こんにちは。
東京 大阪 名古屋の中学受験国語塾
パワー読解 パワー速読®
今津です。
新宿で書いています。
春期講習も終わり、1学期がはじまります。
学校がはじまるわけなんですが、読売新聞を見ているとおもしろい記事がありました。4月6日付の記事です。
「平日に学校が休める」
いったい、どういうことでしょう?
山口県が平日に年3日ほど学校を堂々と休める制度を導入するようです。
さぼることを助長しているように見えるのですが、実は違うようです。
児童や生徒が保護者の休暇に合わせて休みを取ることができるということです。
対象は公立小中学校、高校と特別支援学校です。
今日休むぞ!はさすがにダメで、事前に学校への申請が必要です。
申請すると欠席扱いにならず、休んで受けられなかった授業は自習で補います。
このような休暇を山口県では「家族でやま学の日」と呼び、4月5日の記者会見で山口県の村岡嗣政(つぐまさ)知事は「育児の楽しさや幸せを感じる機会を増やすことが少子化対策につながる」と述べています。
この制度、「ラーケーション」と呼ばれています。英語の「ラーニング」と「バケーション」を組み合わせたものです。
全国的にみると、愛知県が2023年度より導入しています。
愛知県は「ラーケーションの日」と呼んでいます。
愛知県も年3日まで取得が可能で、基本的に山口県と同じです。というよりかは、おそらく愛知県の取り組みを山口県が取り入れたのだと推測されます。
では、どうしてそのような取り組みをはじめたのか。
愛知県が発表しているものをみてみると、
・土曜日に働いている人は約45%・日曜日は約30%いる(総務省調べ)
・そのような人たちはお仕事が休みのときに子どもと一緒に学んだり活動することが難しい
ということではじめたようです。
そのような趣旨から、ラーケーションの日を取得する際は必ず保護者と一緒に行動を取り、体験や探求などの学びや活動を行うことが条件となります。
保護者と一緒に行動することにより何を学ぶのかがはっきりしないと、ラーケーションは認められない可能性が高いです。
また、いつでもOKではなく、学校側としてはラーケーションが不可能な日を設定しています。
愛知県ではラーケーションにふさわしい施設やスポットをインターネットなどで公開しており、積極的に取り組む姿勢を見せています。
このような取り組みって、なかなかいいのではないでしょうか。
特に、低学年のうちはいろんなものを観たり聞いたりして見聞を広めることにより、高学年以降にそれらが基礎となって学びが深まることが期待されます。
読解力のあるお子さまのなかにも、低学年のうちに見聞を広めたことがきっかけで力がついているお子さまを見かけます。
学校側の対応として、これはワタクシの勝手な憶測ですが、タブレットをはじめとしたさまざまな情報機器が学校教育に盛んに導入された結果、昔と比べて容易かつ柔軟に対応できるようになったのではないかと思われます。
具体的に言うと、ワーケーションで学校に来ていなかったときの授業をあらかじめ録画しておき、あとで見てもらうことなどは簡単にできることです。
コロナが猛威を振るっていた間に、それらの環境の整備が著しく進んだのです。
この文章を書いている時点で愛知県と山口県、都道府県単位以外だと大分県別府市や沖縄県座間味村なども行われています。
土日がお休みではない方はたくさんいらっしゃいますから、どんどん広がればますますお子さまにとっていい環境になるのではないかとワタクシは期待している次第です。
【お知らせ】
ワタクシ、新宿と大阪・十三を行ったり来たりしております。が、ときどき名古屋の教室にも顔を出して指導をすることにしました。
次回は2024年6月1日(土)午後6時~
お待ちしております。
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