同じことを考えるのです。

そのことを理解した上で歴史を学ぶと、今を生きていく上で失敗が減ります。過去の失敗を学んでいるからです。

年号を覚えるのは意味がないということもよく質問されます。が、年号はものさしやインデックスみたいなものです。もし年号がないと今学んでいる歴史のことがらについて、頭の中で整理ができなくなってしまいます。

何年に何という出来事が起こった。

年号と一緒に覚えておくと、頭の中でインデックスができて整理しやすくなります。

このように、私たちの先人が築き上げてきたものを学ぶと、余計なことをすることも、失敗も減ります。

ただ、聞いただけではすぐ忘れてしまいます。

だからある程度暗記は必要です。

暗記をすることで、頭の中に知識が増えます。

何かを考えるというのは、頭の中にある知識をいろいろと組み合わせていくことです。

頭の中の知識を組み合わせることで、新しいことがらを生みだすことができるのです。

その作業を「考える」というのです。

ですから、考えなさい、とただ単に言ってすぐに考えることのできる人は、知識が豊富な人、といえます。

また、知識を持っているだけでなく、それを自由自在に組み合わせるトレーニングを今まで積み重ねてきた人でもあります。

何も考えられないというのは、単に無知な人なのか、知識を組み合わせるトレーニングが不足しているかのどちらかです。

また、知識を持っていたり、組み合わせるトレーニングを行っている人は、新たな情報を見聞きした際に「疑問を抱く」ことができます。

もし無知だとすると、そもそもその「疑問」すら抱くことは不可能です。

疑問を解決するために質問をすることだって、持ち合わせている知識を組み合わせた結果、何が不足しているのかが明確になるから質問ができるのです。

そもそも何もない人は質問すらできません。

同じ事象を見て、何も感じない人もいれば、たくさんの気づきをそこから得る人までいます。

気づきを得られることのできる人は、知識が豊富で考えることのできる人であるといえます。

もし、あなたのお子さまが「暗記をする意味がわからない」と文句を言っていたら、今ワタクシが書いたことを思い出しながら、噛んで含めるようにお話ししてみてください。
 

 

 

 

【お知らせ】

ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、ときどき名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
 

次回は2024年6月1日(土)午後6時~

 

お待ちしております。



★★「パワー読解 パワー速読Ⓡ」本部校
「大阪速読 大阪国語」
国語偏差値15アップ20以上アップが続々と出まくっています!

 
ー大阪ー

大阪速読 大阪国語(本部校)

ー名古屋ー

パワー読解 パワー速読 名古屋池下校

電話052-715-7858

ー東京ー

パワー読解 パワー速読 新宿校